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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】ギターウルフ×惑星(2005年2月号)-両者が惹き付け合ったのは必然だったのか

両者が惹き付け合ったのは必然だったのか

2005.02.01

 バンド結成前よりギターウルフを敬愛して止まなかったという惑星・岸田研二。以前より惑星という名前が印象に残っていたというギターウルフ・セイジ。両者が惹き付け合ったのは必然だったのか!? 2月19日に下北沢SHELTERで遂に実現する惑星×ギターウルフという強力な2バンライブ! それを記念して、RoofTop誌上で一足早く両者の爆音対談が実現! 隠されたロックの秘密が今、次々と明らかにされる!? (interview : 北村ヂン)

──この2バンドの付き合いっていうのはいつごろからなんですか。
 
岸田:もともとはボクが一方的にずっと好きだったんですよね。惑星自体も、ギターウルフのライブを高円寺の20000Vに観に行っていて、そこで偶然会ったメンバーで結成したのが始まりですから。
 
セイジ:田舎の高校の同級生と偶然に会ったんだよね。
 
岸田:その時ボクは、高円寺に行くのも初めてだったから、すごく早く着いちゃって商店街をブラブラしてたんですけど、そうしたらセイジさんに会ったんですよ。ホカ弁持って歩いてましたよね。
 
セイジ:本当!?
 
岸田:ボクは友達と行ってたんですけど、その子が声をかけて「がんばって下さい」って話して握手してもらったんですよ。そしたらライブ中に一緒だったその子がステージに上げてもらって、ギター弾かせてもらってて…だからすごい覚えてるんですよ。
 
セイジ:まあ、あの頃はライブの直前とかに弁当食えたけど、今は食えないなぁ…。あの頃よりライブが激しくなってるんじゃないかな、今は吐くもんね。昔のライブはそんなに動いてなかったし。
 
岸田:昔より今の方が動きが激しくなってるっていうのはすごいですよね。結構普段から、体とか作るために何か運動とかしてたりするんですか。
 
セイジ:イヤ、そんなダサイ事…。
 
岸田:(笑)。こう言う時は絶対やってるんですよ。
 
セイジ:ロックの秘密に触れちゃダメだよ。
 
──セイジさんの方は惑星の事をいつごろ知ったんですか。
 
セイジ:オレの方は…、惑星っていう名前が格好いいじゃない。だからずっと気にはなってたんだよね。しかも写 真とか見たら仮面ライダーかなんかやってる顔だし(笑)。
 
──ギターウルフのアルバムや曲にも「惑星」っていうキーワードは入ってきますもんね。
 
セイジ:うん。それで一昨年、北海道で初めて一緒にやったんだよ。
 
岸田:そうなんですよ。RISING SUN ROCK FES.で。
 
──憧れのギターウルフと…、念願叶ってっていう感じですよね。
 
岸田:ボクらの後にギターウルフだったんですけど、ボクらは終わってすぐにラジオがあったんで残念ながらライブは見れなかったんですけどね。でも、その会場の中を移動してる車の中で「セイジさん観てたよ」っていう話になって、やたら感激したのを覚えてますね。
 
──セイジさんはその時初めて惑星のライブを観たんですか。
 
セイジ:うん、格好よかったよ。それで、そのRISING SUNの後に「トーキョージェットナイト」っていうウチらの企画に、銀杏BOYZやJET BOYSと一緒に出てもらって…。
 
──結構RISING SUNでのライブが印象に残ってたんですか。
 
セイジ:そうだね。まあ、名前聞いた時から結構印象あったからね。…それで今回の2バンだよね。
 
──2バンでやるっていうのは、やはりイベントで一緒にやるのとはまた違うと思いますが。
 
岸田:やっぱり緊張しますよね。自分がずっと格好いいなって思ってた人たちと、今になって一緒にライブやれるっていうのは。ここまで来るのに10年かかったけど。
 
──対等な位置で一緒にやれるっていう事ですからね。
 
岸田:上がりますよね、そういうのって。
 
──今回の2バンは惑星のツアーの一環ということなんですが、ツアーの他の日も色んなバンドと一緒にやるんですよね。
 
岸田:ツアーは全部で30本くらいやるんですけど、DOPING PANDAとか、Radio Carolineとか、detroit7とか、…中には怒髪天の企画に呼ばれて行くのとかもあるんですけど。
 
──わりとタイプの違うバンドとも一緒にやっていますが、その辺はこだわりはなく面白そうだったら…という感じなんですか。
 
岸田:逆に、自分たち自体がジャンルがない所でやって来ているんで。いいなって思ったら誰とでも一緒にやるっていう感じですね。最近ではライブとか見に行くと、もう出て来た瞬間にいいなって思うか、アレーッて思うかわかっちゃうんですよ。もう出て来た時から人間性が出てるというか…。例えばセイジさんなんかは、いつ会ってもセイジさんだし。そういう人たちって格好いいと思うし、一緒にやっていきたいと思うんですよね。もちろん自分もそうありたいなって思うし。
 
──わりとジャンルとか関係なく、その人自体が出してる物にひかれてると。
 
岸田:そうですね。そういう意味ではセイジさんたちと比べると、自分たちって神経質過ぎるのかなって思う時もあるんですよね。
 
 ──それは音楽に対して。
 
岸田:それもあるし、バンドのあり方に対してとか…。妙に頭で考えちゃう部分があるんで。そういう時にセイジさんたちと話すと、ホント、感じたままに動くっていうか、初期衝動に忠実であるっていうのも必要だなって思いますね。
 

バンドは独裁!?

──惑星は普段の活動とかでも頻繁に話し合ったりしているんですか。
 
岸田:すごく多いですね。それがちょっとイヤでもあり、楽しくもあるんですけど。
 
セイジ:オレたちは一切話し合わないからね。
 
岸田:(笑)。ツアーしたり、セットリストとか決めたりするのも全然話し合わないんですか。
 
セイジ:いや、まあちょっとは「やりたい曲ある?」とか聞いたりもするけど、基本的には全部オレに任せてくれてるから。話し合ったりして色んな人の意見を聞きながらやると、思ってもみなかったアイディアが出て来る事もあっていいんだけど、あんまりそれをやり過ぎちゃうと変な方向行っちゃうし。主導権は自分で握っておかないと。…オレ、あんまり民主主義とか好きじゃないんだよね。
 
──独裁なんですか。
 
セイジ:確かに民主主義っていうのもいいんだけど、ある意味、独裁じゃないと良くも悪くも強烈なカラーっていうのは出ないような気がして。上手いこといけばいいけど、みんなで持ちつ持たれつってやってても出ないでしょ、そういうのって。だからウチの場合はそういう感じだね。要はオレが部活のキャプテンなんだよ。
 
──惑星の場合は誰かが主導権握って…みたいな感じではないんですか。
 
岸田:まあ、ある程度はボクがやってますけどね。すごく打たれ弱い自分がイヤなんですよ。周りから色々言われると気になっちゃって「何聞いてるんだオレ」って思って腹立ったりするんですけどね。
 
セイジ:そこで押し通さないと。
 
岸田:30代は独裁で行きます、ボクも! セイジさんが言ってることはホントよくわかるんですよね。持ちつ持たれつやってると、バンドって楽しいし、上手くて心地よい音楽にはなっていくと思うんですけど、そうじゃないでしょっていう。もう強烈な「コイツらどうなっちゃうの!?」っていうようなカラーは出てこないですよね。
 
──みんなの平均値取っていっちゃうとそうですね。
 
セイジ:まあ、強引に飛ばしていけばどうにかなるよ。その中でちゃんと一緒にやってくれるかどうかっていうのも、リーダーは気にしなくちゃいけないんだけど。強引にやっていく中で「バカじゃないのこの人?」って感じで笑いを取りながら(笑)メンバーを動かしていけばいいじゃん。
 
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