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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】フラワーカンパニーズ(2004年10月号)- 2004年の5大ニュース

フラカン、2004年の5大ニュース

2004.10.01

5.ニューアルバム『世田谷夜明け前』堂々完成

マエカワ:これが全13曲だけど、45分台という。昔から、曲が沢山入っとっても短く収められたらいいなと思っとったことがやっと現実に出来たかな。別に曲をわざと短くしたワケでもないし、短い曲ばっかり選んだワケでもないんだけど、結果的にこうなったのがちょっと嬉しいな。
 
──新しいアルバムが出来てどうでしたか?
 
鈴木:いいですよ、すごく。アルバムの出来もそうなんだけど、何しろ、時間がない中でやり遂げたっていう。これだけの曲を録った中で一番短い期間で仕上げなくちゃならないっていう事情もあったので。
 
──フラカンは曲があるからアルバムにしようじゃなくて、ここにアルバムを出すから曲を作るんですよね。
 
鈴木:そうじゃないと曲作らないよ。
 
マエカワ:俺らは1st2nd以外は全部そうじゃないかな。
 
鈴木:普段から思いついたり、いい曲出来たなっていうことはまずないから、俺は。形が見えた上で、よし次のアルバムはこうだっていろいろ考えてやるタイプ。詞とかも普段からいろいろ考えて書き留めるとかないから。
 
マエカワ:鈴木の性質上、新しいもの好きっていうのがあるから、例えば半年かけて100曲作っても、残るのが後半の20曲になっちゃうんだよ。そうなると前にすごくいいのがあったとしても、それが残らん場合があって。だから最近は短い期間でドンって作って、そこでいいやつをって。
 
──だから新鮮な感じでリリースされるんですね。
 
鈴木:どんどん曲を作る人もいれば、その期間だけ集中して──普段は閉じていて、吐き出し口がないわけ。普段吐き出すことってライブくらいでしょ。ライブのMCとちょっとしたコラムとかそれくらいしか考えることないから、あとはもう受け入れるだけで。テレビ見たり映画見たり、音楽聴いたり。全部情報を 受け入れて──それでなにげに遊んでいるような毎日の中でかき回されてて熟成されたものが、アルバムを作らなきゃっていうときにぱっとひらいて。これが 多分俺の一番いいサイクル。
 
──それが一番やりやすかったりするっていう。
 
マエカワ:そうだね、特に最近自由度が余計増したじゃんね。自分らでやっとるから、ライブやりてぇなって言うときは新曲のことも考えずにとにかくライブだけやったり。今のこういう作り方がいいのかもしれない。
 
──今回のアルバムはトータル性っていうより1曲1曲立っている感じがして。
 
マエカワ:そうそう、60年代、80年代のアメリカとかイギリスのシングル全盛期のそれを集めたアルバムのような感じがするんだよ。そういう意味ではカラフルな感じがするんだよね。
 
──聴いてて聴きやすいんですけど、明るいんですけど、めちゃくちゃ暗いですよね?
 
鈴木:どっちだよ(笑)。
 
──いや、あの明るくて聴きやすいって思うんですけど、何度も聴いていくと暗いかもって。
 
鈴木:そうか?
 
マエカワ:やっぱり暗いんだよ、鈴木っていう人間が(笑)。あれだよね、暗い明るいっていうのがいい悪いでもないんだけど、表裏一体しとるよね。そのへん鈴木圭介節が炸裂しているよね。
 
鈴木:ぱっと聴きこれ、ポップじゃない。ポップって言葉もなんだけどさ(笑)。
 
──ええ、ポップな印象ありますよね。で、歌詞をいただいたので見ながら聴いていたら、あぁ~と思って。
 
マエカワ:やっぱりって(笑)。
 
鈴木:まぁ、それはしょうがないよね。
 
──いやいや、でも、それも魅力ですから(笑)。と、5大ニュースで進めてきましたが、まだ今年もありますので、残り2ヶ月についても少し。
 
マエカワ:もちろんシェルター2daysでこの5大ニュースを塗り替えるライブだよね。ここの2daysは新旧多いめちゃくちゃ久しぶりにやる曲もある し、新しい曲もやるから。2daysにするっていうのはやっぱりやりたいことが多いから。シェルターは楽しみです。
 
──シェルター後の予定はいかがですか?
 
マエカワ:残り2ヶ月はシェルターから始まってのツアーしかないからね。
 
鈴木:レコーディング終わったから、この新曲をどう転がしていくか、それが楽しみだね。
 
マエカワ:そうだね。やっぱり今聴いてみて、ライブではここをこうしようとか自分でもあるし。
 
鈴木:まだ生まれたてだから、立ってないからさ。それをちょっとずつこう一人立ちさせていかなくちゃ行けないわけじゃない? そうするとこう、曲の特性がそこでやっと分かるっていう。
 
マエカワ:お客さんの反応もあわせてね。
 
鈴木:ライブでこいつは輝くんだなとか。
 
マエカワ:いまいちだなとか(笑)。
 
──この子供達をどうやって育てていくかっていう。
 
マエカワ:それが楽しみの一つだね。
 
鈴木:人前でこいつはきちっとやれるやつなんだなって。
 
──楽しみですね。では残り2ヶ月と来年3月までが15周年ということではありますが……
 
鈴木:15周年(笑)。長いなぁ~。
 
マエカワ:それよりも来年はね、一応、フラカン全員“年男”っていうのを売ろうかな。
 
鈴木:同い年だから。
 
──いいですね、ネタが尽きなくて(笑)。
 
マエカワ:来年はそれで売ろうと思うから、それも書いておいて(笑)。
 
──はい。来年は年男として。
 
マエカワ:なんか祭りがあると思うから。酉繋がりで。
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