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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】ASSFORT(2002年3月号)- 一辺倒なハードコア・サウンドの枠から突き抜けた新境地

一辺倒なハードコア・サウンドの枠から突き抜けた新境地

2002.03.27

 とことんパンクにこだわり抜き、独自の世界観を獲得した『FREE PUNK CUSTOMIZE KIT』から1年。ASSFORTの2002年は怒涛のリリース・ラッシュで幕を開ける。最新マキシ・シングル『THAW!! THAW!! THAW!!』『SORE SORE SORE』の2枚は、ハードコア・パンクの枠に飽き足らず、貪欲に異分子要素を吸収して進化を続ける彼らの今が真っ直ぐ音に刻み込まれた力作に仕上がっている。来たる4月のシェルターでのワンマンでは、留まることを知らない彼らの矜持を感じずにはいられない堂々のステージを見せつけてくれるはずだ。そんな快進撃の一途をたどる彼らを、先日行われた〈BILLY'S vs SEARCH~新宿ロフト頂上決戦〉出演直前の楽屋にて直撃した!
(interview:椎名宗之)

ジャンルの境界線をなくしていきたい

──2月に出た『THAW!! THAW!! THAW!!』と今度の『SORE SORE SORE』の収録曲は、同時期にレコーディングされたんですか?

MASATO (Ds):いや、『THAW!!~』を録り終えて、スタジオで「ああしよう、こうしよう」って皆で話し合ってからレコーディングに入ったんですよ。この2枚は全くの別物にしたかったんです。

真也(B):意識してかなり分けとるね。『THAW!!~』のほうはストレートなロックっぽい感じやし。

YSK (G):『THAW!!~』も新作ですけど、もう『SORE SORE SORE』の作業に入ってるんで、今はそっちのほうに結構意識が向いてますね。昨日マスタリングが終わったところで、『THAW!!~』とはまた違うものを狙って…その狙いは外してないんじゃないかと思いますよ。

──『SORE~』のほうは多分にインダストリアルな風味の曲もあれば、ハード・ロック然とした佇まいの曲もあるし、明らかに新機軸が打ち出されてますよね。

MASATO去年のアルバム(『FREE PUNK CUSTOMIZE KIT』)を録り終えてから全国ツアーをやったり、いろんなバンドと対バンして影響を受けたこともあったから、だいぶ『FREE PUNK~』とも違う仕上がりになってると思う。これからもどんどん進化していくと思うし。

YSK :自分らでやる企画は本当に好きなバンドしか呼んでないし、刺激を受けるのは当然だし、凄く糧になってると思いますよ。

MASATO対バンを通して得た刺激なり、バンドが進化した部分が結果的に今回の音に出てるのかなぁとは思う。意識的にそうしたわけじゃないけど。

YSK :音楽的なことより、むしろ姿勢とかの面で凄い影響を受けてるかな。そっから出てきた音なんで。変化は確実にしてますね。

MASATOそこは意識して作った。

YSK :『THAW!!~』も『SORE~』も、出来には凄く満足してますよ。

──この勢いに乗って、フル・アルバムをリリースする目論見は?

MASATO出したいなとは思います。でも今は曲がないので(笑)。

──自主企画されてるイヴェント〈SPACE TRIBE〉の趣旨について改めて教えて頂けますか。

MASATOハードコアでもパンクでもカッコいいバンドは一杯いるし、ジャンルの境界線をなくしていきたいんですよ。それが一番の目的っていうか…ま、単純にやってて面白いしね。

──頂いた資料によると、“シーンの平等、そして共存を謳う”とありますが。

MASATO俺もそんなにいろんなシーンを見てるわけじゃないけど、何となく同じジャンル同士で変に凝り固まってるのかなと思うところもあるし、いろんなバンドを呼べるなら、枠に捕らわれずにやったほうが面白いと思うんですよ。普段ハードコアばかり聴いてるかっていったら、決してそうじゃないでしょ? いろんなジャンルの音楽が好きなわけだから。それはライヴをやるにも同じ。

──皆さんはかなりのヘヴィ・リスナーでいらっしゃると思うんですけど、ハードコア以外でお好きなジャンルはどの辺になるんですか?

MASATO俺は…ヒップホップとか。

YSK :ディープ・フォレストとか、あの辺好きですよ。

真也:俺はレッチリかな。

440 (Vo):最近だとブラック・キャッツですね。

──ブラック・キャッツは去年辺りから再評価されてますよね。

440:ですよねぇ!? 毎日かけてるもん!

──そういうジャンルの要素が、今後ASSFORTの音に表れる可能性はありますか?

YSK :勝手に出てくるもんだと思うんやけど。

MASATO自分たちの中では、“そういうつもり”みたいな部分もありますよ(笑)。

真也:僕の書く曲はかなりそういうのを意識してるつもりなんですけど、メンバーに聴かせると全然違うらしくて。僕の中では「思いっきりダムドっぽいな!」と思って作った曲でも違うらしいですよ、この人たちには(笑)。

────MASATOさんがASSFORTと並行して活動されてるROSSOについて訊きたいんですが、川村かおりさんやモトアキ(SOBUT)さんと組んでるSORROWとはまた別のユニットを組んだいきさつは?

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