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トップインタビュー【復刻インタビュー】De+LAX(2002年1月号)- 次を見据えた上で、今までの足跡を確認する

【復刻インタビュー】De+LAX(2002年1月号)- 次を見据えた上で、今までの足跡を確認する

2002.01.15

 独自の世界観を追求し、唯一無二の存在感を放ち続けるDe+LAXのベスト盤が発売された。さらに1月からは3ヶ月連続のマンスリーライブが行われるという。
新たな行動を起こし始めたDe+LAXにインタビューを行った![interview:北村ヂン]

一回De+LAXを総括しておこうみたいな感じ

──11月にベスト盤がでましたが、聴いたら絶妙な選曲って感じがしたんですけど、収録する曲とかはメンバーで選んだんですか?

高橋:いや、あれはメンバーは全然タッチしてなくって、当時制作に携わったスタッフ達が選んだんですよね。やっぱりメンバーが選ぶとなると、これもいい、あれもいいってなってメチャクチャになっちゃうから。客観的な意見で選んでもらった方がいいんじゃないかな。だから俺たちが聴かせたい曲というよりは、ファンの立場から聴きたい曲を選んだって感じじゃないですかね。

宙也:逆に皆はこういうのがベストだと思ってるのかっていう発見もありましたけどね。

高橋:聴く方からするとわかりやすいと思うよね。

──なるほど、それで1月から新たな試みとしてマンスリーライブが始まるわけですけど。これはやっぱりベスト盤が出たことと連動して、今までのDe+LAXのまとめ、みたいな感じなんですか。

高橋:どっちかというと12月1日に渋谷(Deseo)やったライブはその意味もあったんだけど。まあ、それを機に一回De+LAXを総括しとこうみたいな感じですよね。

宙也:二年前に再結成して、事務所に声かけたらレコード会社決めてくれてって形でやってたんだけど、そのまま両方ポシャッちゃって。最近は僕らだけでインディペンデントな状態でライブをしてたんですけど。風の噂で前のレコード会社からベスト盤が出るってことなんで、ライブを入れたんですよね。どういう形であれ、再結成したからにはDe+LAXとして続けてこうという意志はあったんですけど、なんだかんだで皆忙しくてなかなか動けなかったんで、ベスト盤がいいきっかけにはなりましたね。

──マンスリーで3ヶ月に分けて80年代、90年代、2000年代って感じでやっていくわけですが、それぞれその年代の曲だけでライブを構成していくんですか。

高橋:まあ、どうしても外せないお約束の曲とかもやっぱりあるんで、そういうのは入れつつも。ニュアンスとか流れはその時々の感じで。

宙也:総括って言っても前の形を完全に再現するのは無理だし、あんまり意味もないと思うんで。次を見据えた上で、今までの足跡を確認するっていう意味合いですね。

カウントが始まれば歌える

──曲自体は昔に作った物でも演奏は現在の解釈でやっていく、みたいな感じですか。

高橋:昔作った曲でも、今演奏したら自然に今の音になってるからね。……テンポが落ちただけかな?(笑)

宙也:テンポが落ちただけでは無いというところも確認しあわないと(笑)。でも、曲をちゃんと覚えてるかな~?

高橋:結構スポーンと抜けてる曲もあるよね。でもイントロ聴けば思い出すでしょ(笑)。カウントが始まれば歌える、みたいな。

宙也:今聴き直して結構びっくりする曲もあるよ。「こんな歌詞書いたっけ?」とか。

──やっぱりこのライブやるに当たって今までの音源を聴き直したりしてるんですか。

高橋:そりゃもう必死で!(笑) 最初のアルバムなんか13年前とかだもんな。曲もなんだかんだで100曲近くあるだろうし。

宙也:最近聴き直してみても思うんだけど、すごい洗練されたアレンジだなと思うんですよね。今やっても全然レトロじゃないし、新鮮でもあり、鮮烈でもあり。まあ、当時は変態っぽいロックンロールとか言われてたけど。楽曲としてはすごく完成されてるなっていう感じはしますね。

世界に対して言いたいことはあのころから何も変わってない

──今回のベスト盤を聴いても思ったんですけど、かなり時期的に離れた曲が一緒に入っているのに通して聴いても違和感を感じないというか。やっぱりバンドとして常に一本芯が通っているからこそ、時代に関係なくありつづけるんでしょうね。

高橋:まあ俺たちが集まって、さあやるぞって合わせたら自然とああなっちゃうんで、本当に素のままなんだろうな。だからこそ古いも新しいもないんじゃないかな。

宙也:自分で言うのもなんだけど、言葉とかも古くないっていうか、今でも全然歌えるしね。

高橋:これちょっと今言えないよなっていうのはないよね。反対に今歌ってこそって思える様な曲もあるしね。

宙也:「WAR DANCE」なんて、逆に世界に対して言いたいことはあのころから何も変わってないのかっていうくらいだし。この間とかも、今こそ歌うべきだって思ってたんだけど、ああいうリアルな言葉ってのは、リアリティーがあるからこそ今だに完璧には歌えないなっていうのがあって。歌を消化して飲み込めないくらいリアリティーがあるってことなんだけど。そういうのってドラムとかにもあるの?

高橋:もっとこうなるんだろう、みたいに思うことはあるかもしんない。俺なんかは詞と曲と両方ちゃんと聴いて叩くから。譜面もらってその通りに叩いてオッケーっていうもんじゃないからね、バンドっていうのは。

──アレンジをいじくるんじゃなくて、精神的な部分で楽曲が変わっていく余地がまだあるということですか。

宙也:そうですね。それで、それを一番出せるのがやっぱりライブなんだと思うんですよ。以前一枚だけライブ盤を出したことがあるんだけど、今聴くとテンポもバラバラだし、音程も外れてたりするんだけど、一番くるものがあるんだよね。「WAR DANCE」とかすごいもんね。

高橋:鬼気迫る物があるね。

宙也:なんか、全員の怒りみたいな物を感じるよね。そういう一瞬一瞬のものを今度のライブでも感じて欲しいよね。

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