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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】PAPPYS(2001年11月号)- キャッチーであるっていう事はとても大事だと思う

キャッチーであるっていう事はとても大事だと思う

2001.11.09

[interview : 北村ヂン]

地獄で燃えとく

──まず最初にジャケットなんですけど。前回の場合、わりとアストロエイジって感じだったじゃないですか、今回もまた強烈ですね〜。

SUE:今回は地獄って感じで(笑)。

KANA :角と尻尾を私がハロウィン用に縫って作って置いたのがあったんですけど、これ何かに使いたいねって言っていたら、洋服を作ってくれる人がワンピースを作ってくれて、それを合わせてみたらどうもああいう風になってしまったという感じですね。最初からああしようと思ってた訳じゃなくて、本当はPOISON IVYみたいな感じにしたいなと思ってたんですけど、顔が和顔だし、体型も違うんで……。

SUE:すごいお姉系だよね、今回は。

──もしかして、ジャケ写先行でタイトル決めました?

KANA :そうです! 出来上がりの写真見て「これはもう地獄で燃えとく?」みたいな。

SUE:ある意味地獄(笑)。

──PAPPYSってライブでも色んな衣装着てますよね。

SUE:うちら衣装持ちですから。

KANA :最近毎回違うよね。

SUE:いつも一緒だと飽きちゃうんで。

──衣装代なんか、かなりかかるんじゃないんですか。

SUE:結構安いのばっかり買ってますからね、一着300円とか400円とか、安いと100円のとかもあるから。

KANA :安い既製服を買ってきて、ラインストーンとかヒモとかキラキラをつけてカスタマイズをするんですけど、その飾りの方が高くつくくらいで。まあ、あんまり服代はかかんないですね、MAD3みたいに10万の革ジャン着たりしないから。

ライブと音源は全く違う物っていう感覚

──サウンドの話になりますけど、曲自体はジャケットとかタイトルの「地獄」イメージとは全然違ってすごいポップですよね。

KANA :実はそのギャップをねらってみたんですよ、……ウソだけど。

SUE:今回もしジャケ買いした人がいたら「え〜〜っ」て思うかもね。

KANA :ジャケ買いするかな〜? まあ、意外性を楽しんで欲しいですね。

SUE:曲はいっつもポップだよね、インストくらいかな、ガーッとやるのは。

──ほとんどアルバムのために作った新曲なんですか。

SUE:昔作った曲から新曲まで幅広くですね。ファーストの時は割と元気いい感じの曲を入れたんで。今回はその時余ったヤツと新曲ですね。

KANA :余ったヤツって言っちゃダメでしょ。ファーストに入りきれなかった魅力的な曲をね! やっぱりそのままお蔵入りにしちゃうのはもったいなかったんで、改めて録り直しました。だからもしかしたら、今まで聴いててライブとかにも来てる人たちからしたら「今またこんな曲やるんだ」って思うかもしれないし、もしくは最近聴き始めた人は「PAPPYSこんな曲あったの?」ってビックリするかもしれないね。

──PAPPYSってライブだと「ガーッ」って感じの豪快なイメージなんですけど、音源の方はそれに比べると大分洗練された音になってますね。

KANA :私たちはライブと音源は全く違う物っていう感覚なので。ライブでやってて激しく聞こえる曲も、音源になるとポップでキャッチーになってると思いますね。

──それはあえてそういう風に変えてるんですか。

KANA :やっぱりわかりやすいっていうか、キャッチーであるっていう事はとても大事だと思うから。

SUE:その点、ライブってある意味音出てればいいみたいな感覚ってあるじゃないですか。他にもアクションだとか色々な要素があるんで。逆に人の前でわざわざやるのに丁寧にこじんまりやられても、って思いますからね。だからやっぱり音源とライブは違うっていう感覚が自分の中ではありますね。まあ、本当はライブでもうまくやることに越したことはないんだろうけど。

KANA :もちろんCDにもライブ感は必要だと思うけど、やっぱりそれだけだと何年も聴くに耐えないものになっちゃうと思うしね。

SUE:ある意味そういう前回の反省点を生かして今回のアルバムが出来てると思います。

──まあ音源ってずっと残る物だし、色々なシチュエーションで聴く可能性がありますからね。

KANA :そうそう、買った人にも後々まで聴いてもらえるものを作りたいですからね。だから音源はイキオイだけじゃダメかな〜と。ライブはイキオイだけでいいんだけど。

SUE:いいのかな〜?(笑)

──-レコーディングってどれくらいの期間で録ったんですか。

KANA :実は、去年の11月から録ってたんですよ、かなり長い時間をかけて。まあその期間ずっと録ってたわけじゃないですけど。

──長い期間をかけて録ったって事で、曲とか練りに練ったって感じですか。

SUE:いや、いつも通り普通にですね。昔やってた曲とか、普段ライブでやってる曲を録ったんで、そんなに細かい所まで練ったりもしないで、なるべくライブ感覚に近いけど、音はきれいにって感じで。

KANA :というか曲練った事ないよね。

SUE:練ると逆におかしくなったりもするし。テストとかで、最初に書いてた答えが当たってたのに、考えすぎて間違えちゃうみたいなのと同じ事で。

KANA :その例えはちょっとちがうんじゃ? でもヘタに練るより、シンプルに作りたいっていうのはありますね。

──変に小難しい曲より、シンプルで単純なんだけど格好いいっていう曲を作るのって逆に難しいですよね。

KANA :うん、同じテーマが何回も繰り返すというよりは、一回の印象的なフレーズで勝負っていう曲の方が好きですね。私達って3人っていう最低限の編成だし、曲の方も全然難しいことはやってないし。意図せずそういうところに行ってるのは嬉しいですね。でも、曲が短すぎる気もするけど。

SUE:長すぎるより、短すぎる位の方が気持ちいいよ。

──今回も14曲入って30分くらいですよね。

SUE:30分もいってないですね、29分ですから。

KANA :こんなに入れたから結構いってるだろうと思ってたのに、マスタリングし終わってみたら29分でガクーンって(笑)。まあ、大抵の曲が一分半だもんね。

SUE:難しい展開は覚えられないんで(笑)。

女だらけのライブやります!

──11月24日、SHELTERでPAPPYS presentsの第二弾ってことで……。

SUE:女だらけのライブやります! 出るバンドもDJも全部女の子です!

──やっぱり女の子バンドである事に対してのこだわりっていうのはあるんですか。

KANA :いや、むしろ昔は女の子バンドって呼ばれる事に対して反発がありましたね。まあ、最近はそうでもないけど。今回女の子ばっかりでやるっていうのは、こだわりっていうよりは単純に面白そうだったからですね。女だらけってあんまりないじゃないですか。男だらけっていうのはよくあるけど。

──SHELTER、LOFTなんかはいつも男だらけですからね。

KANA :そこであえてSHELTERでそういうのやったら面白いかなってことで。

──それでステージは女だらけなのに、客席がむさ苦しい男だらけだったらブルーですけどね。

KANA :(笑)まあ男も女も遊びに来て下さい!

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