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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】NONSTOP BODY(2001年11月号)- 一緒に「Oi! Oi! Oi!」って声が帰ってきて、応援してくれている気持ちが伝わってきた

一緒に「Oi! Oi! Oi!」って声が帰ってきて、応援してくれている気持ちが伝わってきた

2001.11.09

狙って集めたという訳じゃない、偶然って素晴らしいね

──韓国ではPUNK BANDがそれほど多くないって聞いてますが。

Eun-sun:そうですねぇ。ハードコアのバンドは多くなってきているんですけど。でも、NON STOP BODYは女の子だけのバンドということで、もっと珍しがられているかも。私たちは全くそんな気はないんですが。

Asher:そうですね。ハードコアのバンドで男女ごちゃ混ぜっていうバンドは最近、増えてきているんですよ。他のジャンルはあんまり知らないんですが、韓国の女の子バンドで、ジャンルがPUNKでいったら私たちだけなのかもしれないですね。

──日本で女の子バンドっていって、バリバリ成功しているのがロリータ18号で。その他、しかもPUNKっていったらあんまり思い浮かばないんですけどね。NON STOP BODYを結成するのに、メンバーの性別に関して考えましたか? 偏見なのかもしれないけど、韓国の女の子ってあんまりロックのクラブで見かけないなって思って。

Asher:そうなんですね。大抵は男の子ばっかり。だからNON STOP BODYは自然と結成したような感じ。今のメンバーっていっても、普段の生活、周りにいるということで、この3人しかいなかった(笑)。しかも音楽的なこととか好きなモノとか、気持ちの部分とか、すごく共通しているんですよ。これはバンドをやる上で大事な事だと思うんです。3人が集まってバンドとにかく結成して、で後から気がついたの、女の子だけのバンドって他にはあんまり見あたらないんだなって。

Eun-sun:狙って集めたという訳じゃないのね。結果的な事。でも、すごく楽しい! 偶然って素晴らしいね。

──そうね。その偶然が今回のような結果を呼ぶんですね。また偶然アジアで唯一の女の子のレーベルの木村さんと出会って。NON STOP BODYのデビュー作がリリースされてね。

Asher:そう。なんだか決まっていたかのような感じにも思えるんだけど。すごく感謝してます!

木村(ベンテンレーベル):アジア・ガールズバンドの構想は元々自分の中にはあったんだけど。今回NON STOP BODYを知るきっかけもね、GMCっていう韓国のハードコアのレーベルのイベントのヴィデオを見て。そこに彼女たちもちょこっと出演していたのよ。それ見てなんですよ。??会いに行ったの。リリースを決める段でもデモテープもなんにもなくって。これは行ってライブ見るしかないなってね。

──なんかしら、流れというか、ジグソーパズルがどんどん出来上がっていくかのような瞬間ってありますよね。「TURN OFF!」ですが。これは記念すべき初音源ですよね。

Asher:レコーディングもなにもかも初めてで。とにかく緊張して緊張して…。ものすごく疲れた~っていう感じなんだけど、すごくすごく嬉しかったんですよ。

Yoon-Hee:私も。

Eun-sun:ホント、私も!!(笑)

──結構大変だったみたいですね。そんな初音源が日本で発売される想いってどんなかんじですか?

Asher:すごく信じられない~!! 韓国で自分たちでCDを作るとしても、韓国全土のレコード屋さんには並ばないでしょう。本当に手作りみたいなモノになると思うから。でもこの私たちのアルバムが日本全国のレコード屋にあるっていうことは、すごく嬉しい。素直な気持ちから。

Eun-sun:韓国でアルバムを出すことは難しいんですよ。だから夢みたい。

木村韓国にはそれほどインディのレーベルが多くないんですよ。

Asher:そう。代表的なものだとさっきのライブハウスがやっているの「DRUG」と、今年のFUJI ROCK FES.に出演したNO BRAINが自分たちでやっているものがあるくらいでしょうね。

──でもそれは逆にレーベルを作るチャンスですね! だってベンテンレーベルっていうお手本みたいなレーベルがNON STOP BODYにはあるわけでしょ。大変だとは思いますけど。

木村そうそう!! 女の子のレーベルね!

Asher:まず韓国の女の子のバンドが増えないとね。後は私たち自身ももっと韓国でも有名にならないとダメですね(笑)。

一緒に「Oi! Oi! Oi!」って声が帰ってきて、応援してくれている気持ちが伝わってきた

──ライブを見せてもらって。Asherの声が文字通り無くなっちゃうくらいのライブを見せてくれて。なんかすごく感動したんですよ。

Asher:まともに声が出ない状態でも、お客さんがすごく助けてくれて。暖かいなって思いました。韓国でライブをするときにも感じるんですが、「気持ち」が伝わってくるんです。それが日本でも出来てホントに楽しかった。遊ぶ気持ちってありますよね。そういう「気持ち」が伝わってくると、やってる私たちもすごく楽しくて。一緒に遊んでいる感じがすごくいい。

──みんな一緒になれたかんじでしたよね。国の違いとか関係なくて。

Asher:それは嬉しかった。応援してくれている気持ちがすごく伝わってきたんです。一緒に「Oi! Oi! Oi!」って声が帰ってきて。気持ちがよくって、がんばることが出来たんです。

──がんばりすぎて声はどっかに行っちゃったんですね(笑)。

Eun-sun:Asherは大きい声で歌いすぎ~!! 喋りすぎ~!!

感謝の心をバンドにぶつけて来る感じ

──日本のお客さんはどうでした?

Asher:バンドに対してのrespectを常に持っている気がします。それはSTUFFにも言えますね。感謝の心をバンドにぶつけて来る感じ。ライブ始まるまえから終わった後でも、日本人は親切な人が多いなって思います。韓国ではそういうことはなくて、あそこがダメだったとか批評して来るんですよ。それはどんなに有名で大きなバンドでもそういわれるんですよ。

Eun-sun:韓国では多分、お客さんが一番偉くて、CLUBがその次に偉くて、バンドはその下いうスタンスがあって。お客さんの数もCLUBの数も少ないから、バンドは見てもらう、やらせてもらう感じなんです。

Asher:だからバンドはCLUBに気に入ってもらおうと必死なんですよ。それに比べたら、日本のCLUBはいい環境だし、親切でびっくりしました。

──日本はCLUBは沢山あって、そういう高慢な態度でCLUBなりLIVE HOUSEを経営することは出来ないですよ。一店一店が店のカラーだったりスタンスを明確にして他店との区別をすることが大切で。でも、韓国でもバンドとお客さんが、今よりも増えてきたらCLUBもふえるんじゃない。必然的に。

Asher:韓国の文化がまだライブにお客さんを向かわせるには至ってないんですね。だからすごく難しいかもしれないけれど、私たちはまだまだだけど、少しづつがんばろうって思ってます。これからですね。

NONSTOP BODY

KANNKOKU の3ピースOi-PUNKガールズ・バンド。2000年結成。
韓国語でOiの発音はキュウリと数字の5,2が同じらしい、、、。
Eun-sun(ウンソン):ボーカル、Asher(アセル):ベース、
Yoon-Hee(インゾ):ドラム。

 

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