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・雑談天国】第二回ゲスト:増子直純(怒髪天)

【新・雑談天国】第二回ゲスト:増子直純(怒髪天)

2018.10.14

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“宇宙一のシジミ汁”事件

【デリケートな話題ばかりなので吉田豪が質問したメインパートは全てカット!】

吉田豪(以下:豪):では、お客さんの質問いきます。「ギターウルフ、セイジさんのイイ話が聞きたいです」。

増子直純(以下:増):あ、阿武(あんの)君の? イイ話いっぱいあるよねぇ……。ま、“シジミ汁、大変だった”っていう話はあるけどね。

シジミ汁?

彼、松江(島根)が実家でね。オレらが松江でライブするって言ったら、「ライブ行く」って言い出して。「いやいや、いいよ。わざわざ来てくれなくても」って言ったんだけど、「いや、どうしてもね、松江でやるって言う時に、俺がいないと、ダメでしょ!」みたいなことを言われて(笑)。

ダハハハ! どういう責任感なんですか!

「あぁ、じゃあ分かりました」って言って、“ホントに来るのかな”と思ってたら、当日、いるんだよ。もうちゃんとサングラスかけて、革ジャン着て(笑)。

いつもの正装で(笑)。

で、盛り上がって。ホントはツアーで次の日も移動があるし、打ち上げはしないつもりだったんだけど、「打ち上げ、オレに任せてくれないか! 松江はオレの街だから!!」って言うもんだから、「分かりました」って。まあ普通の居酒屋だったんだけど(笑)。

打ち上げをアテンドしてくれて。

そこ行って飲み食いした後に、もう結構飲んでも、まだガンガン飲むんだよ。で、「よし! 俺はね、みんなに、明日の朝、宇宙一のシジミ汁を飲ませたい! 松江のシジミは、最高だ。宇宙で一番。その中でも一番なのは、ウチの実家だ。ぜひ、来てくれ。振る舞いたい!」って言うから、「分かりました。明日行きます」って、朝の7時(笑)。

それだけ飲んでるのに(笑)。

そう、朝7時に、俺らの宿にドンドンドン! って来て、「今から行くぞ! すぐ用意して出ろ」って言われて、あぁ、もう眠い。だって、ライブやって、飲みに付き合わされてだよ。で、機材車で行ったら、阿武君の実家が、住宅街の丘の上みたいなところにあるわけ。

はいはい。

で、入ったらさ、お母さんいて、壁に手書きの電話番号表が張ってあるの。“セイジ:03-XX……”みたいに書いてあるわけ。それ見て、“やっぱりお母さんなんだなぁ”って思って(笑)。しかも、ギターウルフのポスター貼ってあってさ。

いい親子関係で。

で、「さぁ! シジミ汁を! ウチのは最高だ! 内々だから、さぁ、飲んでくれ!」って言われて、「じゃあ、いただきます」って言って飲んでたら、お母さんが「朝来るって聞いたから、朝ごはん作っといたよ」って言ってくれたの。「いろんな松江名物のモノを」って。そしたら阿武君が、バッ、っとお母さんを制して「メシはいらない!」……いや、いるよ! いるから!(笑)。

ダハハハハ! シジミ汁に専念してくれ、と(笑)。

メシ頼むから食わしてよ! おかずも、もう見えてんだから!

わざわざ作ってくれてるのに!

作ってくれてんのよ! でも「メシはいらない!」って言い出して。「いやぁ、でも阿武君、オレ、メシ食いたいんだけど」って言っても、「ダメだ! 今日はシジミ汁だけだ!」って。マジかよ! っていうさ。で、シジミ汁だけ何杯も飲んでさ、メシは結局ナシよ。

酒を飲んだ後のシジミ汁は確かにいいだろうけど(笑)。

作って並んでるおかずも、お母さんが「本当にいいのかい?」って聞いても、「いいんだ!」って(笑)。いや、俺らはよくないんだよ、食べたいんだけどさ、ホントは。でも、シジミ汁だけ飲んで、「どうだった?」って聞かれるから、「おいしいです」って言ったら、「そうだろう!! ……じゃあ、もう帰ってくれ」って、それで帰らされて(笑)。

ダハハハ! それだけ!

なんだよ、おい、っていうさぁ。すごいんだから、シジミが。「ウチのシジミは違うんだ!」って言ってたよ。

おいしいのは間違いないんですね?

メチャクチャうまいけど、「この大きさを見てくれ」って言うわけ。そう言われても、俺らはそんなにシジミを見てないから。そりゃあ飲むこともあるけど、そんなに分かんないんだ、シジミの大きさなんて(笑)。

セイジさんといえば、そんな思い出(笑)。

セイジさんのサングラスを取りたい

あと、もうやめたけど、U.Gがギターウルフに入った時の話があって。阿武君はサングラスを絶対はずさないから、薄いサングラスの時はあるけど、とにかくサングラスはずさないから、U.Gが「絶対にサングラス取ったところを見てやる!」って。

気になりますからね(笑)。

で、ツアーで、フェリー乗る時があったの。その時にフェリーの中の大浴場に行ったんだって。ザッパンザッパンすっごい揺れるフェリーの大浴場。そこ行った時に、阿武君が風呂に入ってくるのが見えたんだって。で、U.Gは、「よし来た! これは見れるぞ!」と思って。

風呂は最大のチャンスですよね。

それが夜中だったんだって。“多分見られたくないから、夜中にきたんだな”とU.Gは思って。で、そーっと近づいて行ったんだって。でも近づいて見たら、サングラスかけたまま風呂入ってて、“おい、マジかよ!!”って(笑)。

ダハハハ! 幻想を守るなー(笑)。

「サングラスはずさないの?」って聞いたら、「これは、はずさない」って。でも顔を洗う時どうすんのかと思ったら、サングラスかけたままで洗ってたって言うからね、マジで(笑)。

本物ですよ!

で、U.Gは“これはもう、絶対にはずしてやろう”と思って、「サウナで我慢比べしよう」って言って。

あぁ、仕掛けてね。

そうそう、仕掛けて。もう絶対、サウナでグダグダになって、サングラスはずすだろう、と。

暑さで限界になって。

でも、阿武君もギリギリまで粘って、もうぶっ倒れたんだって、水風呂の所で、バターン! って、倒れた時に、両手でサングラスだけ押さえて、下は丸出しだったって(笑)。

ダハハハ! 守るのはそっちだった(笑)。

ガシーッとサングラスだけ押さえて(笑)。

下を隠そうっていう感覚は、もうないわけですね(笑)。

そう、無い! もう、全部、下出したまま、サングラスだけガシーッと押さえて。その時にU.Gは“これは男だ。もうこれは、サングラスはずすところは見れないだろう”と思ったってね。「まあ、他のモノは見たけど」って言ってたけど。さすがだよね(笑)。

矢沢永吉伝説

他にバンドなり何なりで、“この人、人間としてデカいなぁ”って思った人はいますか?

それはもう、永ちゃんとかね(尊敬の念をこめて、あえて永ちゃんと呼ばせて頂きます)。

あぁ~! それは確実にデカいです!

いや、半端ないよ! だってもう、モノマネの人にしか見えないんだもん。永ちゃんすぎて(笑)。

なんか最近、完成度が高まってますよね(笑)。  

そうそう、自分のモノマネ見て研究してるんじゃないの? ってくらい、永ちゃんだったの。(YAZAWA風の身振りとで口調で)「あぁのさぁ~」って言うからね(笑)。

ダハハハハ! 動きと表情だけで、もう100点なんですよね。

そうそう。しかもライブもスゴいしさ。で、やっぱりチャーミングだよね。あと、キレどころが分からないっていうのもイイね。相手に妙な緊張感を与えられるから。いや、すごいんだよなぁー。

哀川翔さんと初めて会った時に、握手したまま30分、お互い睨み続けたって話が大好きで(笑)。

なに考えてんだよ(笑)。

昭和の漫画みたいだなあと思って。

すごいよねぇ。でも、ホントにそういう人知を超えた人っているからね。ああいう人はやっぱり最初から違うんだろうな。

永ちゃんも、インタビューする度にホント思うんですよ。ドンドン田中邦衛に近づいてるなって(笑)。

あぁー、それはあるかも知れないね。

動きとか表情とか。

結局ああいうふうになってくるんだね、濃さが極まってくると(笑)。もう、顔だけで“ごちそうさん”だもんね(笑)。

そうなんですよ。あれだけで100点で。

すごい幸せな気持ちになるんですよ。田中邦衛は結局もう、田中邦衛の役しか出来なくなってたもんね(笑)。すごいよなぁー。

どっちも最高ですよ!

田中邦衛、俺も大好きなんだよね。もちろん『北の国から』もそうだけど、『浪人街』とかね。最ッ高なんだよな、原田芳雄とね。あれは憧れたね。

永ちゃんもドンドン好きになりますね。

なるね、知れば知るほど好きになる。なんて言うんだろう、予想を超えてるからだろうね、いろんな面で。自分の想像を超えてくれるから、面白いんじゃない?

赤坂の永ちゃんの店によく行くんですよ。永ちゃんがやってるスタジオの隣に永ちゃんのカフェバーがあって、その2階で永ちゃんグッズが売ってて。グッズのセンスも尋常じゃないんですよ、犬のエサ箱とか、犬の首輪とか(笑)。

犬は永ちゃん好きじゃないからね(笑)。飼い主は好きだろうだけど。

変わったところにいくなぁっていう。あそこが“オデンスタジオ”っていう、日本で一番大きなスタジオなんですよね。

そうそう。でっかいよー、何回か行ったけど。

それが赤坂にあって。ライブの前にリハをやりたくて、巨大なスタジオ作ったらしいんですけど、作ってから気付いたらしいんですよ。“前の道が狭すぎて、機材を運ぶ大きなトラックが入れない”って(笑)。

そうそう。坂道が狭いからね。あれ、もう1個作ったんだよね。

そうなんですか、その後に?

うん。それがもうすんごい、基地みたいなの。ただまあ、道路は狭いよ(笑)。

やっぱり(笑)。

あれはトレーラー入れない。ただ、リハやってると、永ちゃんが車で出動してきたりするよ。サンダーバードみたいにブァーーっと車庫が開いて(笑)。

おぉ!

「永ちゃん入った!」って。でも、いるのはイヤだよね(笑)。

よくいるんですよね。取材もあそこだし。

そう。いるんだわぁ(笑)。

「なんでオデンスタジオっていうんですか?」って聞いたら、「和風がイイと思ってねぇ」って理由らしくて(笑)。

さすがだよな(笑)。

ダハハ! さすがですよ! 意味が分からない(笑)。

俺、前になんかの雑誌でさ、永ちゃんが普通の住宅街にいる写真を見たんだけど、あの合成感っていうの? 全然、普通の日常風景に馴染まないんだよね。メチャメチャ浮いてるんだよ(笑)。普通に住宅街を歩いてるだけなのに。あれはやっぱりスゴイね。

別格なんですよね。

ロックスターとか、そういう問題じゃないよ、もう。

もっと違う次元。

仮面ライダーとか、ウルトラマンとかが、あのまんまの格好で住宅街を歩いてたらそりゃあ浮くよ。それと同じだよ。光線が出ないぐらいじゃない?(笑)

ダハハハハ! 必殺技が出せないだけで(笑)。

あと巨大化しないのと……。巨大化はありそうだけどね(笑)。

 

 

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