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トップコラム「LOFTと私」五辺宏明第2回「1992~1993年1月CASBAH / COCOBAT」

回「1992~1993年1月CASBAH / COCOBAT」

第2回「1992~1993年1月CASBAH / COCOBAT」

2020.09.05

LOFTと私

レコード&昭和プロレス愛好家のゴベと申します。

連載第2回目は1992年。ところがこの年、ロフトに足を運んだのは一度だけ。当時勤めていた職場の就業時間が長く、自由な時間を確保できなかったからです。唯一観に行ったのは、3月14日のCASBAH、JURASSIC JADE、BRAIN DEADが出演したイベントでした。

私の記憶が正しければ、生まれて初めてステージダイブを敢行したのは、ロフトで観たCASBAHのライブだったはずなので、おそらくこの日ではないかと。“No More Slaughter”でダイブしたことだけは間違いありません(ダッサダサのダイブだったけど)。

“No More Slaughter”は1987年に発表されたデモテープ『INFINITE PAIN』の収録曲。

2005年にコンパイルされた初期音源集『Russian Roulette ~NO POSERS ALLOWED 1985-1994』という2枚組CDでも聴けるので是非。ジャケに怯んではいけません。

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翌年(1993年)の初ロフトもCASBAHでした。日付は1月16日で、対バンはCOCOBAT。

1991年11月に初めて体験したCOCOBATのライブは衝撃的で、残業続きで疲弊していた1992年でさえ、何度かライブを観に行ってます。

1992年3月にStinkyRecordsからリリースされた1st.アルバム『COCOBAT CRUNCH』はシーンの流れを変えた歴史的名盤。

(後にトイズファクトリーからボーナストラックを加えて再発)

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COCOBATというバンド名の由来は、往年の名レスラー、ボボ・ブラジルの必殺技ココバット。ココナッツ・ヘッドバット、アイアンヘッドバットとも呼ばれる強烈な頭突きです。

力道山やジャイアント馬場、アントニオ猪木と死闘を繰り広げ、「黒い魔神」と呼ばれたボボ・ブラジルは、数多くのタイトルを獲得した正真正銘のレジェンド。

Stinky盤『COCOBAT CRUNCH』のプラケースを開いてディスクを取り外すと、透明のトレイ越しにボボ・ブラジルの写真を拝むことができます。

ふと思い出しましたが、SHELLSHOCKで当時ドラムを叩いていた北沢勝氏が所有していた『COCOBAT CRUNCH』のサンプルCDは、トレイが透明ではありませんでした。私が指摘するまでボボ・ブラジルの写真が隠れていることに気付かなかったそうです(そりゃそうだ)。

サンプル盤をお持ちの方は、トレイを外してご確認ください。

(トイズファクトリー盤はどうなんだろ?)

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当時入手したCOCOBATのフライヤーも掲載。1月16日のロフト公演も記載されてます。
 

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ちなみに、翌日(1月17日)もロフトに行ってます。出演はGARLIC BOYS、BRUTISH BULLDOGS、COOL ACID SUCKERS。

BRUTISH BULLDOGS(ブルティッシュブルドッグス)というバンド名は、おそらくダイナマイト・キッドとデイビーボーイ・スミスの従兄弟タッグチーム「ブリティッシュ・ブルドッグス」のオマージュではないかと思われますが、確証がないので、さらっと流しておきます。

(プロレスラーの名前をぶっ込みたかっただけなので)

と、大昔のロフトの思い出を書き連ねてまいりましたが、新型コロナウイルスにこのような楽しい時間を奪われてしまいました。

ライブを観に行くようになって30年以上経ちますが、これほど長い期間、ライブハウスやクラブに行かなかったことはありません。前述した残業続きの職場にいた頃でさえ、月に一度はライブを観に行けたので。

無観客配信イベントや入場者数を制限しながら、ライブハウスという文化を守る為に尽力するスタッフや出演者の皆様に敬意を表するとともに、微力ながら協力していきたいと思います。再びライブハウスでもみくちゃになれる日が来ることを願って。

五辺宏明(ごべひろあき)プロフィール
レコード&昭和プロレス愛好家。そしてサイン入りレコード蒐集家。ロフトグループの加藤梅造社長との出会いは、ライブハウスのモッシュピット。
 

 

 

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