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MUSIC  | CD

大魔神 オリジナル・サウンドトラック / ウルトラマンパワード オリジナル・サウンドトラック

<大魔神 オリジナル・サウンドトラック>
CINEMA-KAN CINK-27
定価:7,776円(税込)
1966年に誕生し、今もって絶大な知名度と人気を誇る特撮時代劇『大魔神』『大魔神怒る』『大魔神逆襲』の決定盤サウンドトラック。現存する『大魔神』三部作のすべての楽曲が3枚組の最終盤CDとして登場。

<ウルトラマンパワード オリジナル・サウンドトラック>
CINEMA-KAN CINK-24
定価:4,990円(税込)
1993年、初代ウルトラマンをハリウッドが持つ技術でリニューアルするという方針で製作されたものの、2016年までVHS / レーザーディスクでの商品化にとどまった『ウルトラマンパワード』の音楽が蘇る。

制作者の愛が溢れすぎて狂い咲き! 凄まじく充実した『大魔神』と『ウルトラマンパワード』の超濃厚濃密オリジナル・サウンドトラックが登場!

 ディスク・ユニオンといえば、まずはCDショップを思い浮かべるところだが、実は新宿ロフトや下北沢シェルターでもお馴染みのバンド、たとえばOiスカルメイツやルードボーンズ、スキャフルキング等の所属レーベルとしても有名であり、そして実はロック以外にも様々な音源をリリースしている。いるのだが、さすがにこれは驚いた。『大魔神 オリジナル・サウンドトラック』と『ウルトラマンパワード オリジナル・サウンドトラック』の2タイトル、共に4月19日発売──。な、なんでユニオンから? と混乱しつつ、よくよく内容を確かめてさらに混乱。まず大魔神は、北海道は釧路が誇る偉大なる大作曲家・伊福部昭先生による三部作分全部を収録した3枚組の超大容量盤。そしてパワードも、初収録音源を大量に含む全146曲収録の狂った、失礼、素晴らしい3枚組。また、どちらのブックレットも大充実で、当時のスチールやポスター等もてんこ盛り。つまり、愛、溢れすぎ状態なのである。ぶっちゃけたまげたので、制作者である担当の嶋田氏に話を聞いてみた。

 

 「単純に好きな作品のCDが永らく商品化されていなかったから、というのが企画の発端です。どちらも20年ほど前に商品化されたきりだったので、その空白期間に特撮に興味があった方などは各作品の音楽に触れるのが困難だったのではないかと思い──実際、自分がそうだったので」

 

 そう、特撮系のサウンドトラックって、機会を逃すとなかなか手に入らないんです、私も経験者っす。それにしても、ここまでのものを作るにはけっこう苦労もあったはず。

 

 「『大魔神』は、マスターテープが行方不明で、それを捜索するところから開始しました。発見されたテープも状態が悪く、修復作業を経て今回の形になっています。『ウルトラマンパワード』はマスターに残された膨大な曲数の整理から始め、社内でのトラック統合の要請などに応えながら今回の形となりました。とにかく、これが最後の商品化となるかもしれないと思い、これ以上ないもの、やりすぎなほど充実したものを目指して制作しました。お値段の張る商品ですが、買って後悔するような商品にしたつもりはありません!」

 

 熱い、熱いぜこの男。ちなみに6月には『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』『怪談せむし男』もリリース予定、うわあこっちも欲しいいいい! というわけで同好の士の皆さん、今後ユニオンには絶対注目っす!!(text:中込智子)