ポストEDM・ニューウェーブ・打ち込み系シンガーソングライター・田島ハルコが2ndアルバムとなる『はるこにうむ』を2/22にリリース。最初はクセがすごいと思ったが、蓋を開ければキャッチーでポップ。気づいたら頭の中で反芻している。3曲目『モンゴリアンデスワーム・ワルツ』(PVもあるから見たほうがいい)なんて、タイトルから出てくるワードから、とんでもないパワー系ストロングスタイルなのにストーリーとしてはなぜかどこか滑稽でむなしさがあって作品としてすごく深みがある。音の面でも前作『暴力』から10ヶ月という短いスパンでさらに別のステージに来たな、という印象を受けるアルバムとなっている。合わせてきいても面白い。なぜ伝わらないのか不思議に思うくらい、彼女は間口をだいぶ広げて発信しているので試しにでも聞いてみれば引っかかるひとも少なく無いはず。個人的おすすめは10曲目『シュよ人の望みの喜びよ』です。(LOFT9 Shibuya:田中萌)