『愛せないなんて、生きてないのと同じなの』“愛”すること。“愛”したこと。わたしがわたしのために証明する方法。幼い頃から現在に至るまでに、きっと誰もが一度はこんな言葉を掛けられた経験があるのではないだろうか。『幸せにならないとね』みたいなニュアンスの言葉。同じ基準、価値観での「幸せ」だなんてないし、世界で考えたら幸せはもっと壮大でありきっと簡潔だ。不幸に向かって突き進むことも正義。幸せには不幸が在る。理想や固定概念での大きな『幸せになりたい』という欲望。その欲望に振り廻されている現実。“不幸になってもいいぐらい誰かを愛する”よりも“不幸でもいいから好きだと言える信念”でゆっくり呼吸をしてゆきたい。『好き、それだけがすべてです。』愛が幸せの全てではないのかもしれない。だって、君の命はずっと前から最高に輝いている。最果タヒがすべての少女に贈る４つの「生」。少女のもとへ届けたい物語。（Asagaya/Loft A：奥原しおり）