平成の使者、19歳ガールズロックバンド“ねごと”。都内でのライブ活動を着々と積み重ね、FM・AMラジオでも支持を獲得している。また、自主企画はキッチリ完売。12/4には代官山UNITでのワンマンを控えている。
　2008年閃光ライオット審査員特別賞受賞から待ちわびた1枚。ふわふわとしているのにうるおっていて、不透明な中に透明感があって、それは夢の中に広がる宇宙のようだ。キャッチーなメロにオルタナな雰囲気、最近流行りの感じだと思って聴いてみると、強烈な新鮮味を感じることはないものの、その浮遊感にハマる人も多いはず。ふわふわなだけでもなく、時に深く響くサウンドが尾を引く。捻くれているようで爽やかさもあり、内部で自己完結しておらず、外向的なイメージが感じられるだろう。
　アイドル的な見られ方をされると思うが、キャリアの短さに比べライブも音源も完成度は高い。まさに「これからの活動に期待」という言葉が良く似合う。日に日に力強さを増していくねごと、少しでも気になったら是非。（下北沢SHELTER：菩薩）