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トップレビュー入江亜季「北北西に曇と往け 2巻」

入江亜季「北北西に曇と往け 2巻」

2018.05.02   CULTURE | BOOK

KADOKAWA
620yen+tax

 既刊2巻。主人公、御山慧。17歳探偵、舞台はアイスランド。仕事は犬の捜索や人探し。「何にでも外側と内側がある」御山はそう思っている。赤ん坊はいつも泣くがいつも同じ理由じゃない。地球は青いけど中は燃えている。依頼も解決すると本当の意図が分かる内容だった。さらに日本で弟を預けている叔父夫婦が死亡。殺人だと事件を追う叔父夫婦の友人は容疑者に心当たりがあるらしい。弟もアイスランドに到着、1巻終了。解決編をと2巻。幼馴染がやってきて新しい大地が生まれると言われる場所へ。溶岩が冷えて出来ただけの土地、植物も動物も知恵のある者しか生き残れない出来たての大地を御山たちは歩く。傘をささない、人より羊の方が多いなど現地の話に感心…と2巻読了。あれ、事件の話は!? なんと第2巻はまるまるアイスランドのガイドブック! 構成に驚き。事件解決してないじゃん、「解決編」第3巻読むしかないじゃん…!!(Asagaya/LoftA:鈴木翔太)

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