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52Hzのラブソング

 今年見た映画の中で印象に残っているものの1つは『セッション』のデミアン・チャゼル監督が手がけたミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』だ。売れないピアニストと女優の恋というなんでもないストーリーが、チャゼル監督の巧みな演出でなんとも魅力的な映画に仕上がっている。もちろん劇中歌がどれも素晴らしいのは言うまでもない。ということでミュージカル映画が自分の中でちょっと盛り上がっているのだが、なんと台湾のミュージカル映画が公開されるというので早速観てみた。物語は2組のカップル。彼氏のいない花屋の娘とパン職人、そして売れないミュージシャンとそれを支える彼女。監督は台湾の歴代興収1位を誇る『海角七号 君想う国境の南』や大作『セデック・バレ』を監督したウェイ・ダーション監督。キャストには台湾で活躍するミュージシャンが多く起用され、こちらも極上の音楽とダンスシーンが観る者を幸せな気分にしてくれる。ちょっと変わったミュージカルを観たい方は是非。(加藤梅造)