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骨風 / 山崎晢

2017.01.05   CULTURE | etc

 山崎哲作品「骨風」を観る。いやはや、山崎作品を見るのは40年ぶりか? すごい作品と出会った。この作品を見てもう3日になるのだが、頭が整理できない。まるで40数年前にであった唐十郎の「少女仮面」を見たと同じくらいの衝撃を受けた。怖くて書きたい事が書けないでいる。もう一度見たいが、終演日までチケットは売り切れているみたいだ。脚本がすごすぎる。配役もすごい。劇場もとても小さく(70人ぐらいで満席)芝居がもう手に取るような感じで見えた。クマさん(篠原勝之)の著作「骨風」はまだ読んでいないが、くまさんの人生を通して、若松孝二監督、佐野史郎、井浦新。四谷シモンさん等々の生き様が挿入されていて、それぞれの演者の白熱した演技に圧倒された。頭が真っ白になってしまっていた。70年代の演劇の季節は復活か? ふむ、偉そうに言えばこの作品は今の演劇界を撃破したと思う。山崎哲さんの時代がまたやってきそうだ。(平野悠)

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