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人間臨終考/森達也

小学館 / 1500yen

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 なんとも私の本棚には数十冊の森達也の著作が並んでいる。よくもまあ本を書いているな。それもいつも大手出版社からだ。やはり確実に売れるからだろうけど、作家・森達也ファンは頑固なまでに森達也を支持し続けて買い込んでいると思える。そして私もついつい読みふけってしまう。もしあなたが森達也初心者ならば一度手にとって読んで見るのも良いかもしれない。難しい文体ではないので、はまれるかも知れない。死刑、自殺、国家による圧殺、彼らは最期の瞬間何を思ったのか・・・石川五右衛門、ノーベル、ブッダ、ゲバラ、坂本龍馬、弁慶・・・・「歴史に名を遺した人の死にざま。執筆そのものは楽しかった。なぜなら偉人達の死ぬ瞬間についての資料や文献が予想外に少なかったので、心置きなく存分に妄想に耽る事が出来たからだ」(あとがき)。私も自分の知識をフル動員してSFさながらの踊る文章に魅了される。秋深まる深夜のランプに火をつけて妄想しながら読み進む。もうすぐ森達也の新作映画が見られるのを楽しみにしている。(平野悠)

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