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アは「愛国」のア / 森達也

潮出版社 / 1404yen

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 森達也が6人の若者達と対話をしている。尖閣、竹島、靖国、従軍慰安婦、死刑制度、原発、捕鯨、憲法九条についてとことん語り合った。その6人の構成が面白い。ほとんどの若者が原発推進に賛成、森さんを粉砕しようとするネット右翼も何人かいる。私であれが「ばかやろ〜自分たちの命や国に関わること、原発の事ぐらい少し勉強しろ!」って門前払いをするところだが、リベラルこの上ない森さんは彼らの異議に一つ一つ答えて行く。突っ込みどころが満載なのも面白く、私も右傾化した若者達と討論するときはこの本を教科書に使いたいと思った。気楽に自分もこの論争に入っていけた。「今の日本を覆う雰囲気の本質は疑似右傾化であり疑似保守化だ。底はとても浅い〜今の世相は愛国者ごっこだ。」と言い切る。森ファンには名対談集だ。森さんは日本が好きと最後に書いているけどそれは私も同じだ。(平野悠)

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