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CULTURE  | BOOK

元祖ディープコリア/主画:根本敬、主文:湯浅学、主撮:船橋英雄

K&Bパブリッシャーズ
2,100yen

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 幻の名盤解放同盟の代表作であり、時代を越えた名著である「ディープ・コリア〜観光鯨狩りガイド」が最初に刊行されたのは、まだ日韓共催のW杯どころかソウルオリンピックすら行われていない1987年。私が初めて手にしたのは増補された94年版だった。「くだらない事、バカバカしい事、マヌケな事には事欠かぬ国。ズサン美の宝庫。それが大韓民国」という本書に、当時の私はたいへんな影響を受けたものだ。「大韓民国を旅することは戦いである。しかもその戦いは、勝敗なき勝負である。だが引き分けはない」「くだらないと思えることほどこの世の真理に近いのである。なぜなら、人の世のほとんどは元来くだらないものだからである」といった本書中の金言は、その後の人生の指標になった。そして2013年現在、4度目の増補改訂版となる「ディープ・コリア」はついに600ページを越える圧倒的な大著となって復刊された。韓流ブームに乗ってる人も、竹島問題に熱くなっている人も、まずはこの本を読んでからにして欲しいと本気で思う。(加藤梅造)