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ニューロティカの新宿アルタ前フリーライブに2,000人のロックバカが熱狂! 2016.09.27

3.jpgニューロティカが9月25日(日)、東京・新宿アルタ前にある新宿ステーションスクエアにて、自身最大規模となるフリーライブ『アルタ de ニューロティカ』を開催。ファンはもちろん、休日で新宿を訪れていた通行人も巻き込み、2,000人を超える観客の前で熱いライブを披露した。

過去には様々なアーティストのプロモーション、ゲリラ・ライブで使用され、パンクロック・ファンの間で今も語り継がれる、ラフィンノーズの『ソノシートばら撒きGIG』など、数多くの伝説を作ってきた新宿アルタ前。
『アルタ de ニューロティカ』は、「今年でアルタ前広場がなくなるかもしれない」という噂を聞いたメンバーが、「自分たちもここでライブがやりたい」と強く熱望して実現。開催前にはクラウド・ファンディングで支援金が集められ、その金額は目標額100万円を遥かに超える273万5900円(!)を達成。多くの人の夢と期待を背負って、その当日を迎えた。

開演前、アルタ前広場には早い時間から観客が殺到。開演30分前、熱狂的なロティカ・ファンとして知られる、お笑い芸人のまちゃまちゃが壇上に立ち、ロティカ愛に溢れた前説で観客を沸かせる。さらに客として訪れていた宮藤官九郎もステージに上げられ、会場の熱気が大いに高まる中、まちゃまちゃの煽りによる「俺たちいつでも!」「ロックバカ!」のコール&レスポンスで会場が一体になり、いよいよ本編がスタートする。

1.jpg開演直前、空を覆っていた雲の合間から青空が顔を出し、明るい陽射しが差し込んできた会場。いつの間にか観客は広場の奥や道向こうの歩道にまで集まっており、盛大な拍手と歓声に迎えられて、ニューロティカがついにステージに登場。
カタル(Ba)の「Yes! ニューロティカ!」の合図で、緑の全身タイツにスイカのかぶりものをかぶったスイカマン姿のアツシ(Vo)がステージに飛び込むと、「夏・スイカ・27才」でライブがスタート。突然始まったライブに足を止める通行人、熱く楽しい歌と演奏に笑顔で体を揺らす観客。ステージ前には、赤と緑の手作りボンボンを笑顔で振る熱心なファンの姿も見える。

1曲目を歌い終えると大きな拍手に送られ、アツシがステージをはける。ナボ(Dr)がビートを刻む中、ジェームス(Gt)が「新宿ーーーっ!」と絶叫し、カタルが「チョイスで会おうぜ」の演奏に乗せて、<アルタ前にようこそ!>と即興の歌で歓迎の気持ちを伝える。お客さんも掛け声を合わせてアツシの登場を待つ中、ステージ衣装に着替えたアツシが登場。そのまま「チョイスで会おうぜ」に突入すると思いきや、「一生唄っていくぜ! やりたいことをやらなきゃ嘘になっちまうぜ!」と叫んだアツシは、次にやる予定だった「嘘になっちまうぜ」を唄い始める(笑)。

2.jpg予想外のミスに混乱するメンバーだったが、そこはさすがのベテラン・バンド。なんとか軌道修正し、間違いに気づいたアツシも「チョイスで会おうぜ」を唄い始め、観客も苦笑。MCでカタルが「(あっちゃんが)何かやらかすと思ってたけど、早かったね! しかも想定外のことをしてきたから驚いちゃった」と語っていたが、このカッコつけきれない愛らしさもアツシの魅力。
なんとか演奏された「チョイスで会おうぜ」で会場中がジャンプを合わせて盛り上がると、改めて「嘘になっちまうぜ」を披露。疾走感ある歌と演奏に、会場の熱がどんどん上がっていく。

MCでは「結成32年、今日で1,874回目のライブになります」と語り、集まった観客、支えてくれた人々に感謝の気持ちを告げると、「圧巻だね」と感慨深い表情を見せたアツシ。ミディアム・ナンバー「東京花火」を気持ちを込めて唄うと、「いい男になろうぜ、いい女になろうぜ! 天まで届け!」と、「アイキタ」に熱いメッセージを込める。

5.jpg4.jpg再び訪れたMCでは、「ラフィンノーズ先輩がソノシートをばら撒いた伝説のアルタ前を、出来の悪い後輩が30年かかって受け継ぎました」と語っていたアツシ。この日、ニューロティカは訪れた観客1,000人に、この日のために製作した特製CDとオリジナル・デザインのうまい棒を無料配布。無料CD配布には、ラフィンノーズへのオマージュもあったのだろう。

「これからも楽しいこと探して、バカやっていきましょう!」と始まった後半戦は、「32年唄ってます」と始まった「DRINKIN' BOYS」でスタート。世代や性別を超えて一体となった<ヤーヤヤヤーヤヤ>の掛け声が、アルタ前に大きく響く。
続いて披露された「絶体絶命のピンチに尻尾を高く上げろ!」では初めて見るであろう観客も一緒に振り付けを合わせ、両手を挙げて手を叩いて「もっともっと」と叫ぶ“ニューロティカコール”を道向こうの通行人までが合わせると、その圧倒的な光景に「最高だね、最高!」とアツシが嬉しそうに笑みを浮かべる。会場中が拳を突き上げ、「俺たちいつでも!」「ロックバカ!」と声を合わせたこの曲が、この日のクライマックスを生む。

6.jpg最後のMCでは、「この日のために4人のポケットマネーで鳩を買いました」と、ステージ上に5羽の鳩が運び込まれる。「これはジェームス、この汚いのはナボちゃん」と鳩をメンバーに例え、「5羽目の鳩はお客さん。世界と日本の平和を願って、鳩を飛ばしたいと思います」とカゴを開けて鳩を飛ばすアツシ。何かの儀式のようにとり行われるその光景を見て、ナボが「何これ?」と思わず苦笑。

ラストは「この4人で初めて作った曲です」と始まった「五十の夜」。この景色を名残り惜しむように丁寧に熱く演奏する楽器隊、<こんな日を待っていた>と気持ちいっぱいに唄うアツシ。50歳を過ぎたパンクロッカーが夢を追い、夢を叶える姿はそれを見届けたすべての人に勇気や希望を与えてくれたはず。
渾身の歌と演奏でライブを完遂した彼らは、「ロックンロール最高! お前ら最高! ニューロティカ?」「最高ーーっ!」のコール&レスポンスでライブを締めると、アツシは「俺たち、新しい歴史を作ったぞーー!」と力強く新宿の空に叫んだ。(text:フジジュン)

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