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石井岳龍監督×bloodthirsty butchersの最狂タッグ作『ソレダケ / that's it』のサウンドトラック盤がロードショー同日に発売決定!

2015.03.20

soredake_OST.jpg5月27日(水)よりシネマート新宿にて公開される(全国順次追撃上映)石井岳龍監督の映画最新作『ソレダケ / that's it』のサウンドトラック盤が、ロードショー同日の5月27日に発売されることが決定した。

本映画は、bloodthirsty butchers(以下、ブッチャーズ)のリーダー、故・吉村秀樹が生前ニュー・アルバム発売に際して計画していた、石井岳龍監督による映画とのコラボレーション企画が原点。
当初はブッチャーズの新曲ライブ映像とドラマ・パートがパラレルなユニゾンを成していくロック映画の予定だったが、2013年5月27日に吉村が急逝、ライブ撮影が不可能となったために映画制作はストップ。
結果的にそのアルバム『youth(青春)』は2013年11月に単独リリースされ、映画にまつわる計画が記された石井監督のライナーノーツが封入された。

しかし、石井監督は吉村亡き後にその遺志を受け継ぎ、計画続行を決意。
全篇にブッチャーズの音を使用し、染谷将太、水野絵梨奈、渋川清彦、村上淳、そして綾野剛というまさかの個性派豪華キャストを集結させた劇映画を企画。
ブッチャーズの持つ激しさ=「攻撃的な無常感」から導き出される人間の意地を描いた、まったく新たな物語と相成った。
ブッチャーズの存在をベースとした、石井岳龍監督の久々のロック映画に相応しい、濃くて、危なくて、エモーショナルで激烈な一篇となっている。

【メイン写】映画『ソレダケ/that'it.jpg【サブ5写】映画『ソレダケ/that'sit』.jpg【サブ4写】映画『ソレダケ/that'sit』.jpgそんな企画の立ち上げから内容までブッチャーズの存在が反映されている本映画の音を収録するのがこのサントラ盤。
「10月/october」や「アンニュイ」といったブッチャーズのオリジナル楽曲のほか、映画本編で使われている「効果音」も収録。
それらの「効果音」はすべてブッチャーズがライブで鳴らした音を映画用に加工したもので、呆れるほどの爆音状態&不穏極まりなくもポジティブさに溢れたこの作品の魅力を感じられる仕様となっている。

今までブッチャーズのアルバムをじっくり聴き込んできたファンには、それぞれの曲がアルバム以外の別の世界で息づいているという今までと違った魅力や新たな肌ざわりを感じてもらえること間違いなし。
また今までブッチャーズに触れたことのない人には、その入門編としての機能性も抜群。
劇場鑑賞での映画から入るもよし、このサントラ盤から入るもよし。ブッチャーズの豪快かつ繊細な、激しくも瑞々しい音世界が広がるはずだ。

btb youthアー写(ヨコ4C).jpgのサムネイル画像bloodthirsty butchers
『ソレダケ / that's it』サウンドトラック盤

キングレコード KICS-3184/
定価:2,500円+税
【収録曲】
(予定)
01. guitar shock
02. 10月/october(『kocorono 完全盤』より)
03. アンニュイ(『youth(青春)』より)
04. toki no owari
05. 燃える、想い(『yamane』より)
06. ROOM(シングル『ROOM』より)
07. ファウスト(『未完成』より)
08. cloudy heart
09. empty sky
10. 3月/march(『kocorono 完全盤』より)
11. knife air
12. hard attack
13. Techno! chidoriashi(『youth(青春)』より)
14. 襟がゆれてる。(『「△」SANKAKU」より)
15. june slow
16. 12月/december(『kocorono 完全盤』より)
17. イッポ(『ギタリストを殺さないで』より)
18. senjyu room
19. iron bell
20. senjyu end
21. last low ambience

22. ocean(『NO ALBUM 無題』より)
●収録曲、曲順、曲タイトルは変更となる場合があります。
●「」のトラックはすべて映画本編からの「音」となります。
●本作にブッチャーズの新たな楽曲はありません。すべて既発売の作品からの楽曲となります。

商品情報

映画『ソレダケ / that's it』

【出演】染谷将太、水野絵梨奈、渋川清彦、村上淳 / 綾野剛
【監督】石井岳龍
【楽曲】bloodthirsty butchers
【脚本】いながききよたか
【製作】『ソレダケ / that's it』製作委員会
【配給】ライブ・ビューイング・ジャパン
2015年 / 日本 / カラー / 1:1.85 / 3ch / 110分
© 2015 soredake film partners. All Rights Reserved.
5月27日(水)より、シネマート新宿にてロードショー! 全国順次追撃上映!

【作品概要】
『狂い咲きサンダーロード』(1980年)、『爆裂都市 BURST CITY』(1982年)などで世界を震撼させた“邦画界の革命児”石井岳龍監督が、遂にロック映画の舞台に帰ってきた。
『生きてるものはいないのか』(2012年)、『シャニダールの花』(2013年)などの不条理なオルタナ世界の探求から一転、日本を代表するバンド、bloodthirsty butchers(ブラッドサースティ・ブッチャーズ。以下、ブッチャーズ)のリーダー・吉村秀樹からの熱烈なラブコールのもと石井岳龍監督が完成させた叛逆の青春物語、それが本作『ソレダケ / that's it』である。
2013年5月27日に急逝した吉村秀樹率いるロック・バンド、ブッチャーズとのコラボレーションに端を発した企画を、吉村亡き後に監督が仕上げた作品で、その後、吉村秀樹の存在とブッチャーズの音楽から着想を得た石井岳龍監督は、その遺志を受け継ぎ、まったく新たな物語に取り組んだ。
ブッチャーズの持つ激しさ=他者を攻撃するような表層的な激しさとは異なる「攻撃的な諦念 / 無常」から導き出される、人間の意地が爆発する「底辺の叛逆」の物語。
全篇にブッチャーズの楽曲を配置、主演に若き日本映画界の扇動者・染谷将太、本格女優としての確実な一歩を踏み出した元E-girlsの水野絵梨奈、映画とロックのアウトサイダー・渋川清彦、インディペンデント映画の番人・村上淳、そして様々な役柄で世を魅了する綾野剛という屈指の個性派俳優たちを迎え、濃くて、危なくて、激しい、情熱とアクションが交差する青春ドラマが完成した。
四半世紀以上の活動歴とともに常に未来の創造に向けて日本のロックの殻を破って来たブッチャーズと、久々の本格的“ロック映画”への挑戦を果たした石井岳龍監督。本作はオールド・スクールとも言える手法とともに、「自己憐憫」の対極に位置する「どのような状況にあっても腐らない強い意志」を観る者に叩きつける。ロックという音楽の断片を盛り込んだ映画とはまったくもって趣向の異なる、新たなロック映画となるはずだ。
ちなみに、映画のタイトル『ソレダケ』は、99年発表のブッチャーズの6枚目のオリジナルアルバム『未完成』の2曲目に収録されている「ソレダケ」より引用している。

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