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血と雫、dip、割礼、swaragaが一堂に会した「TRANS RECORDS」「SSE COMMUNICATIONS」ファン必見のイベントが開催

2015.01.06

2015_0117a.jpg80年代から90年代にかけて、初代『FOOL'S MATE』編集長でもあった故・北村昌士によって設立されたインディーズ・レーベル「TRANS RECORDS」、「SSE COMMUNICATIONS」。
ニュー・ウェイヴやサイケデリック、インダストリアル、プログレッシヴ・ロックに至るまで幅広く個性的なグループの作品を数多く世に放ち、ナゴムレコードやキャプテンレコードと共にサブカルチャーの一端を担っていた同レーベルと縁の深いバンドが一堂に会したイベント『UGX.undergroundExtra 2015』が1月17日(土)に新代田FEVERで行なわれる。

2015_0117b.jpg出演は、血と雫(森川誠一郎を中心に結成されたZ.O.Aは「TRANS RECORDS」の代表格バンドだった)、dip(『Sunday Paffce』を始めヤマジカズヒデのソロ作はSSEからリリース)、割礼(90年代にSSE在籍)、swaraga(BAKIと川上慧二郎のユニット・JOYに川上啓之が在籍)の4組。
「TRANS RECORDS」と「SSE COMMUNICATIONS」に思い入れのある人ならば納得のラインナップと言えるだろう。

GFL1206_cmyk.jpgまた、このライブ当日に血と雫は7インチ・アナログ盤による初のシングル作品『無数の眠りの中で雲を掴む』を先行発売(店頭販売は2月4日)。300枚限定販売のレア・アイテムだけに、新代田FEVERにて是非入手していただきたい。

【『UGX.undergroundExtra 2015』出演バンド】
血と雫
2012年結成。ボーカリストの森川誠一郎、ギタリストの山際英樹、ドラマーの高橋幾郎からなる3人編成。メンバー各自の活動歴は古く、森川は84年頃よりZ.O.A、YBO2。山際は現、割礼のギタリスト。高橋は古くはアケボノイズ、不失者に至る数多くのバンドで活躍。2014年11月に3rdアルバム『雲を掴む』をリリース。オフィシャルサイトはこちら

dip
1987年から活動していたDIP THE FLAGを母体に、91年にdipとしてのライブ活動をスタート。93年、ミニ・アルバム『dip』をリリース、インディー・チャートで1位を獲得。同年シングル『冷たいくらいに乾いたら』で東芝EMIよりメジャー・デビュー。その後、EMIからは4枚のアルバムと2枚のミニ・アルバムをリリース。オフィシャルサイトはこちら

割礼
83年、名古屋にて「割礼ペニスケース日曜日の青年たち」結成。インディーズ時代はパンク/ニュー・ウェイヴ色の強いバンドであったが、時代が進むにつれ、歌をより重視したサイケデリックなサウンドに移行。アルバム『ネイルフラン』(89年)でメジャーに進出。現在は宍戸幸司、山際英樹、鎌田ひろゆき、松橋道伸で活動。近年、宍戸はソロ活動、「彼岸」など、割礼と並行して精力的に活動を続けている。オフィシャルサイトはこちら

swaraga
2009年結成。プログレッシブ・ロックやドリーム・ポップなどの要素を孕みつつ、女性ボーカルの歌メロを全面に押し出した楽曲で魅せる4人編成バンド。メンバーは、元・突然段ボール、町田町蔵&人民オリンピックショウ、JOY、CANIS LUPUS etcの川上啓之(Gt)、元・happy family、ZERO GRAVITY SOUND SYSTEMの近藤慎一(Ds)、元・ZERO GRAVITY SOUND SYSTEMの松本玲子(vo)、元・bucket-tの山田富十郎(Ba)。1stアルバム『kataka』が好評発売中。オフィシャルサイトはこちら

商品情報

血と雫
無数の眠りの中で雲を掴む

Grand Fish/Lab GFL1206(アナログ7インチ)
定価:1,300円(税込)/300枚限定販売
SIDE A:無数の眠りの中で雲を掴む
SIDE B:永遠の変化の中を彷徨う
録音 ミックス:リチャード・ホーナー
マスタリング:中村宗一郎
アートワーク デザイン:秋田和徳

血と雫、3rdアルバム『雲を掴む』に続いてのリリースは、7インチアナログ盤による初シングル作品(300枚完全限定)。
A面収録の「無数の眠りの中で雲を掴む」では、本来ドラムスを担当している高橋幾郎が一曲を通してキーボード演奏に徹している。そして山際英樹のクラッシックギターと森川誠一郎の歌。この3種音による構成で、アルバムに収録されているテイクとは違う世界観を生み出している。その一切を削ぎ落としたかのようなアレンジは、よりシンプルに、更に深くにある彼らの音楽性を知ることができる。
荒々しく歪んだベース音から始まるB面の「永遠の変化の中を彷徨う」では、これまでの血と雫にはなかったアンサンブルを展開。演奏クレジット量も多く、3人が各種楽器を演奏していることからも、ライヴに於ける演奏よりも、音源作品を意識した作りとなっている。
レコードの両面が違う音作りなのも今作品の特色。曲名に「quotation from hesse」とあるように、歌詞にヘルマン・ヘッセからの引用も。古き童謡を思わせる歌謡や、恍惚なロックサウンドも、先に触れた彼ら3人の音楽性による賜物であり、リリースを重ねる度にその密度は益々「血と雫の心象」を描いている。この心象こそが、血と雫の実像であると言って良いだろう。

Live Info.

UGX.undergroundExtra 2015
2015年1月17日(土)新代田FEVER
出演:血と雫dip割礼swaraga
OPEN 18:00/START 18:30
前売 3,500円/当日 4,000円(共にドリンク代別)
チケット:FEVER店頭/e+(イープラス)
主催:Grand Fish/Lab
制作:bOOsterstOre
協力:diskunion
問い合わせ:DIW Products group 03-3511-9920/FEVER 03-6304-7899

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