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3markets(株)、活動休止前最後のワンマンを下北沢CLUB QUEにて開催

2014.04.24

3markets_A写.jpgライブ会場限定販売音源として企画されていた『アパート』を急遽タワーレコード限定にて流通販売をした理由はこれかと言わざるを得ない。

3markets(株)が4月29日の下北沢CLUB QUEにて活動休止前最後のワンマンライブを開催する。

ライブ冒頭にバンドの世界観を作る作文を読み上げ、フロントの左翼を担っていたBa/Vo.文悟がこのライブを持って退社することが決まった。バンドとしての活動再開予定は未定となっている。

脱退、活動休止のコメントはオフィシャルサイトにて全文を参照してほしい。

「スリマは音楽だけで繋がっていればいいバンドじゃなくて、しっかりと心が繋がっていないとできない音楽だと思ってました。その心が僕の中でメンバーと離れてしまい、いい音楽を作り続けられる気持ちではなくなってしまいました」(Ba/Vo. 文悟)

彼らの音楽活動は生き方や人生そのものを切り売りするようなまさに身を削る作業の連続なのかもしれない。
その身を削った想いの結晶が彼らのライブであり、ファンやリスナーを惹きつけるのだろう。

「応援してくれたお客さん、スタッフ、たくさんの人には本当に申し訳ありませんが、最後まで精一杯やらせて頂きますので残りのライブに足を運んで頂けたら幸いです」
と脱退を決めたBa/Vo.文悟は結ぶ。

これまでもメンバー脱退の経験を繰り返してきた経緯を振り返り、Gu/Voかざまは
「解散とかにならないとみんなライブ行かないんだもんな。みんながいつも来てたら解散やら脱退やらしないと思う。自分らの実力不足というのは痛いほどわかっているけれど」
とBa/Vo.文悟とは対照的にシニカルな態度を見せる。

続けて「文悟の抜けてしまうこのタイミングで少しお休みをとって心身共に回復してからまた音楽を続けようと思っています」(Gu/Vo.かざま)
と自身の療養の為、この機会にバンドの活動休止という判断をした。

しかしながら、かざま個人の活動は以前にも増して積極的である。
バンドと平行して「THEハブ人間」名義でソロ活動を行っていたが、こちらは今後も続々とライブが決まっている。
Gu/Vo.かざまは「めんどくさい人間ですいません。ですが音楽はやめません」と自身の音楽活動に対する決意を語る。
逆説的な話になるが、曲を書きライブで歌うことが彼のリハビリの一環なのかもしれない。

バンドとして彼らがあきらめるちょっと前、結果としてろうそくの炎が消える最後の瞬間を切り取ったような形になってしまった名盤『アパート』(TOTR-1401)。
このアルバムの中に今回の経緯とリンクするようなノンフィクションの歌詞が散見されている。
3markets(株)活動休止前、最後のステージとともに彼らの苦悩と希望を聴き取って欲しい。

商品情報

アパート

“T”RUST OVER 30 recordings TOTR-1401
価格:953円+税
2014年2月5日発売【TOWER RECORDS限定流通商品】

【収録曲】
1. 102号室
2. これはもう限界じゃないか
3. いらない
4. アパート
5. 専門学校の唄
6. 東京メトロ九段下

Live Info.

アパートレコ発 ツアーファイナル
3markets(株) -oneman-

2014年4月29日(火・祝)下北沢clubQUE
OPEN 18:45/START 19:30
前売 2,500円/当日 2,800円(ともにドリンク代別)
問い合わせ:QUE 03-3412-9979

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