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アップフロントワークス主催『OCEAN MUSIC AWARD 新人発掘オーディション2012』入賞者発表! 2012.09.27

news_oma_main.jpg堀内孝雄、KAN、森高千里、シャ乱Q、モーニング娘。を始めとするハロー!プロジェクト、中島卓偉といった数々の人気アーティストを擁するアップフロントワークスが『OCEAN MUSIC AWARD 新人発掘オーディション2012』を主催、さる9月23日(日)に東京・丸の内のCOTTON CLUBにて最終審査が行なわれた。
同社は、人々の暮らしを支える生活環境と自然とのバランスを保つために必要な「里山」の存在意義や価値観を再確認しつつ、そこに人が集う美しいライフスタイルを提案する活動「SATOYAMA movement」を推進している。このオーディションはその趣旨に則ったもので、海が美しくあり続けるために必要な精神を音楽として昇華し、それを発信し得る新たな才能を発掘することを目的としている。
このオーディションと同趣なのが去年2月と今年3月に開催された『FOREST AWARD NEW FACE オーディション』であり、ペルー国籍日系3世「エリック」と日本舞踊の師範という顔を持つ「宗彦」から成る「ALMA KAMINIITO」〈アルマカミニイト〉は第1回『FOREST AWARD』から輩出されたボーカル・ユニットだ(同オーディションでそれぞれ別個に特別賞を受賞した「エリック」と「宗彦」がユニットを組むことになった)。彼らは今年の4月にシングル『茜』で見事デビューを果たしている。

news_oma5.jpg『OCEAN MUSIC AWARD』は、応募締切の8月20日までに総数約2,000組の歌手、シンガー・ソングライター、バンドが応募。最終審査当日はその中から1次、2次の書類・音源による厳しい審査を通過した全9組がライブ形式で1曲フル・コーラスのパフォーマンスを披露すべくCOTTON CLUBのステージに立った。
あいざわ元気と篠田潤子の司会により和やかな雰囲気のなか審査は進行され、各人は緊張した面持ちながらもその持ち味を遺憾なく発揮。アップフロントワークスからのデビューを懸け、瑞々しい感性を歌とパフォーマンスで具象化していた。

なお、この日は全9組による渾身のアピールが終えた後に2組のゲストのパフォーマンスが特別に用意されていた。
1組目は、第2回『FOREST AWARD NEW FACE オーディション』でグランプリを獲得した、弱冠16歳の田崎あさひ。
同オーディション以来2度目のライブで、今回はパーカッションとヴァイオリンを従え、自身はキーボードを弾きながら鬼束ちひろの「月光」を披露。現在はデビューに向けてボイス・トレーニングに励んでいるそうで、その堂々とした唄い振りは今後の活躍を期待させるに充分なほどだった。
2組目は、今年デビュー25周年を迎えた大ベテランのKAN。
「できるだけ顔が小さく見えるように」とアメリカンフットボールのユニフォームで登場して場内を沸かせ、代表曲「愛は勝つ」と「よければ一緒に」を披露。MCで独特のユーモアを織り交ぜながら、場内が手拍子で一体となる趣向をしっかりと魅せる様はやはり圧巻。「今日のオーディションで受賞を逃しても落ち込むことはないです。僕もいろんなコンテストに出場したけど、いつもグランプリは逃していました。それでもちゃんとデビューできましたからね」と出場者に温かく呼びかける様にも25年選手ならではの貫禄を感じた。

そしていよいよ審査集計が発表。音楽評論家の富澤一誠・審査員長を始め10人の審査員たちによる厳正なる協議の結果、見事受賞を果たしたのは次の通り。

まず、正式な受賞ではないものの、℃-uteの「君は自転車 私は電車で帰宅」を披露した17歳の金澤朋子(出場者の中で最年少)に対して「ハロプロ研修生として頑張ってみませんか?」と審査員の意向が告げられる。まだあどけない容姿とは裏腹の、しっかりとした歌と立ち居振る舞いに将来性の高さを感じたがゆえの意向だった。これに対し、金澤は「是非やってみたいです」と即答。
このいきなりのイレギュラーな発表は、受賞者を3組に絞ることがとても困難である、つまりそれだけ有能な出場者が揃ったレベルの高いオーディションであることを如実に物語っていた。

news_oma4.jpg第3位入賞(賞金20万円)は、介護福祉の仕事をしながらバンド活動を続けているという西井琴美。
この日は夜勤明けでオーディションに参加したが、疲れを微塵も感じさせない溌剌とした動きを見せながらアタックの強い歌声を披露。バンド・オリジナルの楽曲(オケ)は80年代のJ-ROCKを彷彿とさせるエッジの効いたナンバーだった。「歌が相当上手いし、パフォーマンスも板に付いている。今の時代に何を唄うべきかが定まればもっと良くなるのではないか」という富澤審査員長の寸評にも納得だ。

news_oma3.jpg3位入賞はとてもひとつに絞りきれないということで、もう1組が発表。和歌山県出身、森田哲平(vo)と松本荘介(vo, g)から成るアロエルートだ。
エントリー楽曲「あの頃と同じ空の下で」は、彼らが東京で生活していた頃に帰省し、地元の友人との何気ない会話から荒んでいた心が癒されたという実体験に基づいたナンバー。サビは「わや」(ダメ)や「やにこう」(ものすごい)といった和歌山弁で唄われ、標準語では醸し出せない彼らの朴訥な人柄がにじみ出ていた。方言丸出しで唄われるがゆえに伝わってくる彼らの実直な思い、歌と向き合う真摯な姿勢が高評価につながったと言えるだろう。

news_oma2.jpg第2位入賞(賞金30万円)は、都内のライブハウスを中心に活動を続ける4ピース・バンド、Vuena Vista〈ブエナ ビスタ〉。メンバーの上田ちひろ(vo)、江口拓弥(g)、吉川正敏(b)、具志堅千恵(ds)はいずれも安定した技量を持ち、彼らが披露した「いつかのラブソング」は耳心地の好いオーガニック・サウンドで端正なアンサンブルを聴かせ、ナチュラルで伸びやかな上田の歌声がストレートに伝わる。
この2位入賞に対し、「正直に言うと、1位を獲れなかったのが悔しい」と無念さを率直に告げる上田。司会のあいざわが「そんなに悔しいですか?」と訊くと、「悔しいです」と返す上田。「では、そんな上田さんに…」とあいざわから発表されたのがまさかの富澤一誠賞(賞金20万円)だった。これは楽曲として非常に優れていた「いつかのラブソング」の作詞・作曲の才能に対して上田個人へ特別に捧げられた賞である。「『愛してる』の一言じゃ/足りない、足らない/こんな想いを人は何と呼びますか?/幸せなのに、切ないのです」という簡潔な歌詞の行間に潜む感情の奥深さ、それを的確に捉えた表現力が評価の決め手だったようだ。

news_oma1.jpgそして、栄えある第1位(賞金50万円)に輝いたのは、富澤審査員長が「曲はまだ荒削りだが将来性を買った」と称賛した高知県出身・大阪府在住の岡田良太。アルバイト等の仕事は一切せず、路上ライブのチップのみで生活しているという20歳のシンガー・ソングライターだ。
自分自身にプレッシャーを与えるために退路を断って歌に懸ける彼がキーボードの弾き語りで唄った「Song for you」は、ストリートで培った艶のある歌声と安定した演奏力が相まって、圧倒的な存在感を放っていた。緩急のついたバラードの楽曲構成も見事で、「もっと突き刺さるような言葉を磨け」という富澤審査員長のアドバイスが活かされればさらなる飛躍が期待できるだろう。いずれにせよ、彼が高い潜在能力を有する新鋭であることは間違いない。

最後に富澤審査員長から出場者一人一人に対して忌憚のない寸評が述べられ、4時間以上に及ぶオーディションは盛況のうちに幕を閉じた。

豊かな自然は地球と人類を含む生き物たちにとってかけがえのない存在であり、私たちの暮らしと生き物たちを育む自然が調和した美しい環境を守り抜くことは私たち一人一人の使命でもある。その使命を伝える術として音楽の可能性と若い才能を見いだそうとする『OCEAN MUSIC AWARD』はとても有意義なオーディションだと言える。
明日の音楽地図を大きく塗り替えるような新鋭が今後このオーディションから数多く輩出されることを願ってやまない。(取材・文:喜多野大地)

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