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GYMNOPEDIA、一夜限りの復活ライブを敢行 2010.12.20

ヒデタカ presents『GYPSY EYES』〜SHELTER ROAD to 20〜
GYMNOPEDIA ライブ・レポート
2010年12月18日(土)下北沢SHELTER
出演:GYMNOPEDIA/guest:ARMY CALL UP TEST
文:石川 愛(web Rooftop)
写真:菊池茂夫

DSC_1678.jpg「12月18日、土曜日。今日だけ」。
数限りない「本日限り」の文字を安っぽく感じてしまうことが、ままあると思われる。毎日入れ替わりで様々な素敵なものが自動的に提供されていると思い込んではいませんか。
正直に言わせていただくと、「とんでもない」。
今回のライブが実現したのは、SHELTERであり、且つ20周年記念だからこそ成し得たことでもあり、そう安易に起こることではないことを是非ご理解いただきたい。勿論、いろんな「本日限り」がそうであるように。

DSC_0764.jpgライブこそ、鮮度。そしてその鮮度を保てるのは、その曲を作った、その人たちだけではなかろうか。
勿論トリビュートというかたちで再評価される曲もたくさんあるが、オリジナルのそれを超えることは至難の業と言えよう。
ヒデタカは、11月号のRooftopインタビューで、以下のように語っている。
「ワンナイトなんで、明解にキャプテン時代のジムノぺディアをやります。オガ(B.マサヒロ)は出ないんすけど、西山(Dr.トモヨシ)は出ます」

有言実行とはまさにこのことであり、サポート・ベーシストにはSeiji(THE FOOLS)が加わり、若い世代が見たことがない、ライブハウスに足繁く通っていた貴方の心をぶち抜いていた「あのGYMNOPEDIA」を実現させたのである。
MCは全体的に短めではあったものの、一言一言を聞き漏らすまいと完全に前傾姿勢。

「今日やる曲、(リリース順として)遡るからね」

DSC_1071.jpgDSC_0084.jpgDSC_9856.jpg「涙モノ」という言葉があるが、客席では実際に涙をダーダー流しながら「なんか、もう、どうにでもなれ」というような顔になっている人多数。
メイクが崩れようと、服がビッシャビシャになろうと、お構いなしで踊る踊る。
踊るというより、「導かれる」という、ちょっと仰々しい言い方のほうがしっくりくるようなライブだった。
時代を超えて愛され続けた「あのGYMNOPEDIA」を目の前にドカンと叩き付けられた衝動は、言葉にできない。
人に歴史あり、とはよく言うが、GYMNOPEDIA世代の人をちょっと羨ましいと思った。
自分の実年齢なりに、大好きなバンドもあるし、CDを買い、フライヤーを集め、ライブにも通っていたと、次世代の人たちに胸を張って言うこともできるが、その中にGYMNOPEDIAがいないのが寂しいのだ。
そして「今までどうして誰もGYMNOPEDIAのことを教えてくれなかったんだ」とさえ思った。

DSC_0624.jpgDSC_1840.jpgDSC_1013.jpg最初のアンコール2曲はワァと盛り上がったのに対し、ラスト1曲はなぜか曖昧な雰囲気に。それもそのはず、なんとその曲は1stソノシートに収録された曲だったからだそうだ。今は再発もされ、CDで気軽に聴ける時代になったが、もはやソノシートという言葉自体、若い方には「レーザーディスクは何者だ?」に相当するであろうということは想像に難くない。

Rooftop11月号に続き、有言実行したヒデタカの生の声を届けたいと思う。

──アンコール込みで17曲、お疲れ様でした。如何でしたか?
「暖かい雰囲気の中で、楽にやれました」
──なかなか(SHELTERの中に)入れなくて、外で待っていたんです。当日券の列に並んでいる方と話す機会がありまして、その方は「(ヒデタカは)僕の神様なんで、ライブ、観なくっちゃ。だから、待てます」と仰っていましたよ。胸が熱くなりました。
「マジ? へへへ」
──ずっと応援し続けているファンに一言いただけますか?
「やり続けます」

ヒデタカの、強い意志を感じた。
綺麗事ばかりじゃ、とても腹はふくれない。
そう思った濃厚な一夜であった。

DSC_2307.jpg
-----GYMNOPEDIA play list-----
01. GYPSY EYES
02. TOO LATE NIGHT
03. Tired Blues
04. Fool Cool Bunny
05. カラス
06. EAT & VOMIT
07. HUNTER
08. LOST CHILD
09. SET ME FREE
10. KILL ME
11. CRYSTAL HEAD
12. 100$
13. NO POISON
14. HARLEM PARTY
-----アンコール-----
15. Chinese Rose
16. Free Jail
-----ダブルアンコール-----
17. クスリ性×2 ROCK’N ROLL

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