それぞれの思い入れの曲
----東京ヒーローズの楽曲は名曲揃いですが、皆さんの思い入れのある曲を教えて下さい。
岡澤:俺は『twinkle』ですね。この曲はサビでリンダさんとのツインボーカルをやるんですけど、レコーディングをした時にすごく声の相性がいいことに気付かされたんですよ。
ゴキミ。:2人の声は近いものがあるよね。
岡澤:そう、キーは違うんですけどね。作品が出来てライブでも2人で歌って更に相性の良さを実感して。大好きな曲ですね。
ゴキミ。:俺が1曲挙げるなら『クロイムレ』かな。この曲を出した時期が、一度解散して再結成して、「もう一度やろう!」っていう時に作った曲なんで。
リンダ:そうだ、その時に会場限定で作った音源の曲ですね。
ゴキミ。:そういう節目の曲っていうのは良い曲が多いね。
リンダ:俺は『絶望記念日』かな。今回も制作で入って下さってるアートポップエンタテインメントさんで出させてもらったCDの曲ですね。
岡澤:この曲の音源はリンダのボーカルで録られたものですね。
リンダ:この曲を録った頃は、「もう俺は歌い手なんだ」っていう自覚を持ち始めた時期だったから印象深いですね。
ゴキミ。:ちなみにこのCDはCDエクストラっていう仕様で、パソコンに入れるとMV映像が観れるんだよね。
masayoshi:そうやった! そんなん流行ってたしな!
ゴキミ。:あれが初MVですね。
masayoshi:ワイは『若気の至り』やな。1番最初にレコーディングした曲やし。
----ロフトワンマンでの無料配布音源も『若気の至り』ですよね?
岡澤:解散ライブで、ヒーローズが最初に録った音源が再録で無料配布されるってことですね。
masayoshi:感慨深いものがありますね。
----感慨深いと言えば、初ライブがロフトプラスワン。そして14年後の解散ライブが新宿ロフト。この縁は面白いですよね。
ゴキミ。:そうですね、若かったですね。初ライブでロフトプラスワンに立った時は、masayoshiさんなんか「ドラマーは後ろだから見えない」とか言ってろくにメイクもしませんでしたからね。
masayoshi:せやな(笑)。大分成長しましたわ。
ゴキミ。:そこからこうやって新宿ロフトでワンマンが出来るんだっていうのは、本当に嬉しいです。
岡澤:イベントでは何度か出させて頂きましたけどね。死ね死ね団さんに誘って頂いて何度か出演させて頂いたのが印象深いです。
リンダ:特別な場所ですよね。
ゴキミ。:日本一のライブハウスですから。本当に光栄です。
岡澤:もちろんワンマンも楽しみなんだけど、ライブ後の打ち上げでロフトさんが作ってくれるオムライスも楽しみですね。東京ヒーローズの名前が書かれたロフトオムライスが出てくるのかーと思うとわくわくします。
ゴキミ。:あー、そうだね! 打ち上げでロフトさんがオムライスを作ってくれるのが恒例なんですよね。
6月21日の公演に向けて
----最後に皆さんから、ラストワンマンにかける思いを聞かせて下さい。
ゴキミ。:前から俺らを知っている人も、今回初めて観る人も、とにかく楽しんで欲しい。楽しんでって言っても解散ライブですから、悲しいものだと思うけどそれでも楽しませたい。この日、何かを捨てにくるのも良し、何かを得にくるのも良し、そういうライブにしたいなと思いますね。
岡澤:うん、俺も何かを得られるっていうのはすごくいいなって思います。
リンダ:その為にも、1曲1曲が最後の演奏になるわけだから、楽しみつつも楽しませつつも、1つ1つしっかりギターを弾きたいって思います。
岡澤:俺が加入したばっかりの時にメンバーと話した内容で、すごい記憶に残っていることがあるんですけど、「俺たちは面白くなきゃだめなんだ」っていう話で。何をする時でも、それを受け取った人が面白いって思えるようにっていうことを意識してやろうって話したんですよね。だから最後もサムイのは嫌だなっていう風には思う。
ゴキミ。:俺たち独特の空気感だよね。それは大事にしたいね。
リンダ:多分そんな性分のメンバーだから、たとえどこでライブしてもそういう仕上がりになるってことかな。
masayoshi:まあ、なるようになるっちゅうことやな! ケセラセラや。
一同:(笑)
リンダ:またそれか。
masayoshi:もう無いんやけど、「また来たい」って思わせるようなライブになると思うで。
岡澤:今までやって来たことを全部出せるようにしたいですね。ヒーローズで培ったもの、4年の間に培ったもの、全部ぶつけるライブになるんで、期待してて下さい。
----ありがとうございました。それでは締めにmasayoshiさんから一言お願いします。
masayoshi:え? 締めの一言? うーん...、難しいな。締め...、うーん...、難しいな。
一同:(笑)