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加藤展生(日本ダウジング協会会長)(Rooftop2018年5月号)

 「ダウジング」という言葉を聞いたことがある人はどれくらいいるだろう。L字型のロットを使って水脈などを見つける行為として、なんとなく認識している人は多いとは思う。そんなまだまだ謎の多い「ダウジング」を広める活動をしている、日本ダウジング協会の会長・加藤展生さんがなんと5月18日にネイキッドロフトでイベントを開催。そのイベントに向けてダウジング業界の第一人者に、いろいろとお話を伺った。[interview:小柳 元/構成:指中晶夫]

ダウジングに出会うまで

——加藤さんは、ダウジングに出会う前は何をされていたんですか?

加藤:昔から超常現象とかにはすごい興味がありました。僕の少年時代はオカルトブームで、少年ジャンプとかも口裂け女の仕掛け人、角南さんが編集長で、よくオカルト特集をやったりしましたね。コックリさんやノストラダムスの大予言も流行っていた。そういった時代の中、「月刊ムー」を読み尽くして、ピラミッドを家に作ったり、校庭に向かってUFOを呼び降ろそうとしたり、神秘的なことが起こって人生が華やかにならないかなとぼんやりと思い描いてましたね。 でも少し大人になって、そんなことばかりしていては生きていけないという気がして、しばらくそういったものに興味がなくなってしまったんです。安定さえしていればいいと思って公務員になろうかとすら思っていたんだけど、社会人になる直前にそれも嫌になっちゃって、どこでもよかったから静岡の企業名艦みたいなものをパッと開いたところに就職し、そこで15年位、営業の仕事をしていました。

——営業をされていたんですね。

加藤:そうですね。東京で支店長とかもやってたりしたことがありました。でも僕は営業という仕事が本当に辛かった。営業って、よその会社から取引先を奪い取るのが仕事なんです。取り合いだから競争も熾烈で、それが本当に嫌でした。だからそういったこととは無縁そうな所で働きたいと思って、障害者スポーツのボランティアをしていた時期があって、障害者との触れ合いの中で思うところがあり、福祉施設に就職し直そうと思ったこともあったんです。何か満たされない気持ちを、良いことをして、良い自分だって思い込むことによってやり過ごそうしていたんですね。けど、結局そこも経営がかなり厳しく、従業員は過重労働を強いられ、当然、給料は安いという辛い現実を思い知らされ、何か自分が甘いような気がして、そこに転職するのはやめました。

——それで加藤さんは最終的にその会社を辞められる訳ですが、その後どんな仕事をされているんですか。

加藤:天然石を販売する仕事をしていました。石の世界に興味を持ったのは、池袋であった東京ミネラルショーで、ニキル・ジャベリというインド人に出会ったからなんです。彼には騙されたり、お金を取られたりしたこともあるんだけど、天然石に関してはいろいろなことを教えてくれました。アメリカで開催している「ツーソンミネラルショー」(ミネラルとは天然石を意味する)という世界最大の天然石の展示会にも連れて行ってもらって、そこに来ているロシア人、アメリカ人、ドイツ人、韓国人、そしてもちろん日本人、様々な国の人に対してどういう風に天然石を売ればいいのかを教えてくれたりもしました。また彼は原価の管理を一切しないんです。何故かというと天然石は凄いスピ―ドでどんどんと売れていくからPCにいちいち原価を打ち込んでいたら間に合わない。だから全ての天然石の値段を頭の中にインプットして、即座に値段が言えるようにしていました。それは日本人の商売の仕方とはちょっと違って衝撃でしたね。また僕が天然石を売り始めた頃はバブルが弾けたばかりで、多くの人が普通のものを持っているだけでは満足出来ない時代になっていた。そんな時代だからこそ、特殊な力が宿っている「パワーストーン」がブームになっていて、それを仕入れて展示会の展示机に並べるだけで一日100万円儲かる時代があったんです。もといた会社で、外国から商品を輸入してトヨタとか日産みたいな大きな会社に売り込むという仕事をしていたので、そのノウハウと、ニキルから学んだインド仕込みの売り方で天然石で商売する事が出来ました。

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生きるのがつまらない人の手助けがしたい

——そこからどうしてダウジングをやることになったんですか?

加藤:ニキルがダウジングで使用するクリスタルのペンデュラムをつくる人だったんです。それをきっかけに本格的なダウジングの世界があると知って、興味を持ちました。また、「パワーストーン」を扱った代替療法のことを、「クリスタルヒーリング」って言うんですけど、その分野にも興味があって勉強をしていたら、イギリスの有名なクリスタルヒーラーもペンデュラムを使っていたんです。その人がクリスタルの専門家なのにクリスタルではなく真鍮製のペンデュラムを使っていたのがすごい疑問で、いろいろと聞いたら、「そのペンデュラムというのは7つのカラーを放っていて、意図によって色々なカラーに変えられて、チャクラを調節できる」とか意味不明なことを説明されたんです(笑)。それで余計に調べたくなっちゃってイギリスにすぐ飛んでいったりもしました。

——ダウジングってすごいなって思ったのはどんなことですか

加藤:いわゆる近代ダウジングは、約100年前のフランスで、とても科学的な考えのもと、エジプトの神聖幾何学とか神秘学を利用して生み出されたものなんです。エジプトのエネルギー学は非常に緻密に体系立てられているんですが、もとはアトランティスの叡智を受け継がれたものとも言われていて、かつてのオカルト好きもあって知的好奇心が刺激されるんです。あと突然、イギリスのダウジング協会の会長の家に行ったことがあるのですが、1週間、聖地を回ってダウジングを教えてくれたことがあるんです。その懐の深さにはびっくりしました。お金も全部向こうが払ってくれましたし。

——すごいエピソードですね(笑)。

加藤:あと、超能力は特殊能力者のみに役立つ技法で一般の人には役にたたないけど、ダウジングはプロトコルという、いわば取扱手順書のようなものがあって、それに従えば普通の人でも必ずできるのが面白いと思っています。僕は普通の人の生活が変わらなければ意味がないと思っているし、生きるのがつまらないと思っている人に対して手助けがしたいんです。

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真面目なテーマを適当に不真面目に

——そしていよいよ、1ヶ月後にネイキッドロフトでイベントを開催していただきます。普段、定期的にされているワークショップとは趣向の異なるイベントを企画されていると思うんですが。いかがでしょうか?

加藤:まずは世界的なトップダウザーと、日本を代表するオネェタレントが僕のイベントで共演することになっているんですが、これどうなっちゃうんでしょうね?(笑) お客様から、「なんの関連性があるのか」という問い合わせを結構頂いているんですけど、逆にこっちが聞きたいくらいですよ。司会をやってくれる人もいないし、脚本シナリオなんかももちろん無い。そんなものがあったら、この無茶苦茶な取り合わせの意味がない。僕の今までの人生は、頑張っていろいろ計画して努力してきたことももちろんあるんだけど、そうすると何一つうまく行かなかったんです。出会って、思いつきか偶然をもとに行動してという感じを繰り返して今までうまく来られているから、今回のイベントもなんとなく思いついたからそうしてるだけです。ただ何もせずに待っているのも暇だし、こういう出会いがあったからとりあえずやってみよう、っていう感じで今回のイベントは企画してるんです。僕はダウジングを学問として研究してきたバックボーンがあるから、学問として学びたい人がたくさん来てくれることも有難いことなんですけど、ダウジングを遊びとして、生活の助けとして、ヘラヘラ笑いながら使っていただくのもいいと思っているし、そこの部分を皆さんに知ってもらいたいんです。「ダウジングでどうしましょう? ナイトゥォー!!」ではダウジングに関わっている人や、普通に見に来てくれているお客さんと一緒に自由な対話をし、実際明日からどうしていこうかという質問に対して、答えが導き出せるようなイベントに出来ればいいなと思っています。真面目なテーマを適当に不真面目に伝えていけたら本望です。

 

Live info.

5月18日

書籍「ダウジングって何ですか?」出版記念トーク

ダウジングでどうしましょう? ナイトゥォー!!

【会場】ネイキッドロフト

【開場/開演時間】OPEN 18:00 / START 19:00

【料金】前売り¥1500 / 当日¥2000(飲食別) 前売り券はイープラスにて発売中

【出演者】加藤展生(日本ダウジング協会会長)、スーザン・コリンズ(カナダダウザー 前協会会長)、日出郎