Rooftop ルーフトップ

INTERVIEW

トップインタビューTHE 夏の魔物(Rooftop2017年7月号)

魂を共鳴させた最強の布陣による最高の楽曲を詰め込んだ金字塔的作品誕生!

2017.07.01

自分の理想とするロック・バンドに近づいてきた

──THE 夏の魔物なりのロックというのは、狭義なカテゴライズに閉じ込めずにもっと自由なもの、という認識ですよね。楽器を持たなくてもロックなものはロックなんだという。

成田自分がキッズの時代はもっと頭が固かったんですよね。ハイロウズ、ミッシェル、ブランキー、ルースターズ最高! って感じで、高校の頃に自分でもバンドをやるようになったんだけど、バンドって自分自身を出すものじゃないですか。ただし俺は自分を出すのがすごくヘタクソで、やり方が分からなくてずっと模索していたんです。それがチャンを始め一人ずつ大切な人たちと巡り合って、だんだんと自分の理想とするロック・バンドに近づいていった。それがTHE 夏の魔物で、自分が高校の頃、一番最初にやりたかったことにいまものすごく近づいてるんですよ。この6人とバンド・メンバーが月日を重ねて出会わなければ今回のEPは絶対に作れなかったし、いろんな人たちとの出会いがあっていまがあるんです。

──ロック・バンドは我の強い人の集合体なのに、成田さんは自分よりも先に他のメンバーのことを考えてバンドの全体像を構築しますよね。自分は一歩引いて、メンバーが一番輝くにはどうすればいいのかを常に優先して考えていると言うか。

成田不思議なんですよね。人のために頑張るなんて考えたこともなかったんですけど、今回のEPもそうだけど、自分以外のことを考えるからこそ自分が頑張れるところがあって。みんなのために頑張りたいし、みんなと一緒にライブも作品作りもしたいし、このチームでもっともっと続けていきたい。その思いに尽きますね。

──「ロックとはこうあるべき」という雛型からいかにはみ出すかがTHE 夏の魔物の進むべき道ですか。

成田『俺たちにしかできない魔物らしいロックをやること』、『自分たちにしか出せないロックの音を出すこと』がTHE 夏の魔物らしさだと思ってます。曲の作り方しかり、ライブの在り方しかり。それをもっといろんな人たちに知ってほしいですね。まだまだ自分たちは発見されてないし、だからこそこうしてバップとタッグを組めるのがいまで良かったと思います。いまのTHE 夏の魔物の最強の布陣、最高の状態がパッケージされた作品をやっと世に放つことができるので。

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シン・マモノボンバイエ EP

通常盤:VPCC-82342
魔物ガールズ盤:VPCC-82343
価格:各 1,800円+税
2017年7月12日(水)発売

【収録曲】
1. シン・魔物BOM-BA-YE 〜魂ノ共鳴編〜(作詞:只野菜摘、前山田健一/作曲:前山田健一)
2. RNRッッッ!!!(作詞:只野菜摘、成田大致/作曲:浅野尚志/編曲:浅野尚志)
3. マモノ・アラウンド・ザ・ワールド(作詞:浅野尚志/作曲:浅野尚志/編曲:浅野尚志/スクリーム作詞:鏡るびい)
4. ハジメまして(作詞:麻宮みずほ/作曲:ハジメタル)
5. 恋しちゃいなびびっど(ボーナストラック)(作詞:只野菜摘/作曲:rainbow moon/編曲:高野政所)

LIVE INFOライブ情報

シン・マモノボンバイエ TOUR FINAL

2017年7月12日(水)渋谷WWW

OPEN 18:30/START 19:30

出演:THE 夏の魔物(バンド編成でのワンマンライブ)

Gt. 越川和磨

Ba. えらめぐみ

Dr. 中畑大樹(syrup16g)

Key. ハジメタル

 
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