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さめざめ・笛田サオリ(web Rooftop2017年6月号)

 今までの経験と過去。そして、ライブシーンについては頬を染めつつの初告白を! ココロを裸に笛田サオリが"さめざめ"を語る。

さめざめ・笛田サオリの過去

 

 さめざめ:笛田サオリ。10年前、25歳。そのまま本名でのアーティスト活動をしてました。その頃もライブハウスで歌ったり、CD作ったりしてて…それなりに満たされた音楽活動ではありましたね。ただ、心の中では“このままじゃいけない”と思っていて、違う名前で活動した方がいいのかな? と葛藤していましたね。

新宿、渋谷、下北沢。今と活動拠点は変わらず…。ただ、アコースティックのライブハウスでライブしてました。全部、鍵盤。ピアノの弾き語りですね。

 

笛田さおり時代の思い出

 

 さめざめ:今の“さめざめ”は女の子の普段言えない気持ちを言葉に、歌詞にしていますが、笛田さおりも変わらず、恋愛の歌がメイン。恋愛の曲を書いていて、女の子に共感して欲しいのに男性の方に「わかるよ。わかる。」って言われることに違和感を感じて。もちろん、男性の方に喜んでもらえるのも嬉しいんですけど、一番最初に共感して欲しいのは女の子だった。
 

でも、ライブハウスには自分より年上の男性のお客様しかいなくて…気づいたら、その中に囲まれてて。それはそれで自分の中では満たされる生活ではあったんですけど…。女の子に聴いて欲しいのに女の子がひとりもいないライブハウスで歌ってる私は、“なんなんだろ。”と思って。女の子に一番に聴いてもらえる環境をつくりたくて、アコースティック中心のライブハウスでライブではなく、違う場所へ行こうと思い“笛田さおり”を卒業しました。

 

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バンド編成“さめざめ”の由来

 

 さめざめ:日本語で“さめざめ”は声を押し殺してすすり泣くとかの意味があって。バンドがたくさんある中でも「埋もれない名前がよくて、まずは平仮名。人が一回見たら忘れない名前。そして、難しくない名前。バンド名を見ただけでこの人こんなの歌ってるんだろうなっていうのがわかるユニット名にしようと考えた果てに『さめざめ』っていう名前が出てきて、さめざめって聞いてポップな歌を歌いそうというよりはなんか切なくて、哀しそうな歌を歌いそうだなっていうのが伝わって欲しくて決めました。

 

担当:他に候補の名前はありましたか?

 

 さめざめ:他の候補名は…多分、なかった! 記憶にないくらい。でも、平仮名で「くるくる」とか?(笑)平仮名で繰り返すような感じの名前はあったかもしれない。

 

バンドメンバーについて

 

 さめざめ:バンドメンバー…実は、奇跡のメンバーが居たんですよ。(笑)“さめざめ”ってひとりで始めたことになってるんですけど、2~3カ月位一緒にバンドメンバーとして名乗って組んでた男性の方が居て。鍵盤の男性だったんですけど、私の“さめざめ”としての最初の目標が「FESに出たい!」っていう目標があって、まずはライブしようってなって…ライブを3回くらいしたら、鍵盤の方に「俺はスタジオで演奏してるだけで十分楽しい!」って言われて”こりゃあダメだ!(笑)”って(笑)
 

私と同じ目標があって「FESに出たい!」に賛同してくれたのかと思いきや、そうじゃなかったんで、さよなら~ってなって周りのミュージシャン仲間に紹介してもらってなんとかやりつつ、今も紹介で皆さんに助けてもらってます。(笑)

 

新しい“さめざめ”の挑戦『東京ポルノ』

 

 さめざめ:今回のリリースは今までの“さめざめ”の中とは全く違うさめざめを今回のリリースで出せた気がします。自分の中で、同じモノは作れないし、成長していきたいっていう気持ちがすごいあって…自分がイメージしてるさめざめっていう固定概念と外の人が観て、聴いて感じているさめざめっていう固定概念を覆したい! っていうところを意識したんです。
 

私自身、挑戦したいことがまだまだいっぱいあって、例えば“こんな歌い方したことなかったな”とか、今までだとしっかり声を張るイメージで歌うことを意識していたんですが、それを今回は“声を張らない! 抜く!”みたいなイメージ。それが、今まで挑戦しなかった部分だったんですけど、今ならやってみたい! 挑戦したい! っていうのがあって。
 

歌詞の部分では、元々女の子の言えない気持ち、感情的な部分を歌ってて…だけど、もっとリアルなドキュメンタリー性のある歌にしたくて、縁のある地名だったり、場所だったり、リアルな情景描写を出すってことをすごい意識的に今回は入れましたね。

 

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歌詞は全曲実体験?!

 

 さめざめ:脚色してる部分も少しはあるので、100%全部が本当か?! と聞かれたら嘘になるんですけど…ただ、自分にない経験はなにも書けないので自分の実体験をベースに作ってます。

 

担当:…ということは、かなり波乱万丈な恋愛人生を送ってますよね?

 

 さめざめ:これは、本当に皆さんによく聞かれるんです!(笑) 今まで何人の人と付き合ってきたんだ? とか。でも、一人との恋愛で何十曲も書けるタイプなので…本当は、“一途”なんですよ?(笑)
 

一枚のアルバムにたくさんの人との恋愛の話ではなくて、一人の人との恋愛のアルバムもありますし、一つの恋愛をたくさんカットしてカットして、曲をそれぞれ作っていくことが得意なので。客観的に聴いたり、観たりしている方にはきっと“惚れやすい人なんだろうな”って思われてると思うんですけど、本当に言うほどメンヘラクソビッチではないですが…好きな人にはメンヘラクソビッチですね。(笑)好きな人にはチャラくなっちゃいます。ただ、誰とでもはないですね。

 

担当:今まで“さめざめ”と言えば「セックス」や「チン〇」等、大胆な歌詞が多く印象的でしたよね。

 

 さめざめ:そうですね!(笑)今回は、新宿ドキュメンタリーに一カ所「セックス」があるだけで…。
 

さめざめのイメージが「コンドーム」や「セックス」とかのワードでの面白いやインパクトがあるって今まで言われてきてたんですけど、そこを今までもずっと特に気にしないで作っていて、今回も気にしないで描いていたんですけど、作品にした時にたまたま出てこなかったですね。さめざめらしいけど、さめざめらしくない曲作り、歌詞ですね。

 

担当:サウンド面もすごく変化を感じました。

 

 さめざめ:そうなんです。サウンド面が今回、すごく違って。当たり前なんですけど、メンバーかなり変わったことによって音もすごく変わって。今回は、ギターのナカオソウ君を中心にアレンジしてもらって、さめざめだけどさめざめらしくないサウンドをテーマに作ったので、歌詞だけではなく、今回はサウンド面にも注目して欲しいですね。

 

『東京ポルノ』を愛して

 

 さめざめ:今回は東京をコンセプトにした初めてのコンセプトアルバムなんです。「東京ポルノ」とは言っているモノの東京に住んでいない方にも是非、聴いて欲しいですし、“歌詞の中の街ってこんな街なのかな”ってイメージして欲しくて。自分の中の共感と一つでも当てはまることがあれば、曲って一気に親近感が湧くんですよ。ちょっとしたことでも。そうやって、自分の共感するポイントを見つけてお気に入りの一曲をみつけてくれたらいいなって思いますね。

 

Live info.

今回の『東京ポルノ』東京午前三時の歌詞にもある「阿佐ヶ谷ロフトA」にてライブ開催

「東京ポルノアウトストアイベント~今日は杉並ドキュメンタリー~」

http://www.loft-prj.co.jp/schedule/lofta/61961

日時:7月9日(日) 開場11時 開演12時

会場:阿佐ケ谷ロフトA

出演者:さめざめ(Acoustic set) / ゲスト有り

チケット:先着にて該当CDショップでのCD購入者限定特典(タワーレコード新宿店、渋谷店、吉祥寺店 ヴィレッジヴァンガード下北沢店、高円寺店)

※プレイガイドでのチケット販売、当日券などはございません。