Rooftop ルーフトップ

INTERVIEW

トップインタビュー景夕&結良(Kra)×ぶう&ミド(えんそく)(web Rooftop2017年5月号)

新宿LOFT歌舞伎町移転18周年として開催するmaster+mind公演の5月11日に2マンを行なう、KraのVo.景夕&Ba.結良、えんそくのVo.ぶう&Ba.ミドでのスペシャル座談会!!

2017.05.09

長く続けてきたなって思う瞬間

——えんそくさんは今年12年、Kraさんは16年というとこで、お互いに10年を越える活動期間ですが、長く続けてきたなって思った瞬間はどんなことがありますか?

ミド:守らないって言うか、よりらしくやろうみたいなところを個人的にはすごく思っていて。音楽をしなきゃいけないっていう部分はあるんですけど、個人的にはもっと楽しもうってなってるんですよね。バンドもだし、人生もだし。

ぶう:人生を楽しみだしたよな、最近。

ミド:最近、髪型を変えたんですよ。(被っていた帽子を脱ぐ)パンチパーマにしたんですよ。

一同:(笑)

結良:今年の1月の新宿ステーションスクエアのライブの時は、すごいモヒカンだったのに(笑)。

ミド:今回はパンチでいこうと思って、あててみたんですよ。そういうのとか、もういいかなって思えるようになりましたね。

ぶう:これは10年選手だから出来ますよね。

景夕:16年だけど、まだ出来ないね(笑)。パンチは出来ないなぁ。

ミド:今まで、ヴィジュアル系だからっていう概念に囚われ過ぎていたというか。髪の毛は伸ばさなきゃいけないとか、美しくあれ、みたいな。そういうのは、俺がやらなくていいっていう境地にまできたっていうか。最近、そこになったんですよね。バンドをやってて、プライベートはないじゃないですか。髪の毛は緑だし、ピアスもすごいしてるし、溶け込めないのは分かってるんで、もういいかなって思って。

景夕:俺もたまに考えるんですよ。お客さんとか、誰も彼もが許してくれるんだったら、スキンヘッドにしたいと思ってて。

ミド:そうなんですよ! スキンもいいですよね。

ぶう:何でですか?

景夕:楽だから(笑)。

結良:体を洗ったまんま、そのまま上にもいけるし、ヘアメイクもいらないしな。

景夕:cali≠gariの前のボーカルで「秀児」っていう人がいたんですけど、俺、その人の弟子だったんですよ。で、その人が酔っ払った時に、「弟子っていうのは、師匠を見習わなきゃいけないから」って言ってて、風呂に呼び出されたんですよ。「えっ、何ですか!?」って行ったら、片手にバリカンを持ってて(笑)。俺、ちょうどその前くらいに、金髪にして髪も整えてってやったくらいのタイミングで、「ガーッ!!」ってやられて。

結良:初めて会った時、坊主だったもんね。

ぶう:景夕さんは、密室界隈の方だったんですね。

景夕:密室界隈がすごい好きでしたね。そういうバンドをやりたくてやったのに、なぜかこういうバンド(Kra)になってって(笑)。

ぶう:同期のバンドっていますか?

景夕:MERRYかな。

結良:ちょっと先輩がナイトメアで、the GazettEがほぼ同期だね。the GazettEが半年後くらいかな。

ぶう:じゃあ結構いますね。うちらなんていないもんね。うちらの世代くらいだと、うちとNoGoDくらいですね。最近はどんどんバンドの寿命が短くなってきてるじゃないですか。3年やってここまでいけなかったら、このバンドはダメだよ、みたいな。お客さんまで言う風潮みたいな。そういうもんじゃないだろって、本当に思うんですけど。

結良:最近の若いバンドは、チェキ屋さんだからね。

一同:(笑)

ミド:これは名言ですよ! 最近のバンドはチェキ屋さん!!

ぶう:本当にそう。セッションバンドでもやってるもんね。

ミド:セッションバンドの人たちって、人の曲が持ち曲で完璧に弾けるから、スタジオとかにも入らないらしいんですよ。この曲とこの曲は弾けますって、セトリも決めて。でもそれは、違くないかって思うんですよね。

ぶう:だからチェキ屋さんですよ。

景夕:でもある意味ね、見方を変えたらスタジオミュージシャン的な感じですよね。

一同:(笑)

景夕:この曲だったら、俺はいつでもどこでも弾けますよって。

ぶう:すごい世界観ですよね。

ミド:狂ってますからね。俺らの思ってるバンド像とは全然ね。

ぶう:俺らだったら、コピーもやるけど、そろそろオリジナル曲をやって、ライブをやりたいよなっていう考えだもんね、普通はね。

景夕:この歌詞を出したい、この世界観を出したい、この訴えをしたい、みたいなね。これだったらこういう曲調でとか、そういうのが欲しいですけどね。

ミド:それがバンドをやる衝動じゃねーのかなって。

ぶう:これが、きっと長く続くバンドの感じなんでしょうね。

景夕:12年、16年やってきたら、何かしらやっぱり信念があって。じゃないとメンバー間でもお互いに不満も見えてくるし、それをカバーする程のこのメンバーで、この今の状況でやるっていうのが出てくるのが、年数に現れてるんじゃないですか。

 

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LIVE INFOライブ情報

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SHINJUKU LOFT KABUKI-CHO 18TH ANNIVERSARY

master+mind 〜Sense of Pulse #14〜

2017年05月11日(木)新宿LOFT

OPEN 18:15 / START 19:00

前売り 3600円 / 当日 4100円(共にドリンク代500円別)

※未就学児童入場不可

【出演】

えんそく / Kra(50音順表記)

【一般チケット発売中!!】

・ e+一般(Bチケット)

・ LOFT店頭(Bチケット)

・ ローソン(Cチケット/L:74073)

【入場順】

1. Aチケット(e+プレオーダー/受付終了)

2. Bチケット(e+一般・LOFT店頭)の並列

3. Cチケット(ローソン)

【主催・企画・制作】

新宿LOFT / master+mind

【お問い合わせ】

新宿LOFT 03-5272-0382

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