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幸也(Kαin)×seek(Mix Speaker's,Inc.)【後半】(web Rooftop2017年4月号)

4月8日の2マンに向けて

seek:それこそ年に1回大晦日(『Over The Edge』や『Tokyo Chos』)に幸也さんとはずっとご一緒させて頂いていますけど、バンドとしての 2マンは全くないんですよね。

幸也:『Over The Edge』以外で対バンもないかもな。

seek:ミックスはないですかね。サイコは昔ありましたけど。大晦日に来てくれてはるお客さんは、「seekや」「幸也さんや」って分かる方もいるでしょうけど、バンド同士の2マンってところにいきなり急接近ですからね(笑)。イベントとかで何回かやってきての2マンじゃなくて、いきなりのがっつり2マンなので、すごいライブが楽しみです! 特に自分がステージに立っていて思うんですけど、(自分を)知らない人の前でライブをやる時、楽しいんです。

幸也:いいことだよね。

seek:自分たちの見た目がぶっ飛んでるじゃないですか。だから如実に引いてるお客さんとかは「うわっ!」っていう声とかで、「あっ、今日初めての人が多いな」とかがすごく分かりやすかったりするから。長いことやらして頂いてての逆の辛さで言うと、「あっ、seek? 知ってる。別に何とも思わへんけど」っていう感覚が一番怖いなって。Twitterで言うと「seekが何か言うてる。誰かと絡んでるからリツイートはするけど、フォローはせえへん」みたいな、お客さんの冷めてる感覚っていうのが、この数年、すごく怖いなって思うことがあって。俺が客観的にこういうキャラクターをやってるからっていうのもあるのかもしれないですけど、「ここまでやってて、その冷めた目で見れる?」みたいな(笑)。そういうのがあったりするんで、初めて観た人に対するところで、「何じゃこいつは!」っていう感覚でライブをやれたらなって。毎回観てる人にもそうなんですけど。だからこういう形での2マンっていうのは、すごく楽しみだなって思ってたりしますね。

——ではお互いのお客さんに向けたアピールも交えた4月8日公演に対する意気込みを一言ずつ頂きたいです!

幸也:意外な2マンだと思う人もいるのかもしれないんですけど、僕はそもそも発想からきてるバンドは好きなんですよ。コンセプトありきのものだったりとか、別に突飛な衣装とかは着てないんですけど、僕の中ではKαinも、D≒SIREやJILSに比べるとコンセプトものなんで。「こういうことをやるぜ」っていうちゃんと物語みたいなものがあって。だから僕自身はMix Speaker’s,Inc.っていうバンドをそんなにキワモノ視はしてなくて。そもそも僕のレーベル(Kreis)には、Da’vid使徒:aLっていうのがいて、そのバンドが後にpleurってバンドになるんですけど、その時には絵本とかを描いていたりしてましたからね。多分僕のファンの人もそんなにびっくりして観たりとかはないと思うんで、もうちょっとちゃんと作品として観てくれたりとか、LOFTなのでステージセットがあってっていうのとは違うけども、楽曲だったり、彼らの場合だとボーカルが2人いて、そこで世界観を作ったりとか、もちろんメイクや衣装もそうですけど、トータルアートとしての部分を評価してもらえるのではないかなと思うし、僕の自惚れかもしれないですけど、Kαinに関しても、どういう風にして独自の世界観を構築するかっていう部分とかでは、LOFTの場合だとPAや照明の方も含めて長く作り上げてきたものがあるという自負はあるので、キャラクターとかの表面の部分だけを観てるファンの人とかは分からないですけど、ちゃんとMix Speaker’s,Inc.の本質というか、どういうコンセプトでどういう世界観を表現しようとしているんだろうっていうところに着目して応援しているようなファンの人であれば、Kαinに対しても観てもらえる部分はあるんじゃないかなと自分では思っていて。だからそんなに「意外な2マンだぜ」って感じでは捉えてないんですよね。2月にLOFTでやらしてもらった樹威のところのGOTCHAROCKAとの2マンもそうなんですけど、僕はバンドっていうのは、最終的には「誰がやってることなのか」っていうことだと思うんですよ。僕の中ではseekとはこの10年くらい、特にミックスになってからのseekとは、いろいろとバンドのことを話していく中で、がっつりじっくり観たいなって思いがありながらも、なかなかタイミングが合わなかったりとかして、申し訳ないんですけどお互いのバンドをじっくり観れてなかったりとかっていうのがあったりとか。ミックスの他のメンバーで言うと、サイコにいたメンバーはもちろん知ってますし、姫路組の他の2人も割と前のバンドから知ってたりとか、MIKIが前にやっていたSCISSORも僕の後輩と繋がりがあったりとか、新しく入ったNIKAくんの前のバンドとも個人的に繋がりが深かったりとかして…、やっぱり僕は「人」で見てますよね。だからその人たちがやってるバンドだから、縁起が悪いことを言うつもりじゃないんですけど、お互いしっかりバンドをやってるうちに1回くらいがっつり一緒にやっときたいなってことは、何となくうっすらずっと思っていて。

seek:ほんまですか!? 嬉しいです。

幸也:それがずっと出来てなかったし、『Over The Edge』も一旦休止みたいになったし、「ここかなぁ」みたいな感じなんで。だから今の話を総合すると、お客さんがどう思うかとかは割とどうでもいいみたいな(笑)。

seek:(笑)

幸也:自分自身がやりたいと思ってるからやってることなので、そんなにまぁ…どっちでも(笑)。でもseekはイベントでも勝ち負けを気にして戦いに行くタイプだからなあ(笑)。

seek:そうですね(笑)。

幸也:別に俺はその日、Mix Speaker’s,Inc.のファンの人が誰一人Kαinを好きにならなくても別にどうでもいいかなっていう感じはあるかな(笑)。俺のファンの人にミックスを観て欲しいっていう気持ちとか、めちゃくちゃ勝手にやけど、特にボーカルの2人に関しては「こういうところが、あの2人のいいところなのにな」って思ってるところが個人的にはあるので、そこが上手くその日に出て、うちのファンの人がそこを観て「あぁ、なるほどね」って思ってくれたらいいなみたいな、個人的な欲望はあるけど。この前もGOTCHAROCKAとLOFTで2マンして、意外とGOTCHAROCKAのファンの人もすごく観てくれて、せっかくライブも盛り上がったのに、色々事情もあったんだけどKαinの物販が何も用意されてないっていうオチでね(笑)。CDの1枚さえも持って行ってなかったっていう有り様だったんで。

一同:(笑)

幸也:「CDの1枚くらい売れよ」っていうね。買ってくれるかどうかはともかく、姿勢として売れよってね。ミスりましたね、何1つ持って行っていなかったんでね。今度は持って行った方がいいかな(笑)。

seek:(笑)

幸也:そんな風に僕は今度のライブは思ってますけどね。seekがやってるバンドやから1回一緒にライブをやっておきたいなっていう気持ちとか、NIKAが歌ってるバンドやしなとか、MIKIが歌ってるバンドやしなっていう感じですよね。もちろん全メンバーそうなんですけど。だからすごくシンプルな感じですよ。大体シンプルですけどね、僕は。そこを分かってもらえたら、もうちょっと取っ付きやすい人間なはずなんですけどね(笑)。

一同:(笑)

幸也:喜んでる時でも、怒ってる時でも、何をしてる時でも基本はシンプルなはずなんですけどね。

seek:近くでお話とかをさせてもらうようになって、それはすごく思いました。ちゃんと自分の中のルールみたいなのがあって、これはこう、これはこうっていう風な考え方をしてはるんやなって思ったんですけど、昔からのイメージでは、失礼ですけど、難しい方で怖いっていう印象が強かったから。幸也さん、怖かったですよ〜。最後にしんみりと言っちゃいましたけど(笑)。

幸也:最後にそれ!? ここで?(笑)。

——(笑)でも幸也さんは2月のGOTCHAROCKAさんとの2マンでのMCで、4月にLOFTでミックスと2マンがある時にseekさんのコスプレでもっておっしゃってくれてましたよね!

幸也:あっ、そうそうそう。物販もないし、せめて次のライブのお知らせくらいは言っておこうと思って。この前の樹威のバンドとやった時は、樹威がD≒SIREを好きだったっていうことで、俺はギターだけ弾いて樹威が歌ってD≒SIREの曲を2曲くらい演奏したんだよね。今回も「何かやってくれるんですか?」みたいなLOFT側からのプレッシャーがあって…、「何をしたらええんかな? 俺もseekの衣装を着た方がいいかな?」みたいな(笑)。

seek:着てくれるんですか!(笑)

幸也:「俺じゃなくても分からないだろ?」くらいな衣装がいいけどね。お城みたいなやつとか。

seek:Sさんのロウソクの衣装ですね。

幸也:まだ分からないけどね。

——当日のお楽しみですかね?

幸也:そうだね。俺がピエトロ(Da’vid使徒:aLのVo)になるとかかな(笑)。それかピエトロを連れて来るとかかな(笑)。

seek:(笑)ピエトロさんは俺らに多大な影響を与えて下さったんで。

幸也:ピエトロのドラマー姿はまだ見たことないんでしょ?

seek:はい。

幸也:結構衝撃的だと思うよ。

——すみません、ピエトロさんってどなたですか?

幸也:Da’vid使徒:aLのボーカルなんですけど、元々はドラマーなんですよ。ドラムがすごく上手なんですけど、Da’vid使徒:aLってバンドの時くらいにボーカルに転向したんですよ。実はボーカル歴はすごく短くて、Da’vid使徒:aLとその後のpleurの時だけボーカルで、その後はまたドラムに戻って、ヴィジュアル系じゃないところでずっとドラムはやっていて。すごくドラムが上手だよ。密かに新宿LOFTにも出演してるんですよ。いつだったか僕のソロユニットでabout tessのTAKUTOさんとかと一緒にすごく実験的な音楽をやるっていうzazouzっていうユニットをやったことがあるんですけど、あれのドラムが実はピエトロっすね。名前を出してなかったけど。昨年の11月27日に新宿ReNYでKreisの20周年みたいなイベントをやった時に、(小林)亮三がRay時代の曲を歌ったんだけど、その時のドラムもピエトロだったし(笑)。

seek:へー、そうなんですね! そのイベント、すっごい観に行きたかったんですよ。ツアーでその日は地方にいて行けなくて。

幸也:RayとDa’vid使徒:aLって、同時にKreisに入っていて。まだ建て替える前のON AIR EASTだった時にあそこでKreisのイベントがあって、オープニングにRayが出て、その次にDa’vid使徒:aLが出てきて、ざわめいたね。当時はやっぱり(笑)。

seek:幸也さんはレーベルをやってはったっすけど、さっきの話のコンセプチュアルでってところがそうやったと思うんですけど、「同じレーベルのバンドなんや」って感じがすると言うか。やっぱりRayとかはD≒SIREやJILSの流れをすごい感じますけど。

幸也:やっぱり好きだったんだろうね、当時からああいうバンドが。そのバンド(Da’vid使徒:aL)のベースが後にJILSのベースの蓮になったんだよ。まさにseekみたいなポジションで、そのバンドの時は着ぐるみを着ていたから、ファンの人は中身を知らないみたいな(笑)。

——JILSのベースの蓮さんがDa’vid使徒:aLのベースとイコールではない人もいたんですか?

幸也:いたと思いますよ。目だけ出てるみたいな感じだったしね。まさにseekと近い立ち位置で。そんなこともあったんですよ。

——へー、面白いですね。

幸也:そうですね。秘話ですね(笑)。

——ではseekさん、4月8日に向けてはありますか?

seek:そうですね。何か出来たらいいなとは思うんですけど、どういう絡みが出来るか…。俺と幸也さんがオープニングで出て、まずはトークから2人で始めてとか(笑)。

幸也:ロフトプラスワン的な感じでね(笑)。

seek:なかなか音楽でどういう絡み方が出来るのか…。でも何かやれたらいいなとは思います。

幸也:樹威みたいに「俺、D≒SIREの曲、いつでも歌えますよ」とかだったら簡単なんですけどね。

——seekさんが1曲歌っちゃいます?

幸也:歌の方でね(笑)。キテルな。

seek:楽器ちゃうやん(笑)。

——あっ、逆にseekさんがベースで参加とか?

幸也:まぁ、Kαinは正式メンバーのベースがいないですからね。

seek:もし何かご一緒させて頂けるのであれば是非!

幸也:そうだね。何かね、出来たらなとは思います。

——楽しみにしてます!

 

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Live info.

SHINJUKU LOFT KABUKI-CHO 18TH ANNIVERSARY

master+mind 〜Sense of Pulse #13〜

2017年04月08日(土)新宿LOFT

OPEN 18:15 / START 19:00

前売り 4000円 / 当日 4500円(共にドリンク代500円別)

※未就学児童入場不可

【出演】

Kαin / Mix Speaker’s,Inc.(50音順表記)

【一般チケット発売中!!】

・ e+一般(Bチケット)

・ LOFT店頭(Bチケット)

・ ローソン(Cチケット/L:70363)

【入場順】

1. Aチケット(e+プレオーダー/受付終了)

2. Bチケット(e+一般・LOFT店頭)の並列

3. Cチケット(ローソン)

【主催・企画・制作】

新宿LOFT / master+mind

【お問い合わせ】

新宿LOFT 03-5272-0382