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森野光晴(SAKANAMON)×辻怜次(Bentham) ベーシスト対談(Rooftop2017年4月号)

 新宿ロフトから生まれた不定期開催公演『DREAM MATCH』は、ゼロ年代〜10年代にかけ、新宿ロフトに出演しているバンドが集まるライブイベント。
 歌舞伎町に移転して18年目を迎えた記念に開催する『DREAM MATCH』に出演を果たすSAKANAMONとBenthamのベーシスト対談を敢行。お互いがリスペクトし合っているだけに、終始和やかな対談だったのが印象深い。今回もまた、ロフトの歴史に刻む一夜となりそうだ。[interview:樋口寛子(新宿LOFT)]

対バンしたら、また違ったひとつのかっこ良いバンドだということが分かりました(森野)

 

ー出会いの馴れ初めを聞かせてください。

 

辻:SAKANAMONと初めてライブで一緒になったのはKEYTALKの九州ツアーでした。その時は僕らとSAKANAMONとの3マンで一緒に回りました。

 

森野:鹿児島、長崎の2箇所ですね。

 

辻:たくさんのバンドが出演する『HAPPY JACK』という熊本のサーキットイベントでも一緒になりましたね。

 

—お互いの第一印象を聞かせてください。

 

辻:うちのボーカルが、以前からSAKANAMONを好きで聴いていて格上すぎる存在でした。最初はかしこまった感じでしたが、メンバーみんなが気さくですごく嬉しかったです(笑)。

 

—リスナーとして知っていたバンドとライブでご一緒するなんてミュージシャンの特権ですね。

 

辻:僕らの間をKEYTALKのメンバーが取り持ってくれたので、打ち上げも盛り上がりましたね(笑)。

 

—森野さんはBenthamの第一印象はどんな感じでしたか?

 

森野:KEYTALKと同じレーベルということで、弟分的な存在かなと思っていたのですが対バンしたら、また違ったひとつのかっこ良いバンドだということが分かりました。

 

辻:森野さんはクールなキャラクターなのかと思っていたら、実は話しやすくて(笑)。

 

森野:正直、Benthamは年下だと思っていました(笑)。最初の印象がKEYTALKの弟分的な印象だったので、辻さんの年齢を聞いて驚きました。

 

—4/26公演は久しぶりにガッツリ2マンライブとなりますが、心境を聴かせてください。

 

辻:年末のカウントダウンジャパンのステージ袖や、ステージを降りて客席からもライブを観ていたので、単純にまた一緒にライブが出来ることが楽しみです。自分たちのライブを見に来てくれるお客さんから「SAKANAMONとの共演がすごく楽しみです!」と声をかけられたりもします。

 

—今回、この公演を告知した時の反響の大きさには驚きました。

 

辻:自分もお客さんも楽しみにしているので、ものすごく楽しい1日になったら良いなと思います。

 

森野:ガッツリと共演するのは2年ぶりなので、2年分の進化をお互いに見せることが出来たら良いなと思いますね。良いライブをしないと美味しいお酒も呑めないので(笑)。

 

スリーピースならではのアンサンブル、ライブパフォーマンス力が凄いなと思います()

 

—両者が思うお互いのバンドの魅力を聞かせてください。

 

辻:SAKANAMONはスリーピースならではのアンサンブル、ライブパフォーマンス力が凄いと思います。その中でもキーパーソンは森野君だとライブを観るといつも感じます。MCもするし、ベースだけじゃなくいろんな機材を操作したり、前に出てお客さんを煽ったり。第一印象でクールな感じだと思っていたら、めちゃくちゃ熱くて、音楽も詳しいしベースも上手い。自分の中では完成している印象が強いです。もちろん、今でも進化しているし初めて音源を聴いた時やライブを観た時よりも、今はもっとすごいのだろうし。

 

—森野さんはどうですか?


森野:Benthamはバンドとしてバランスがとても良い印象です。普通のバンドにはない各々の個性があって。例えば、辻さんだったらマーシャルのアンプから歪んでいるベースの音を出したり、メンバー各々が歪な感じがするのに、4人で音を鳴らすとバランスを取れることがすごいなと思います。

 

辻:ボーカルが割と自由にやって良いよと言ってくれるので、自由にやっていますね。森野君にそう言ってもらえるとすごく嬉しいですね(笑)。

 

—それでは各々のベースシストとしての魅力を聞かせてください。

 

辻:森野君は研究者っぽいと言いますか、音作りもそうですけど、フレージングとかにすごくこだわりを感じます。ライブで中心になっているのを見ているので、そういう意味ではとても多彩なアレンジを持って、それを上手く引き算して、曲に合わせて出している感じがするので好きですね。

 

森野:辻さんは機材のチョイスが攻めている感じがします。ベーシストが選ぶ機材じゃないというか、そんな所にシンパシーを感じますね。プレイスタイルもそうかもしれないし。だけどバンドで聴くとちゃんとマッチしているのが良いなと思います。

 

辻:ベーシストとしての各々のプレイスタイルを持ちながらも、自分も森野君のプレイスタイルが好きなので、そう言ってもらえるのはすごく嬉しいですね。

 

一音一音を丁寧にやりつつ、勢いも殺さずに良いライブが出来たらと思います(森野)

 

—Benthamはこの春にメジャーデビューを果たしますね。SAKANAMONは先にメジャーデビューを果たしていますが、先にデビューした先輩としてアドバイス出来ることはありますか?

 

森野:ライブを1本1本しっかり大事にすることですかね(笑)。

 

辻:ライブする度に心掛けています(笑)。ライブが1番お客さんと繋がる場所ですもんね。

 

森野:あとは良い楽曲をたくさん作ることですね。それを裏付けるようなライブをしていけたらと思います。「初めて聴く人に曲の良さを分からせるようなライブをするように」と僕もアドバイスをもらったので、そういった意味でも一音一音を丁寧にやりつつ、勢いも殺さずに良いライブが出来たらと思います。でも、それが簡単に出来たら苦労しないけど(笑)。

辻:僕もフレージングのこだわりをライブで表現するのは難しいなと感じていて。最近になってそれがようやく分かってきたので、大事にしたいですね。

 

—Benthamのメジャーデビューを目前として心境的にはどうでしょうか?

 

辻:正直「メジャーだ!」とかの気負いはあまりなくて。バンドに関わってくれる方がちょっと増えたので、さっき森野君が言ったようなことはしっかりやらないと、と気が引き締まる思いがありますね。そこまで気負わずに突き詰めていけたらなと思います。

 

—森野さんはレーベルとマネージメントを移籍し、心機一転のスタートとなりますがいかがでしょうか?

 

森野:正直、メジャーデビューの時よりワクワクしています。辻さんにアドバイスしたようなことを、自分たちも今まで以上にしっかりやらないとなと思っていますね。

 

ーそれでは最後に共演にあたって意気込みを聞かせてください。

 

辻:SAKANAMONと久しぶりに長尺での2マンライブなので、また一緒にライブが出来るのは嬉しいし、ファンの方から反響もありますので、とても気合が入っています。当日は楽しみにして頂けたらと思います。

 

森野:リスペクトし合っているBenthamとの2マンは、ハモる所や共鳴するものがあると思うので当日はミラクルが起こることを願いつつ、Benthamもシングルをリリースするし、僕らも5月にミニアルバムをリリースするので、新しい曲も演れたらと思います。そういったことも楽しみに来てくれると嬉しいです。

Live info.

SHINJUKU LOFT KABUKI-CHO 18TH ANNIVERSARY  DREAM MATCH 2017
2017/4/26  (水)
新宿ロフト
【出演】SAKANAMON / Bentham
【時間】開場 18:15 開演 19:00
【料金】前売 ¥3,240 当日 未定
前売りはイープラス、ローソン、ロフトにて店頭販売