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THE MACKSHOW(Rooftop2016年10月号)

3人以外の音も入るフルマックは必然だった

──バイクボーイさんのなかで印象深いライブは?

BIKE BOY:このなかのテイクで言えば、会場へ行ってすごく楽しかったのは東京キネマ倶楽部ですね。子どもの頃にあの鶯谷周辺はよく自転車でうろちょろしてたんですけど、ラブホばかりのいかがわしい街のなかに元はグランドキャバレーだった洋館みたいなライブハウスがあって、なんだかすごくワクワクできる場所でした。天井も高くてキレイだったし。

──「アイスキャンディー・ボーイ」が収録された新宿の風林会館もキャバレーの跡地でしたね。

KOZZY:風林会館は録音はしたものの、録音状態があまりに酷くてね。「アイスキャンディー・ボーイ」だけ何とか収録できたんだよ。

──普段からライブはけっこうマメに録ってあるんですね。

KOZZY:東京近郊はだいたい録ってるし、大きめなハコで機材を持ち込めるなら地方でも録ってる。録ってる時に限って演奏が良くなかったり、録ってない時に限ってすごくいい演奏ができたりするんだけどさ。録ってる時にすごくいい演奏ができたのが、今回入れた日本青年館のライブなんだよ。ビデオも撮ってて、音も録ってて、演奏も良くて、っていう。臨場感も演奏のまとまりもあったしね。

──「ノーバディ・ガール」と「あの娘はバタフライ」は去年四月のリキッドルームの録音で、これが最新のライブ・テイクということになりますね。

KOZZY:そんな具合でずっと録り続けてるから、この先もこういうアイテムがどんどん出てくるのをお客さんも薄々気づいてるんじゃないかな(笑)。

BIKE BOY:いつか「Part II」が出る日も近いと(笑)。

KOZZY:ライブ盤ならあと6枚くらいは余裕で出せるよ(笑)。今回もライブ盤だけで2枚組にすることもできたんだけど、第二期のライブ音源から選りすぐった18曲という構成にしてみた。曲を削るのがホントに大変だったけど、聴いてみるとなかなか面白いよ。日本青年館のフルマックの演奏と、キネマ倶楽部以降の3人だけの演奏の違いも楽しめるし。

TMS_0068.jpg──第二期は第一期以上にリリース・アイテムが多かったし、海外録音も盛んで、作品の質もライブ・パフォーマンスも自己ベスト記録を毎年更新していた印象がありますね。

TOMMY:第二期はフルマックという3人以外の音も入って曲もライブも華やかになったし、演奏もやりやすかったね。

BIKE BOY:僕も第二期はメンバーが増えたぶん、すごくラクにプレイできた印象があります。人が増えると単純に楽しいし、力を抜いて叩けてました。

KOZZY:フルマックはなるべくしてなったと言うか、マックショウとしてずっとやりたいことだったんだよね。フルマックをやれるメンバーがいたからやったんじゃなくて、必要だったからお願いしたわけ。僕としては最初の野音でマックショウとしてやれることはすべてやりきったつもりだったし、バンドはそこまでかなと思ったんだよ。でもファンの後押しや署名運動もあって第二期が始まって、レコーディングでもライブでも出したい音の幅を広げたいと思うようになった。そんな思いで作り上げたのが『〜ROCKA ROLLA』で、そこで一つ見えたものがあったわけ。なるほど、こういうバンドの存続方法もあるなと思ってさ。

──開催が約2週間後に迫った二度目の野音は、最初の野音とは意味合いが全く違いますよね。これで終わりではなく、第三期へ向けた大いなる助走という側面もあるわけで。

KOZZY:今度の野音は、今後もマックショウをずっと続けていくなかの一つの節目となる大舞台だからね。実を言うと、赤坂ブリッツで復活してからの活動は野音みたいに大きな会場で軸となるライブをコンスタントにやっていく計画だったんだよ。僕の頭のなかに浮かぶ楽曲がこの3人だけじゃとても表現できないものになっていたし、表現するにはフルマックの編成が不可欠だったから。それでその編成で『〜ROCKA ROLLA』と『ROCKA ROLLA ZERO』を作って手応えを感じて、『GREASY!』を作るためにアメリカへ行けると踏んだのもフルマックとしてのクオリティがあったからこそだった。初期みたいに行き当たりばったりで活動していたら、アメリカまで行く自信は生まれなかっただろうね。

──コンスタントに大きな会場でライブをやる計画はいつの間にかなくなってしまったんですか。

KOZZY:大きな会場をなかなか押さえられない時代になってしまったしね。僕のなかではあの日本青年館でのライブが象徴的でさ。もうすぐなくなるってことで選んだ会場だったんだけど、その後も渋谷公会堂とか青山劇場とか首都圏のイベント会場がどんどん閉館していったじゃない? それは結局、ああいう大きな会場でロックをやることはいまの世の中に求められてないってことなんだよ。だけど、僕らみたいな弱小規模のバンドでもいろんな人たちを巻き込んで野音や日本青年館みたいな場所でライブをやれたわけだし、これからは地に足をつけた活動をしていけばいいじゃないかと思うようになった。

 

今夜はショウダウン

2016年10月12日(水)発売
SPACE-001/価格:3,700円+税
発売元:株式会社スペースエイジ
LABEL:B.A.D RECORDS UNITED

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【収録内容】
<DISC-1>(スタジオ録音盤)
01. 今夜はShowdown
02. トゥイスティン・ナンバーワン
03. 喜八露留(CAROL)
04. 真っ赤なチェリー
05. あの娘のファラウェイ・アイズ
06. OH! CAROL
07. LONG DISTANCE CALL
<DISC-2>(ライブ・ベスト録音盤)
01. 情熱のロカ・ローラ(S88.4.21 日本青年館)
02. 彼女はフィールグッド(S89.4.13 東京キネマ倶楽部)
03. 狂騒天国(S89.4.13 東京キネマ倶楽部)
04. ノーバディ・ガール(S90.4.12 リキッドルーム)
05. ロックンロール・スルー・ザ・ナイト(S88.4.21 日本青年館)
06. 恋のマジック・ドライヴィン(S88.4.21 日本青年館)
07. 首都高ムーンライト(S88.4.21 日本青年館)
08. いとしのキャンディ・ガール(S88.4.21 日本青年館)
09. あの娘はバタフライ(S90.4.12 リキッドルーム)
10. 消えたサマー・ラブ(S86.12.4 ラフォーレミュージアム原宿)
11. 100メートルの恋(S86.12.4 ラフォーレミュージアム原宿)
12. キャンディー・ゴールド・サンセット〜燃えるサンセット〜(S85.4.7 広島クラブクアトロ)
13. アイスキャンディー・ボーイ(S87.12.9 新宿風林会館)
14. リンカーン・コンチネンタル(S89.4.13 東京キネマ倶楽部)
15. 恋のスピードウェイ(S89.4.13 東京キネマ倶楽部)
16. 2分8秒の恋(S85.4.7 広島クラブクアトロ)
17 熱帯ドライヴ(S86.12.4 ラフォーレミュージアム原宿)
18. 83413(今夜は最高)(S88.4.21 日本青年館)

Live info.

ザ・マックショウ全国ツアー『真夏のショウダウン '91』特別公演
今夜はショウダウン イン 日比谷野音

昭和91年(2016年)10月16日(日)日比谷野外音楽堂
開場 16:00/開演 17:00
前売 5,500円/当日 6,000円(小学生以下無料・中学生以下2,000円)
プレイガイド:チケットぴあ/ローソンチケット/イープラス
チケット販売協力:
《北海道》札幌・PIGSTY(011-868-8658)/札幌・RANSKY(011-688-5161)
《東北》宮城・A DAY(022-723-8302  20:00以降)/福島・ヒローズファクトリー(024-545-8644)/Magical Rocket(024-502-5455)
《関東甲信越》新潟・sexycat(025-222-3830)
《関東》原宿カウンターアクション(03-3423-8227)/足利ミラクルウーマン(0284-41-6647)/熊谷ガレージパラダイス(050-1130-1950)/千葉・SODA POP(047-326-5999)
《東海》CREAM SODA静岡(054-272-7585)/三重・LIVE&CAFE HERO'S(0594-41-5060)/愛知・JBムッシュ(052-823-1933)/JRoyal Master Dress Cafe(0564-21-1770)
《関西》和歌山・K-PLACE(073-482-3123)
《四国》高知・BLUE SKY(088-848-0225)
《中国》広島・GALLERY SPACE 5.15(0829-30-3007)/山口・D.T TATTOO(0836-43-7374)
《九州》福岡・ARTOMIC(092-711-0092)/佐賀・ROCK BAR THE ROOTS(090-4344-2016 ジュリア原)
*当日は全席指定・整理番号順に入場となります。中学生以下の入場ご希望の場合、一旦前売チケット(5,500円)をご購入いただき、コンサート当日に野音キャッシュバック受付コーナーにて差額の3,500円を返金いたしますので、お手数ですが生年月日の分かる身分証明書をご持参ください。
問い合わせ:DISK GARAGE 050-5533-0888