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新宿ロフト40周年記念イベント『DREAM MATCH 2016』特別対談 第1回 SAKANAMON(Rooftop2016年7月号)

 今年、オープン40周年を迎える新宿ロフト。この1年をかけて、そのアニバーサリー的なライブが同所を中心に数多く行なわれる。同所所縁のアーティストが多数出演し、ジャンルも多岐に渡っている、それらのアニバーサリー・ライブ。そんな中でも歌ものを中心に、ロフトを飛び出してO-EASTで行なわれるイベント『DREAM MATCH 2016』は、特に目を惹くものだ。
 「曲の良さを伝えたい」との趣旨の下、新宿ロフトの名物スタッフ・樋口寛子が、彼女所縁のアーティストに声をかけ実現した同イベント。世代もジャンルも音楽性も違った幅広いアーティストが集いながらも、きちんと"良い曲"という根幹がうかがえる、まさに主催者の趣旨と顔が浮かんでくるのも特徴的だ。
 そんな『DREAM MATCH 2016』をフィーチャーし、出演アーティストと、その主催者・樋口を迎えて3ヶ月連続で行なう対談インタビュー・シリーズ。第1回目はSAKANAMONにご登場願った。[interview:池田スカオ和宏(LUCK'A Inc.)]

数あるアーティストの中から自分たちも誘われたというのは非常に感慨深いです(森野)

──まずは、第2弾の発表でSAKANAMONの参加が発表されましたが、今回のイベントに誘われていかがですか?
森野:凄く嬉しかったです。樋口さんはいつも「いいバンドしか誘わない!!」と豪語しているし(笑)、信念を感じられるブッキングを続けてこられたので、そんな樋口さんのスペシャルなイベントに誘ってもらえるなんて…って恐縮した気持ちです。
木村:僕らもようやく樋口さんに認めてもらえたんだなって。感慨深いです。出演する他の方々も凄いし。完全に樋口さんのセンスが感じられるイベントですよね、これは。
藤森:3年ぐらい前から、ロフトにライブに出た際の打ち上げとかで、よく周りのバンドも交えて、「“樋口フェス”みたいなものができたらいいよね」なんてみんなで語っていたので、今回それが実現して嬉しいですね。しかも数あるアーティストの中から自分たちも誘われたというのは非常に感慨深いです。
樋口:今やSAKANAMONも大きくなっちゃったので、これまでのことを忘れて断られたらどうしよう? と心配していました(笑)。打ち上げや飲みの席で「いつか縁がある皆さんを呼んで大きなイベントをやりたい!!」と、ことあるごとに私が言っていたので、念願叶ってという感じです。
木村:なんだかんだ言って樋口さん、歌もの系が大好きですもんね。
樋口:そうですね。その曲が好きだから自分の公演に出演依頼をするという感じです。私もその曲を生で聴きたいですし。その意図はブッキングを始めた16年前から今も変わってないです。今回の公演のブッキングはまさに大事にしていたところでした。
森野:それ、凄く嬉しい。ブッキングのほとんどの方が、「そのアーティストが好きだから」が理由で呼んでいることが多いでしょうからね。
 

ライブのたびに床の市松模様がだんだんと見えなくなっていくのが凄く嬉しかった(樋口)

樋口:SAKANAMONが新宿ロフトに初めて出演した時は、動員が7人でしたね(笑)。
森野:気合い入れて友だちも誘ったのですが…(苦笑)。最初にロフトに出た時は、かなり本気で呼び込みをかけましたからね。憧れのライブハウスだったし、数多くそこでライブも見ていたし。なにせ登竜門的なイメージがロフトにはありましたからね。そのステージに自分たちが立てる、あれはホント興奮したな。
木村:最初にステージに立った時は会場の広さにまず驚きましたね。いつも出ているライブハウスが4つ入るぐらいの大きさに感じました。あと、「出演者にはソフトドリンクが飲み放題」っていうのもありがたかった。
──最初にロフトに出た時のことなんて覚えていますか?
森野:「プロのライブハウス!!」って印象でした。スタッフさんもみんなしっかりとしているし、音や照明もキチンと、とことん納得の行くところまでやってくれたし。藤森君なんて、ギターの弦が切れた時にスタッフの方が張り替えてくれましたからね。そんなライブハウスないですよ。その分、自分たちも気合い入ったし、他のライブハウスにはないプロ意識を目覚めさせてくれた場所かもしれない。あと当時は、やっぱり一人でも多く来てもらいたかったこともあり、勝手にチケットをディスカウントして、友だちに売ったりしていたこともあったんです。だけど、それが故に、実際にもらえるべきギャラも、もらえない時があって。その時に樋口さんから「それはみんなが勝手に安くしたんだから、みんなが補填するべき。悔しかったら、次はキチンと全部定価で売って、今回のマイナスを取り戻しに来なさい」的なことを言ってくれたんです。その時に「そうだ、その通りだ!!」と目が覚めましたね。
木村:そうそう。定価で払ってくれた分以上のライブを「俺たちは魅せるぜ!!」ってなりました。そんな意識が芽生えたのも、ロフトに出て以降でしたからね。ホント、ロフトはスタッフさんがしっかりしているし、仕事への責任感が凄い。みんな楽しんでやっている感じも凄く伝わってくるし。
森野:ホント、お金をきちんともらってライブをするということを認識させてくれたのがロフトであり、樋口さんでしたね。スタッフさんもステージでは、それこそプロのバンドさん同様に自分たちに接してくれて、機材も助けてくれました。当時はアマチュアながらプロの気持ちにさせてもらえる、他のライブハウスにはないタイプのステージを経験することができました。
樋口:SAKANAMONはある時から急に動員が伸び出したよね。ライブのたびに床の市松模様がだんだんと見えなくなっていくのが凄く嬉しかっただけに、新宿ロフトをソールド・アウトした時は、本当に驚きました(笑)。「ずっと応援してきて良かった!!」と心から思いました。
 

みんな個性も強いし、曲もいいので、みなさんにステージでも打ち上げでのお酒でも負けないように頑張ります(藤森)

──来たる9月25日の『DREAM MATCH 2016』の意気込みを聞かせてください。
木村:「樋口さん、ホントありがとうございます!!」って気持ちでやらせてもらいます。「今までありがとう!!」って。
樋口:なんか私、引退するみたいじゃん(笑)。
木村:じゃなくて、「これからもブッキングで僕たちを呼んでくださいね」ってことで。出演後は再び、「また頑張ろう!!」って引き締まった気持ちになれるんでしょうね。
森野:「曲がいいアーティスト」の中のひとつとして呼んでもらえるので、ホント感無量ですね。しっかりそこをセールス・ポイントとして出せるように当日はいいライブをします。
藤森:出るアーティストみんな個性も強いし、曲もいいので、みなさんにステージでも打ち上げでのお酒でも負けないように頑張ります。そうそう。イベントの最後、樋口さんを胴上げしようよ(笑)。
──最後に新宿ロフトに40周年のメッセージをお願いします。
藤森:実は僕たち、これまでロフトでワンマンをやったことがないので、いつかはやりたいですね。
木村:昔みたいにメンバーそれぞれが考案した食べ物やドリンクを販売したりね。昔、『夏祭り』で射的があったよね。あんなこともまたやりたい。それこそいろいろと楽しいことを、またロフトでしたいです。
森野:これまでお世話になった分、今度は是非ロフトさんに恩返しがしたいですね。あと、最後に宣伝を。4月にニュー・アルバム『HOT ATE』をリリースして、それを引っ提げて全国ツアーをやります。是非みなさん各会場へ遊びに来てください。
木村:ロフト・ファンの人は絶対に気に入る音楽だと思いますので。
藤森:今回のイベントでひとつでも好きなアーティストがいたら絶対に好きになってもらえる作品やライブだと思うので、是非聴いたり観に来たりしてください。
 

Live info.

SHINJUKU LOFT 40TH ANNIVERSARY MUSIC FES
DREAM MATCH 2016
2016年9月25日(日)TSUTAYA O-EAST
【出演】音速ライン/SAKANAMON/Brian the Sun/つじあやの/メレンゲ ほか
【出展&出店(予定)】「路地裏の僕たち」(フジファブリック初代Vo&G:志村正彦の故郷、山梨県富士吉田市在中の同級生を中心とした団体)
【時間】開場 13:15/開演 14:00
【料金】前売 4,800円/当日 未定(共にドリンク代別)
【チケット】一般発売 7月30日(土)
【お問い合わせ】VINTAGE ROCK std.(03-3770-6900/平日12:00〜17:00)
 
【主催】SHINJUKU LOFT
【企画制作】LOFT PROJECT/VINTAGE ROCK std.
【協力】LivePocket-Ticket-/LUCK'A Inc
【オフィシャルサイト】http://www.loft-prj.co.jp/LOFT/dm40th/