Rooftop ルーフトップ

INTERVIEW

トップインタビュー中島卓偉×将(A9)(Rooftop2016年6月号)

5月に続き、中島卓偉が新宿LOFT40周年公演に2ヶ月連続で出演! 今回は新宿LOFTに初出演となるA9との2マン!!

2016.06.01

 A9のボーカル将が憧れ続け、影響を受けてきたロック・アーティストの中島卓偉との2マンがついに新宿LOFTにて実現! 中島卓偉の音楽を知るきっかけとなった出来事や、本人を目の前にして卓偉に対する気持ちを語るなど、将の想いがとても伝わる対談ともなった。
 将にとって6月16日は、初めての新宿LOFTのステージでの憧れの人との2マン対決となる日。2人の競演とセッションでの共演は見逃せない1日になること間違いなし!
 (interview:河西香織/新宿LOFT)

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2人の出会い

——まずはお2人の出会いを教えてください。
卓偉:2008年か2009年だったと思うんですよね。
将:それくらいだったと思います。千葉のbayfmの…。
卓偉:そうですよね。ラジオの公開収録か生放送か、そういう感じで、たくさんの人が出てるイベントだったんですよね。その時にCDを交換した記憶があるんですけど…。
将:はい! 僕は元々卓偉さんのCDをすごく聴いていて大好きだったので、勇気を振り絞ってCDを交換させて頂きました。インタビューとかを読んでいて、すごいストイックなイメージがあって、すごく怖いと言うか…。
卓偉:怖くないわ(笑)。
一同:(笑)
将:でも目の当たりにしたら、すごい柔らかい空気が漂ってました(笑)。それが最初でした。
——ラジオの収録でお会いしたってことですか?
卓偉:収録での絡みはなかったんですけど、たくさんのゲストが入れ替わりで出られるような番組で、その時に挨拶をしてきてくれたんです。2008年だったとしても8年くらい経つので、結構前でしたね。
——では、先日のライブ(4月5日のO-WEST)の時はとても久々な感じだったんですね。
将:ですね。実際にお会いしたのはとても久し振りでした。
卓偉:僕のイベントのライブに来てくれて。いやー、嬉しかったですよ。有難うございました!
将:いやー、もう、嬉しかったです!
——先日は卓偉さんがA9さんのライブ(4月16日の品川ステラボール)を観られましたが、お互いのライブを観た感想を教えてください。
卓偉:そうですね、ずっとライブを観れていなかったので、生演奏をしているA9というバンドの絵づらと言うか立ち位置と言うか、パフォーマンスっていうのをただただ全部観たいなっていう感覚でステラボールに行ったんです。映像がすごかったというのもありますが、自分はバンドっぽい音でやってますけどソロなので、バンドっていう感じの5人で、そこもすごく良かったですね。僕はバンドをやりたくても出来なかったタイプだから、バンドのマジックっていうのを、観ててすごく羨ましくなりましたね。ツアーの初日とは思えないような感じでした。
将:いやー、ずっと変な汗をかいてました(笑)。
——将さんはどうですか?
将:僕は、バンドを始めて1〜2年目くらいの時に、お姉様のファンの方に「素晴らしいボーカリストがいるから、これを聴け」と言われて、卓偉さんの『ピアス』から『FORK IN THE ROAD』くらいまでの作品を渡されて。
卓偉:ファンの人に?
将:はい。でも、その時はリアルタイムでは卓偉さんの音楽に出会えてなくて、それでCDを聴いてすごい衝撃を受けたんです。確かインターネット限定で買える野音(日比谷野外音楽堂)と渋公(渋谷公会堂)のDVDを買ったりしました。で、1人でカラオケに行って、歌を聴いては練習してっていうのを繰り返していて、歌の練習の教材だったんです。
卓偉:いやいやいや、とんでもないですよ(笑)。
将:当時から、自分は体幹がなかなか鍛えられなくて、軸がステージングしててもブレ易いタイプだったんです。でも卓偉さんは重心がバシッと定まっていて、体幹がしっかりされていて、それが歌に繋がっている感じだったり、アジレートする堂々たる感じが僕の理想とする感じだなって当時から思っていたのを、O-WESTでのライブを間近で観て、再確認しました。
卓偉:いやいや、とんでもないです。考えてみたら、あの日は古い曲も結構やったんだよね。
将:そうですよね! 『FORK IN THE ROAD』の曲を演られている時は、すごく感動しちゃいました。
卓偉:嬉しいです! でも恐縮です、本当に。いや〜、そうだったんですね。
将:実話なので、ライブを観て頂いてすごい恐縮です。
——ファンの方から勧められて卓偉さんを知ったんですね。
将:卓偉さんがデビューされた時、僕はちょうどバンドをやり始めた頃で、テレビとかも観てなかったし、お金が無さすぎて音楽を聴く余裕もない感じだったので、バンドを始めてから卓偉さんの音楽に出会えたんです。
卓偉:この前のライブのMCで結成12年って言われてたじゃないですか。今の5人が集まって12年なんですか?
将:はい、気付いたら12年経っちゃいました。
卓偉:へー、すごいですね。素晴らしいです。デビューで言うと何年なんですか?
将:気付いたらメジャーからリリースしていたっていう感じだったんです。そこからは10年くらいです。
卓偉:そうなんですね。ツアーの初日でしたが、すごいバンドの歴史を感じるライブでしたよ。
将:恐縮です。
 

新宿LOFTの印象

——今年の10月で新宿LOFTはオープン40周年を迎えるんですが、いろんなライブハウスにご出演している2人から見た新宿LOFTの印象ってどういう感じですか?
卓偉:僕は福岡出身で、福岡にいる時から雑誌で見たり、ライブをやられてる写真でチェッカーフラッグのイメージとかがあって、新宿LOFTっていう名前は知ってたわけですよね。それくらい日本全国から見てもバンドマンからしても、影響力があるライブハウスなんだなっていう第一印象ですね。古くはBOØWYがやってたとか、そういう歴史もあって、いろんな人たちがやられてたっていう事実も残っているわけですしね。上京してきて初めて新宿LOFTに来た時は、ここ(歌舞伎町)ではなく小滝橋の時で、16歳くらいだったんですけど、昼の部と夜の部に分かれていて、夜の部はまだ未成年は入っちゃいけないっていうノリだったんですね。でも入り口の前に立った時とかは、「すごいなー」って、背筋が伸びるような思いでした。僕はそういう印象ですね。
将:僕は父がドラマーとして前(小滝橋)の新宿LOFTに出ていたらしいので。
卓偉:あっ、そうなの!?
将:はい。「BOØWYの次の日に俺は出てたんだ」とかって。次の日は全然自慢にならないんですけど(笑)。
一同:(笑)
将:自分が出るって知ったら、喜ばれそうです(笑)。移転されてからですけど、初めて新宿LOFTに出れるので。
卓偉:あっ、今回が初めてなんだ! 他のメンバーも?
将:だと思います。憧れの人と憧れのステージに立てるので楽しみです。
卓偉:いやいや、恐縮です。
 
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LIVE INFOライブ情報

SHINJUKU LOFT 40TH ANNIVERSARY
master+mind 〜Sense of Pulse #09〜
2016年6月16日(木)新宿LOFT
OPEN 18:15 / START 19:00
前売り 4500円 / 当日 5000円(共にD別) ※未就学児童入場不可
【出演】
中島卓偉 / A9
《中島卓偉 musicians》Guitar生熊耕治 / Bass鈴木賢二 / Drums石井悠也
【チケット発売(Cチケット)】
LOFT店頭・ローソン(L:73348)・e+にて発売中!
【入場順】
FC-A&Bチケット(受付終了)の各No.001〜の並列→Cチケットの各No.001〜の並列
【主催・企画・制作】
新宿LOFT / master+mind
【新宿LOFT40周年特設サイト】
【お問い合わせ】
新宿LOFT 0
 
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