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9mm Parabellum Bullet(Rooftop2016年5月号)

デモの段階から激的変化を遂げた「Lady Rainy」

中村:さすがにこの演奏は不可能でしょ? っていうデモも昔はあったよね。

かみじょう:これは腕が5本ないと無理だな! っていうヤツね(笑)。

中村:どれだけデモを作り込んでも、実際にやってみないと分からないことがやっぱりあるんですよ。でもそれをアレンジ力やそれぞれの個性を活かして何とかするのがバンドの醍醐味でもありますからね。

かみじょう:僕が初めて作った曲なんてベースが14フレットくらいズレてて、0弦がないと出ない音にして和彦に怒られた記憶がありますからね。「こんな音、出ねぇよ!」って(笑)。

中村:これは5弦ベースを買えってこと!? って思いましたからね(笑)。

かみじょう:そういう理論的なことが以前は何にも分かってなかったんですよ。ギターも28フレットくらいじゃないと出ない音を使ったりして(笑)。「3031」(3rd Album『Revolutionary』収録)で初めて作曲した時はすべてにおいて転調してたし、その次の「Zero Gravity」(5th Album『Dawning』収録)からいままでの2、3年をかけて楽典を独学したんですよ。好きな曲のコード進行を勉強したり、自分なりにいろいろと研究してやっと一人前に曲が書けるようになったんです。和彦はコンスタントに曲を書いてましたけどね。

中村:僕はかみじょうくんみたいに頭に叩き込む感じじゃなくて、感覚でやってますけどね。このフレーズが格好いいかな、みたいな感じで。

かみじょう:ホント? 僕ら理系タイプだから、実践よりもまず理論を学んでからやってみるほうじゃない?

中村:……まぁ、分からないけど。

かみじょう:全然賛同を得られてませんね(笑)。

──独学で音楽理論を学んで、滝さんや卓郎さんの作詞・作曲能力のすごさが理解できたところもありました?

かみじょう:ありましたね。自分で曲を書くようになって、あの二人はすごいんだなと素直に思いました。

──これだけ自作曲が採用されれば自信も付くでしょうし、もっといろんなタイプの曲を書いてみたいという欲が出てきませんか。

中村:自分としてはできることをやるだけなんで、欲を出したところで…みたいな気持ちはありますね。

かみじょう:僕はいますごく曲を書いていて、今年に入ってからもう4曲くらい仕上げたんですよ。まぁ、それを9mmで使うかどうかは分かりませんけどね!(笑)

──(笑)感傷的なミディアム・バラッドの「Lady Rainy」は詞・曲共に卓郎さんが手がけていますが、これはデモの段階からかなり化けたんですか。

中村:卓郎さんの持ってきたデモにはベースがほとんど入ってなかったんですよ。

かみじょう:なかったね。ギターとドラム、メロディ・ラインしか入ってなかった。

中村:ドラムって言っても、当たりを付けたようなパターンが入ってるだけで。

かみじょう:ギターもリフじゃなくて、バッキングのコード進行だけだったので。滝がリフを付けた途端に曲の表情がめちゃめちゃ変わって、すごい名曲になりましたね。たとえばピアノだったメロがボーカルに変わったり、リフが一つ入っただけで曲がガラッと変わるので、デモを聴いただけじゃ分からないんですよ。白黒映画がカラー映画になるくらい変わるし、デモだけじゃ曲の良し悪しは一概に評価できないんです。

中村:メロディとコード進行がまず先に出てきて、それに対して各自がアプローチしていくのはそのメロディとコード進行を活かすことなんです。メロディがない状態でアレンジを詰めていく場合とは弾き方や叩き方が違うし、その意味で「Lady Rainy」の作り方は特殊なケースでしたね。

──いまやそうやって曲作りもアレンジの詰め方もスキルが上がって、合宿で曲作りをしていた頃とは大きく様変わりしましたね。

中村:合宿してた頃は呑んでるだけでめちゃくちゃでしたからね(笑)。酒を呑んでスタジオに入って、レコーダーを回して、気づいたら曲が出来てたみたいな感じだったので。作ってた時はどんなふうに仕上げたのかさっぱり覚えてないから、次の日の朝に聴いてみたら「何だこれは!? アツいな!」って驚いたりして(笑)。まぁ、使えない曲もいっぱいあったし、いまみたいにちゃんと整理しながらやれるなら、それに越したことはないですよね。

──そう言えば、この『Waltz on Life Line』はアナログ盤も発売されるんですよね。

中村:僕はカッティングの作業にも立ち会ったんですけど、やっぱりすごくいい音ですね。全体的にナチュラルなコンプがかかって、全部の音が一つの塊みたいになってる気がします。

 

6th Album
Waltz on Life Line

初回限定盤(CD+DVD):COZP-1155〜6/3,800円+税
通常盤(CD):COCP-39538/2,800円+税
アナログ盤:COJA-9304/3,800円+税(初回生産限定)
2016年4月27日(水)発売

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【通常盤】
[CD]
01. 生命のワルツ
02. Lost!!
03. 湖
04. Mad Pierrot
05. 反逆のマーチ
06. ロンリーボーイ
07. Kaleidoscope
08. Lady Rainy
09. ダークホース
10. 誰も知らない
11. 火祭り
12. モーニングべル
13. 迷宮のリビングデッド
14. スタンドバイミー
15. 太陽が欲しいだけ

【初回限定盤】
[CD]
通常盤同様
[DVD]
◆QUATTRO A-Side Single『反逆のマーチ/ダークホース/誰も知らない/Mad Pierrot』Release Party at SHIBUYA CLUB QUATTRO 2015.09.09
01. 荒地
02. Invitation
03. Mr.Suicide
04. Mad Pierrot
05. 黒い森の旅人
06. Trigger
07. Mr.Brainbuster
08. 悪いクスリ
09. 反逆のマーチ
10. Punishment
◆ゲリラライブ at TOWER RECORDS SHIBUYA 2015.09.09

Live info.

9mm Parabellum Bullet LIVE 2016 “Waltz on Life Line” at 日比谷野外大音楽堂
6月19日(日)日比谷野外大音楽堂[東京]
OPEN 17:00/START 18:00
前売 4,500円(税込)
問い合わせ:DISK GARAGE 050-5533-0888

9mm Parabellum Bullet TOUR 2016 “太陽が欲しいだけ”
6月24日(金)酒田 MUSIC FACTORY[山形]
6月26日(日)青森 Quarter[青森]
7月9日(土)長野 CLUB JUNKBOX[長野]
7月10日(日)富山 MAIRO[富山]
7月12日(火)京都 磔磔[京都]
7月13日(水)松阪 M'AXA[三重]
9月18日(日)熊本 B.9V1[熊本]
9月19日(月・祝)福岡 DRUM LOGOS[福岡]
9月21日(水)松山 W studio RED[愛媛]
9月22日(木・祝)高松 オリーブホール[香川]
9月30日(金)広島 CLUB QUATTRO[広島]
10月2日(日)米子 AZTiC laughs[鳥取]
10月8日(土)Zepp Sapporo[北海道]
10月10日(月・祝)Zepp Tokyo[東京]
10月16日(日)Zepp Nagoya[愛知]
10月22日(土)仙台 PIT[宮城]
10月30日(日)Zepp Namba[大阪]