Rooftop ルーフトップ

INTERVIEW

トップインタビュー倉持由香(Rooftop2014年10月号)

なるかグラドル捲土重来!?
「進撃の尻職人」こと倉持由香、参上ッッッ!!!

2014.10.01

 スリー・サイズが上から84・58・100と、スカウターが爆発しそうなほどの「お尻」を武器に大活躍中のグラビア・アイドル、倉持由香。
 今年の1月には自身が部長となり、「グラドル自画撮り部」を発足。その名の通りグラドルが自画撮り写真をツイッターに載せるこの「部活動」は、ハッシュタグによって全世界に拡散され、Yahoo!ニュースにも取り上げられるほどの注目を浴びた。
 この部活動によって一躍有名となった、いま最も旬のグラドル、倉持由香が、11月4日(火)に生誕祭(実際の誕生日は6日)を開催! 主催としては自身初出演となる、このイベントを前にいろいろと伺ってみました! ケッ気盛んな男子諸君!! 尻職人の元に集ケツせよッッ!!!(interview:マツマル/LOFT / PLUS ONE)

仕事がないグラドルから「尻職人」へ華麗な転身!

──倉持さんと言えば今年、「グラドル自画撮り部」発足で脚光を浴びた印象がありますが、これを始めるに至った経緯を教えて頂けますでしょうか?

倉持:グラビアに出たくて今の事務所に2年半前ぐらいに移ったんですが、グラビア氷河期ということもあって全然お仕事がなかったんです。知名度もないのでDVDにも出られなくて。何とかして知名度を上げようと思って、2年ぐらい前から始めたのが自画撮りでした。その頃、ニコ生でご一緒に仕事をさせて頂いたカメラマンさんから「君は綺麗で大きなお尻をしてるから、そのお尻を武器にしなかったらただの無駄ジリになるぞ!」と言われたのがキッカケでお尻を載せるようにしたんです。昨年、「日テレジェニック」(眞鍋かをりや小倉優子などのグラドルを輩出したことで知られる)の座を懸けて100人の女の子(候補生)が争う『アイドルの穴』という番組に出演したんですが、視聴者の方からの投票を頂くために、番組内で「私のお尻に(票を)入れて下さい!」と叫んだのが、ありがたいことに反響を頂きまして…。

──あの辺りから倉持さんの名前がネットに出るようになってきましたよね。

倉持:『アイドルの穴』の公式サイトは候補生のツイートが流れる仕様になっていたんですが、その中でも「目立ってやろう!」と思って、5分に一度は自分の尻画像が流れるように自画撮り写真を載せてツイートしまくったんです。Botとかは分からなかったので、ひたすら手動で(笑)。ホントに毎日お尻の写真ばかり載せていたので、何となく「職人みたいだな〜」と思いまして、「尻職人」を自称させて頂くようになりました。

──あえなく「日テレジェニック」には落選したものの、確実に知名度は上がりましたよね。

倉持:地道な尻活動の結果、今年の初めぐらいにはツイッターのフォロワー数が3万人ぐらいになりまして、「これをみんなでやったらもっと大きいムーブメントになるのでは?」と思い立って、すぐに吉田早希ちゃん(現・副部長)と塚本舞ちゃん(現・書記)を誘って、「グラドル自画撮り部」としての活動が始まりました。自画撮りのSNSを立ち上げられるぐらいのスキルがあれば良かったのですが、Botすら扱えないほどでしたので(笑)、ツイッターのハッシュタグを使って拡散することにしました。

──「自画撮り部」の部員数って何名ぐらいなんでしょうか?

倉持:ツイートに「#グラドル自画撮り部」をつけて自画撮りをアップした「グラドルであり、グラドルが好きな女の子」が対象ですが、一応、公式アカウントでフォローしている数が部員数ですので、現在(9月時点)で450人ぐらいですかね。

──普段は全く接点のないグラドルさんもいらっしゃるんですか?

倉持:います! 浜田翔子さんがハッシュタグをつけてツイートしてくれていたんですが、のちにお会いした際に「もっとグラビアを盛り上げていきたいよね」と熱い想いを頂きまして、とても感動しましたね。

 

女体への憧れを語る!

──「女優になりたい」などの目標があってグラドルになった方も多いと思うのですが、倉持さんがグラドルを始めた理由は何でしょうか?

倉持:私はステップアップとしてグラドルになったわけではなくて、グラビアで満足いくまで仕事をした後は、グラビアを「作る側」に回りたいと思ってグラドルとしての仕事を始めました。小さい頃は『週刊少年マガジン』の表紙を飾るようなグラドルさんに憧れておりまして。

──本当にグラビアが好きだったんですね。

倉持:グラビアと言うか、「女体」が好きでした(笑)。物心ついた時には『ジャポニカ学習帳』に女体の落書きをしてましたね。リカちゃん人形を脱がしてデッサンしたり。未だに、大学のレポートを書いていたはずが、気がついたら女体を描いていたりして…。

──少し前のグラドルさんで言うと、どなたが好きだったんですか?

倉持:「イエローキャブ」(佐藤江梨子・小池栄子などが所属)の方や、ほしのあきさん、熊田曜子さんとか……「グラドル黄金時代」の方々は憧れですね。私自身、もう一度黄金時代を取り戻したいと思ってます。今でもグラドルとして一時的に売れる子は出てきますけど、一過性のもので終わらせないためにも、どんどん魅力的なグラドルが出てこられる環境を作っていきたいですね。

──以前、ロフトプラスワンのイベントにゲスト出演された時に「やっと写真集が出せる」と仰っていた記憶があるのですが、写真集を出すのってそんなに難しいんでしょうか?

倉持:難しいです! 出版が決まった時は嬉しくて泣いてしまいました。今は出版不況ですし、DVDは出せても写真集となると、すでに売れている子やアイドルの子とかになってきますね。出せただけでも嬉しいのに、『ランク王国』の写真集売り上げランキングで錚々たる顔ぶれの中で7位に入ることができましたし、感謝の気持ちでいっぱいですね。

──今度、うしじまいい肉さんプロデュースのもと、『いいなりもっちー飼育日記』というDVDを発売されるそうですが(註:現在は発売中)、見所はどこでしょうか?

倉持:昨年12月に発売した、同じくうしじまさんプロデュースの『くらもちいい尻』に続いて、今回も着用しているうしじまさんブランドの『Predator Rat』の衣装は見所のひとつですし、内容としては、首輪をつけられて学校の前を歩かされたり、走る車の窓から顔だけ出した状態で服を脱がされたり…と、ドS歓喜のものになってますね。

──最近はほぼ「着エロ」といった感じの過激なDVDも増えましたよね。

倉持:アダルト・ビデオとの境目は欲しいですよね。グラビアの良さは「絶対に三点は見せない」みたいなところにあると思っているので、日本的な「わびさび」の部分は大事にしていきたいですね(笑)。

──青年漫画誌のグラビアを見て育った僕みたいな輩は「妄想」で楽しんでいた部分もありますからね。

倉持:その通りだと思います。アダルトとはまた用途が違いますから。「妄想力」を大事にして欲しいですね。

 

中身は完全にオトコ!?

──このたび当店で『生誕祭』を開催しようと思われたのには何か理由があったんでしょうか?

倉持:もともと誕生日会をロフトプラスワンでやりたかったんです。吉田豪さんのイベントによく足を運んでいたこともあって、あえてあまりグラドル生誕祭のイメージがないロフト系のお店でやりたいなと思ってました。それで何となくツイートしたらすぐにオファーが来て(笑)…エゴサーチされたんでしょうか?

──はい。こちらとしてもイベントに出て頂きたかったこともありまして、渡りに船でした(笑)。どんなイベントにしたいですか?

倉持:私、実は芸歴が10年もあるんですが、自分の生きてきた23年間を黒歴史も含めて振り返ってみようかと(笑)。

──けっこう前に痴漢撃退事件で有名になったこともありますよね。

倉持:それもですし、小学校の頃に引きこもっていた話とか、他にも今まで公にしてこなかったことも洗いざらいブチまけたいなと。あとはグラドルの子たちと今後の業界をどう盛り上げていくか、という話をしてみたいですね。

──もしレギュラー・イベントを持つ、という流れになったらどんなことがしたいですか?

倉持:ん〜〜…いろいろありますけど、「漫画を語る会」みたいなのがいいですかね。

──第1弾のテーマは何にします?

倉持:『バキ』かなぁ(笑)。今だと『キングダム』とか。「山本英夫先生を語る会」なんてどうでしょう? 場所も新宿ですし。

──いいですね! 女子のお客さんはいなそうですが(笑)。ご趣味が完全に「オトコ」ですけど、ご兄弟がいらっしゃるんでしょうか?

倉持:9歳上の兄がいるんですが、本棚にあった『寄生獣』にハマって、そこから『ジョジョ』、『バキ』、『シグルイ』、『殺し屋1』…と読み漁っていきましたね。ゲームも兄の影響で、『マッピー』やら『スパイ VS スパイ』にハマり、『大魔界村』をやり込んだり…。

──シブいお兄さんですね。サブカル的な引き出しの多さも倉持さんの魅力のひとつですが、今後の展望はありますか?

倉持:2年ほど前のグラビアの仕事自体が少なかった時と比べて、また雑誌にグラビアが載る機会が増えてきた実感があるのですが、少しでも役立てているなら光栄ですし、今後も貢献していきたいなと。あと、野望としては海外に向けてグラビアを発信していきたいですね。最終的にはフランスの「ジャパンエキスポ」に出られたらいいなと(笑)。いずれは自分が昔愛読していた『スコラ』とか『サブラ』みたいな雑誌も作ってみたいですね。

──先ほどからずっとオトコと喋っているような錯覚に陥りっぱなしです(笑)。

倉持:正直、女子とは話が合わなかったですね。空手少女でしたし。グラビアもですけど、『バキ』の世界にずっと憧れていたんですよね。

──ちなみに『バキ』で一番好きなキャラって誰ですか?

倉持:花山薫ですね! あんな孤高の存在になりたいですね。お尻ひとつで皆さんのカリスマになれるよう頑張ります(笑)。

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LIVE INFOライブ情報

2014年11月4日(火)
【会場】新宿ロフトプラスワン
【出演】倉持由香、他
*タイトル、チケットなどについては近日発表!

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