玄界灘渡部、久々の登場！ 鉄割 in LPOに乞うご期待！
── 一応、触れておきたいんですが、今回の芥川賞選考会でも、5度目の最終候補に挙がりつつ、またしても落選…ということで、大変伺いづらいのですが、どういった心境なんでしょうか。
戌井：「よく落ちるな」って感じですよね（笑）。「あきらめずによく応募してるねー」みたいなことを言ってくる人もいるんですけど、あれは公募ではないし、お願いして候補に入れてもらっているわけではないのです。
──『情熱大陸』では知人を集めて、待ち会をやってましたよね。
戌井：いや、あれはテレビ向けにやっただけで、普段はそんな、お祭り気分の人間ではないです。担当の方とかと2、3人で連絡を待つぐらいです。落ち込みはするけど、30分もすれば「まぁしょうがねぇか」ってなってます。今回、最後までPK戦みたいな感じで惜しかったとは聞いたんですが、いくら惜しくても取れないと意味ないですから。
──「好き」ってずっと言いつつ、絶対に付き合ってくれない人みたいですね。
戌井：それが一番困っちゃいますよね。でも、最初はこっちもその気になってワクワクするけど、さすがに5回目ともなるともう落ち着いてきたんで、オトナの恋みたいな感じになってきたというのでしょうか。
──芥川賞については第1部ご出演の豊崎由美さんがいろいろと突っ込んでくれると思うので、このへんで収めておくとして…。同じくイベントに出る東陽片岡さんや不破さんとはどんなトークが展開されるのでしょうか。
戌井：東陽さんはただ話を聞いてるだけで面白いです。不破さんは俺の本も読んでくださってるので、鉄割と本の話にも自然と向いていくんじゃないでしょうか。お2人は普段から呑んで話したりはするけど、お客さんの前でのトークライブはないので、どうなるか予想できないです。
──戌井さんと言えば、なんとなくお酒好きのようなイメージがありますね。
戌井：いや、人と会う時以外は呑まないです。昔は鉄割の前に呑んじゃったこともあったけど、公演中にゲロを吐いてしまったり、お客さんに「こんな酔っぱらいの集団を見に来たわけではないので、お金を返してください」とか言われたりしたので、もう絶対呑んでないです。と言うか、あれだけ動き回る舞台なので呑みながらできません。
──実際かなり動きがありますし、60歳ぐらいまでやれる舞台ではないですよね。
戌井：ホント動けなくなったら終わりですよね。今までもかなりケガをしてきました。鏡の中に突っ込んで、鏡割れちゃったり、本番中になんとなくジャッキー・チェンみたいに壁を蹴って宙返りができると思って、パーン！と壁を蹴った瞬間に穴が空いて片足がはまって身動きが取れなくなったり…。
──さすがに演目の合間にちょっと休みつつやってますよね。
戌井：ここは休ませてくれ！ って時はあります。あと、他の皆を休ませると言うか、次の出番の人が着替え終わるまで、俺と中島の弟と舞台でなんかやってて、OKのタイミングで舞台裏から咳を3回してもらって、その合図で終わるとかあります。
──今回のイベントの第2部の鉄割パートでは、メンバーに加えて渡部さんと不破さんにも出て頂けるということで、もう何が起こるか皆目見当がつかないのですが…。
戌井：俺にも分かんないです（笑）。でも過去の演目を振り返りながら、稽古場みたいな雰囲気でやっていきたいです。トークメインでたまに実演という感じでしょうか。普段、鉄割では、アフタートークみたいなことはやらないので、すごくいい機会ではないかと。エンターテイメントらしいカッチリとしたイベントにはならないかもしれないですけど、メンバーを見てもらったら分かる通り絶対に面白くなるのは間違いないですし、楽しんで頂ければもうそれでいいです。
──なんか最後は投げやりな感じになっちゃいましたね。何か言い残したことがあれば是非お願いしたいのですが…。
戌井：う〜ん…特にないです。強いて言えば世の中、平和になってほしいです。爆撃とかいい加減にして欲しいし、エボラ出血熱は人間が森林伐採し過ぎたせいで広まったらしいじゃないですか。ホント愚かですよね。人間って。もう最終的に人類が地球を滅ぼすことになりそうで…。
──やっぱり、訳の分からないオチになりそうなのでこの辺で締めます。ありがとうございました！
