お客さんへの感謝の気持ちはすべてライブステージから伝えるという意識でライブしています(コンテンポラリーな生活:朝日)
──今回のこの2マンはチケットが即日ソールドアウトといった反響もありましたし、両バンドの本質的な部分が好きなお客さんが多い気がします。
森:コンテンポラリーな生活は今、ノッていると思うんですよ。お互いにそう思っているとは思うけど(笑)。俺は結構助けてもらっているのではと思っています。
朝日:昨年ロフトで開催した「MUSIC LINXS」で、Brian the Sunと共演した時に彼らの方が動員が多かったじゃないですか。
──またよく覚えていますね!(笑)
朝日:俺は自分が負けた日のことは凄く良く覚えています(笑)。逆に言うと自分が勝った日はすぐ忘れます。悪い思い出はずっと覚えているから、負けちゃいけないと凄い思いますね。
──最近は、お互いどんな意識でライブに向き合っていますか?
朝日:お客さんへの感謝の気持ちはすべてライブステージから伝えるという意識でライブしています。
森:「音楽家として」を凄い考えますね。自分が凄いイケメンだったら、アイドルみたいな感じで接してもらっても良いのですが、自分はもうビジュアル面に対しての自信がないので、そこに対しての劣等感を感じています。
朝日:アイドルみたいなルックスだったら、それを利用してのし上がろうとしたかもしれないけど、ルックスにお金を払ってもらうのは申し訳なくて(笑)。
森:俺らは音楽しかないよね(笑)。
8月4日はあの時は楽しかったなと30歳になっても語れるような良い日に出来るようにしたい(Brian the Sun:森)
朝日:将来的な目標ってある?
森:あんまり考えたことがないな。
朝日:俺は細田 守さんという映画監督の方と一緒に仕事をしてみたいです。めちゃくちゃ影響を受けました。
森:「朝日 廉」として仕事がしたいの? もしくは「コンテンポラリーな生活」として仕事がしたいの?
朝日:主題歌だったら「コンテンポラリーな生活」でやってみたくて、劇中の音楽だったら個人でやってみたい。
──森さんは今のお話を聞いてどう思いましたか?
森:出来るなら何でもやりたいです(笑)。
朝日:映画音楽は楽しそうじゃない?
森:楽しそう。話を聞いて感じるのが、音楽を作ること自体がお互いに好きなんだろうなと思います。バンドは表現の形としてあるのだけど、個人としても音楽自体を楽しめる自信があって。そういう人ってバンドマンという括りの中ではとても少ないように思う。冗談抜きで、結構歳をとってもお互いに音楽をしていると思います。
朝日:バンドマンがバンドしかしちゃ駄目というルールはないと思う。
──最近は、バンドという母体があっても個人でも活躍しているバンドマンを見かけますしね。
森:うちのメンバーも将来的にはそうなってもらったら嬉しいですね。
──バンドを見てくれていながらも、ちゃんと個人を見てくれている証拠ですもんね。
森:個人を見てくれるくらいに個性を出すことが出来たら評価されますもんね。
朝日:バンドとしても凄い良くなると思う。
──お2人とも10年選手と言われるくらい、キャリアを積んでいきたいというのはありますか?
森:10年と言ってもあともう少しなんですよね。
朝日:「閃光ライオット」が6年前になりますもんね。あと4年か。
森:めっちゃ早くて怖いです(笑)。
朝日:音楽で食べれるようになったらいいな。
──では、最後に2マンライブに向けて意気込みを聞かせてください。
森:先のことも考えるし昔のことも思い返すけど、結局今出来ることしか出来なくて。今出来る事をその日にするのだろうなと思うのですが、「あの時こういうふうに思っていたのだろうな」と思い返すことが出来るくらい、しっかりライブの景色とかライブに向うまでの道のりをちゃんと意識出来ると良いなと思います(笑)。8月4日はあの時は楽しかったなと30歳になっても語れるような良い日に出来るようにしたいと思います。
朝日:前、Brian the Sunとロフトで共演した時にBrian the Sunのお客さんの方が多かったから、いろいろとバトルという名前もついていますし、勝ち負けじゃないけど、「絶対に負けない!」という気持ちを持って挑めたら当日は力が出せると思うので、その気持ちでライブをしたいと思います。