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小明(Rooftop2013年2月号)

 Rooftopの読者諸氏は、ロフトプラスワンのスケジュールにちょこちょこ顔を出している小明ちゃんをご存じでしょうか? え、そもそも何て読むか分からない。「しょうめい」......違う! 「こあき」......おしいね。「小明」と書いて「あかり」と読むんですよ。名前だけでも覚えていってくださいね。
 で、この人、何者なのかといいますと、自らを「アイドル」と称しつつライターとしても活動する「アイドルライター」というたわけた肩書きで活動している28歳アラサー女子なのです。まあ、色々と面白かったり、めんどくさかったりする人でして......、今回は一緒にイベントをやっているボクが責任持って小明ちゃんの魅力をお伝えしましょう!(インタビュー:北村ヂン)

28歳、アイドルです!

——ちゃんとした方の「Rooftop」に出るのは初めてですよね。

「これ読む人ってロックンローラーばっかりなんでしょ?」

——そうそう。小明さんってプラスワンではチケット即日ソールドアウトしてますけど、ロックンローラーたちには一切知られてないと思うんですよ。だから今回は自己紹介的に経歴を振り返っていきたいと思うんですけど。

「ロックンローラーが喜ぶようなことを言えば好感度上がるかな?『DVD撮影の時に何回もポロリしちゃって大変でした!』みたいな、男の子がムラムラするような話を……」

——(聞き流す)もういいから自己紹介してください。

「アイドルです!」

——(さらに聞き流す)確かにデビュー当時はグラビアとかやってたわけですけど、10年の芸歴のうち何年目までなんですか?

「えっ、今もだよ」

——違うよ。

「うーん……17歳で事務所に入って21で辞めたから……」

——じゃあ21歳までアイドルだったってことで。事務所にいた頃って給料はちゃんともらってたんですか?

「最初は歩合だったんですよ、月に何千円とかの世界。それじゃまともに生活できないじゃないですか、地下アイドル的な活動とはいえ結構ハードに働いていたのに……。で、事務所に泣きついたら『じゃあ月給にしてあげよう』と月5万円もらえるようになりました」

——それでも5万かー。

「それでも当時は『5万円ももらえる!』って喜んでたからね。でも、他の事務所の子に話を聞いたらOLの初任給くらいはもらっているということが判明して……。良心的な事務所はそんなにくれるのかと。そこで『もっとお金をください!』と懇願したところ8万円に上がって」

——大雑把に上がるもんですねぇ。

「当時はちょっと売れてたんだよ、グラビアもよく出てたし、雑誌の表紙を飾ったり。でも、袋とじで尻を出しても手ブラやっても8万っていうのは固定だからね」

——写真集やDVDの印税とかは入らないんですか?

「入るわけないじゃん! なのに衣装はドンドンきわどくなっていき……。結局、心を病んで入院したり、円形脱毛症になったり……あの8万円がワリに合ってたのかどうかは分からないですね」

——でも、大して売れてないバンドマンやお笑い芸人だったら8万円ももらえないですよ。

「そりゃ、そこと比べればまだマシだろうけど、こっちは尻を出してんのや!」

——で、頭おかしくなって事務所をやめてフリーになっちゃったと。事務所を辞めてから、プラスワンでイベントをやるようになるまでの間は何やってたんですか?

「通院してた」

——アヒャヒャヒャ!(爆笑)

「単独イベントをやる前から、ちょこちょこプラスワンのイベントに呼んでもらってたんですけど、当時は極度のメンヘラだったので、ブログから死にそうオーラが出まくってたんですね。だから『この人、今見ておかないと死ぬかもしれないから……』的な興味本位で意外とお客さんが来てくれたの。そこで自分単独のイベントをやろうということになったんですよ」

——「アイドル→病人→プラスワンによく出てる人」っていう変遷を経てきたわけですね。

「いやいや、ずっとアイドルだって!」

——まあ、それでもいいけど。しかし事務所時代にひどい衣装を着せられ、金も儲かるわけでもないし、アイドルなんてやめて就職しようという考えは出てこなかったんですか?

「頭をハゲ散らかして、パニック発作に鬱病で電車も乗れなくなってるし、人と会話もできない。そんな状態でどうして就職なんてしようと思う?」

——あ、ああ……(察する)。