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INTERVIEW

トップインタビューKYOKUTOU GIRL FRIEND主催公演「"GIGS" WEEKLY KGF_4」開催記念ヴォーカル対談! 林田倫堕(KYOKUTOU GIRL FRIEND)× 手鞠(amber gris)

お互いがお互いをライバルと認め合うカラーの異なる両バンドのヴォーカルに直撃!!

2011.05.22

7月29日の新宿LOFTでのワンマンのライブで解散することを発表したKYOKUTOU GIRL FRIEND。
5月は毎週末に新宿で主催公演を開催し、そのファイナルが5月28日に新宿LOFTで開催される!
とても色の濃い出演者が新宿LOFTに集結します! そんな色の濃いバンドの中から、出会った時からお互いを認め合っているヴォーカル同士の対談がここに激突!
(文・構成:新宿LOFT 河西 香織/photo by:o-mi)

〝出会う前から意識していた二人の関係性〟

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——まずはお二人の出会いを教えてください。

林田倫堕:出会いは…手鞠さんとお互いを認識してお話ししたのは、ギルガメッシュさんの”CRAZY TOUR 08-09”のツアー・ファイナルのSHIBUYA-AXの中打ちですよね?

手鞠:そうですね。2年ぐらい前ですね。(2009年3月22日)

林田倫堕:amber grisさんを始めるちょっと前ですよね?

手鞠:そうですね。始めるギリギリ前ですね。その時はまだ動く準備をしていた時期ですね。でもその前に池袋CYBERでKYOKUTOU GIRL FRIENDさんのライブを一度観ているんですよ。その日のイベントは全体的に凄く良かったんですけど、出演者のメンツの音楽の方向性がばらけていて、すごく見応えのあるイベントだったんですけど、メンツがばらけちゃっている分、お客さんの盛り上がりが少し欠ける所があったんです。1バンド1バンドはすげー熱いのに、お客さん全体の盛り上がりはなかなか沸点に行かない日だったんですけど、「すげー格好良い! こういうバンドがいるんだ!」ってKYOKUTOU GIRL FRIENDさんの事を思ってたんですよ。そんな時にギルガメッシュさんの中打ちでお会いして。大谷さんといらっしゃってたんですよね?

林田倫堕:そう、名古屋のenter brainの社長の大谷さんと一緒に観に行ってたんです。

手鞠:それで大谷さんに「失礼ですけど、KYOKUTOU GIRL FRIENDのヴォーカルさんですよね?」ってお話しをして、大谷さんを通してご挨拶をしたんです。

林田倫堕:実は、今だから言うけど、手鞠さんが前にやっていたバンドが好きだったから(笑)、「あっ、本物だ! 本物が目の前にいる! しかも俺、今話しかけられている!」っていう心境で挨拶をしてたんですよ。

手鞠:あの日は自分的にいろいろとセンセーショナルでしたね。前のバンドのメンバーや元々一緒にやっていたドラムのそれぞれがギルガメッシュを観に来てたんですよ。ギルガメッシュとは歳も近くて、ツアーとかも2マンで一緒に回っていたりして仲が良かったんですが、元々一緒にバンドをやっていたドラムにトイレで会った時に、「なんか置いてかれちゃっていて、打ち上げでも何をしゃべったら良いか分かんねーよな」ってぼそって言われたから、「一生懸命やってたバンドとやってるつもりだったバンドの差じゃね?」って少し毒づいちゃって(笑)。っていうちょっと性格悪い所があるんですよね、僕(笑)。ちょいちょいあるんですよ(笑)。

林田倫堕:(笑)僕は手鞠さんの前のバンドのベースの方とは少し面識があったので、その日も少し話したりしたんだよね。そして手鞠さんがいて、挨拶して。手鞠さんは初対面なのにすごくKYOKUTOU GIRL FRIENDを褒めちぎってくれるわけですよ。「僕も近々シーンに復帰するので、対バンしてください」って話もしてその日は別れたんですけど、こんなに深くお付き合いすることになるとは思わなかったですね(笑)。

手鞠:(笑)そうですね。

林田倫堕:その頃、amber grisのベースの殊さんとは他の場面ですれちがったりしていて、「バンドそろそろ始めるんですよ〜」っていうテンションでおっしゃっていて、まさか手鞠さんと一緒にやるとは思わなかったから、それを知った時は「これはまた強烈なバンドがシーンに現れるんだな」って思いましたね。

手鞠:地味にゆるっと始まりましたけどね(笑)。

林田倫堕:でも僕は、一刻も早く対バンしたかったし、一緒に何かしたいなって思いましたね。これは別に社交辞令とかではなく!

——初の対バンはどこだったんですか?

手鞠:一番最初はどこでしたっけ? 結構一緒にやっていて、もう分からないですね。

林田倫堕:もしかしたらうちのツアーかもしれない。うちがアルバムのリリース・ツアーをやった時に名阪公演に来てもらったかもしれない。cocklobinとも一緒でしたね。

手鞠:あれは楽しかったですね。

林田倫堕:いきなり東京じゃないですよね? 最初が地方で。

手鞠:と思うんですけど…。でも高田馬場AREAで1回やったかも。Plugさんのイベントで…。

林田倫堕:あっ、やってるかもしれない。

手鞠:そこで一緒にやって、そして仲良くなって名阪行ってるかもしれないですね。

林田倫堕:かもしれないですね。もう一緒にやりすぎてて記憶が曖昧ですね(笑)。   

手鞠:ですね(笑)。いつから一緒にやってたっけ!? って感じですね。

林田倫堕:音楽性とかはお互い違うんですけど、うちのメンバーもamber grisさんの音楽が好きで。これも本当に社交辞令じゃないんだけど、何か惹かれるんです。手鞠さん達がどう思っているか分からないんですけど、僕たち4人は、ヴォーカルである僕の声がこれだから、キャラがこれだから、KYOKUTOU GIRL FRIENDをやっている所があると思うんですね。ヴォーカルに合わせて、という訳ではないんですけど、このヴォーカルを武器にして創り上げたものが、たまたまKYOKUTOU GIRL FRIENDだったっていうだけで。僕が手鞠さんの声だったら、amber grisのようなバンドをやっていたと思うんですよ。

手鞠:(笑)あ〜あ〜あ〜、なるほど。

林田倫堕:だから、表面的な音楽性とかファッションとか打ち出し方は全然違うんだけど、根本的な所はすごい似ているなと思うんですよ。手鞠さんが僕みたいな声だったら、KYOKUTOU GIRL FRIENDみたいなバンドをやっていたと思うんですよ。

手鞠:やっていたと思いますね。同じ所に根底があって、そこから派生していく姿だったりするので、それをamber grisのメンバーも分かっているからKYOKUTOU GIRL FRIENDさんをみんな好きだし、いつも1番に意識している感じなんですよね。

林田倫堕:きれいなぐらいにシーンの中では極端な存在だと思うし、真逆の位置にいるし、ここ2年ぐらいはamber grisさんに負けたくないって思ってやってましたね。

——良い関係性ですね。

手鞠:そうですね。非常に活動の励みになるというか。実際楽しいですからね。

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LIVE INFOライブ情報

2011年5月28日(土)新宿LOFT
KYOKUTOU GIRL FRIEND主催公演「“GIGS”WEEKLY KGF_4」

出演:KYOKUTOU GIRL FRIEND/amber gris/9GOATS BLACK OUT/Moran/Kaya O.A.:ヴィデオグラマァ
OPEN 17:00/START 17:30
ADV ¥3,000/DOOR ¥3,500(D別)
チケットは、ローソン&LOFT店頭はSOLD OUT!! e+が残少!!!
問い合わせ:新宿LOFT 03-5272-0382

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