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【ライブレポート】Base Ball Bear「日比谷ノンフィクションⅣ」@日比谷野外大音楽堂生音を鳴らし続けるロックバンドとしての決意表明 2015.06.19

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アルバム「二十九歳」のツアーから、インディーズ時代の楽曲のみで構成したライブを経て、6月13日(土)日比谷野外大音楽堂で開催した、4回目となるシリーズライブ「日比谷ノンフィクションⅣ」。
 
おなじみのXTCのSEが流れ、メンバーがステージに現れるなり、小出祐介(Vo&G)が「日比谷ノンフィクションⅣにお越し下さいましてありがとうございます。さっそくですがゲストを紹介したいと思います。」と、いきなりRHYMESTERが登場!! 大歓声が沸き上がるとともに始まった「The Cut -feat.RHYMESTER-」では、冴えわたるギター、憂いを含んだ小出のボーカルと切れ味鋭いラップの重なりに、熱狂のグルーヴで早くも、立ち見含めて満員の会場が興奮に包まれた。「The Cut -feat.RHYMESTER-」終わりでは、ステージ後方の暗幕が落ちると、そこには「日比谷ノンフィクションⅣ」と書かれたフラッグが現れた。
 
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次曲、「CRAZY FOR YOUの季節」から新旧織り交ぜた展開に、ギターロックの疾走感と重量感でバンドの個性が浮き彫りになる。音が研ぎ澄まされ、バンドサウンドの厚みと揺るぎない安定感が増しているからこそ、一層伸びやかに感じる小出の歌唱となった。
 
MCコーナーではバンド間の絶妙な掛け合いで、堀之内大介(Dr)のツッコミに磨きがかかり笑いを誘う。
 
小出は、日比谷野音と言えば中学生時代に映像で見たヒップホップの歴史的イベント「さんぴんCAMP」だと言い放つ。特にRHYMESTERへの憧憬を語り、後日自身のツイッターでRHYMESTERと野音で共演できた喜びを重ねて言葉にしていた。そんな、RHYMESTERへ敬意を示し「スクランブル」へと突入。ベボベ流ファンクでギターとリズムが弾ける。また、日も暮れかけた日比谷の空に、「ホワイトワイライト」、「ラブ&ポップ」がいつになく感傷的に響く。
 
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続くMCでは、「今は打ち込みの音楽も多く、同期や打ち込みを入れればストリーミングやMP3で聴きやすい曲になるかもしれないけど、僕らはそういうのがやりたいわけじゃないし、そうじゃないものをかっこいいと思ってきた。だからこそ全部人力でやっているし、僕はそれをロックと呼びたい。生音を聴かせるロックバンドであり続けたい。」と宣言。自身がこだわり抜いて考えるロックバンドとしての在り方と信念を表明し披露した、「Tabibito In The Dark」では、ロックバンドが鳴らすダンスミュージックを繰り広げ、高揚感で会場が一体となりクライマックスへと向かっていく。
 
6月ならでは湿度感と時折吹く微風が肌に心地よい日比谷野音には、特別な密度の空気が漂っていたように思う。Base Ball Bearというバンドへの期待感や、思いをこの場で共有していると強く感じた本編であった。今回特に男性の歓声が多かったのも印象的である。
 
バンドが歩んできた道にブレがなく、来年メジャーデビュー10周年と結成15周年を迎えるBase Ball Bear。アンコールでは、8月から3カ月連続エクストリーム・シングル3タイトルリリースと秋のツアーが発表され、第1弾となる「それって、for 誰?」part.1を初披露。さらに「BREEEEZE GIRL」では、夏の訪れを感じさせ、貫禄のステージで「日比谷ノンフィクションⅣ」の幕が閉じた。 ついに始まった音楽ストリーミングサービスにより、音楽の効き方・伝え方が変わっていくかもしれないこのタイミングで、Base Ball BearはCDシングルの概念を覆す新たなかたちを打ち出し、2015年を駆け抜ける。
 
【セットリスト】
M1.The Cut -feat.RHYMESTER-  
M2.CRAZY FOR YOUの季節
M3.Transfer Girl
M4.yellow
M5.そんなに好きじゃなかった  
M6.愛はおしゃれじゃない
M7.スクランブル
M8.ホワイトワイライト 
M9.ラブ&ポップ  
M10.Tabibito In The Dark 
M11.十字架You and I 
M12.changes 
M13.ELECTRIC SUMMER
M14.UNDER THE STAR LIGHT  
M15.魔王
M16.PERFECT BLUE 
EN1.「それって、for 誰?」part.1 (2015/8/5発売シングル曲)
EN2.BREEEEZE GIRL
 
photo:緒車寿一
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