人間不信の理由は数あれど、人生の悩みの多くが人間関係だからねと先日友人と話していて嗚呼そうか。私だけじゃないと安心した浜崎ですが、前回の中学二年のまさに中二病真っ最中の時期に経験した話の続きに戻りますね(詳しくはバックナンバーかRooftopのウェブでって先生が言ってた)。
ポエムを書いていることをキモいと言われ、激高した私は(冷静に考えると中二病拗らせてて確かに気持ち悪い存在ではある)、Aちゃんと話し合う時間を持てないまま部活の練習に戻ったことが不満でした。
帰る時、Aちゃんとその取り巻きを引き留めて、「言いたいことがあるならしっかり話をつけようよ」と後日放課後の音楽室に呼び出しました。
二人でと言ったのに、取り巻きの数人の同級生を引き連れてAは登場しました。
うわっ、なんて汚いやつだ、と思いましたが、こちらはもっと汚いので部活の顧問を呼んでいました(笑)。
事のあらましと、最近Aが無視するなど納得いかない態度を取ってくること、最初に部活に誘ってくれたのはAで、とても嬉しかったのにそんな仕打ちはないんじゃないかというようなことを顧問や取り巻きに訴えました。
取り巻きはまぁもともとAの味方をするつもりでやって来ているので心底どうでも良かったですが、顧問の先生がうまいこと話を取りまとめてくれて、話し合いには当事者だけでなく冷静に判断できる第三者がいたほうが良いなと当時思いました。
「仲良くしてたのにどうして? バレエをやってた頃からの付き合いじゃない」
と発言すると、Aはピクリとし、私に向かってセキを切ったように溢れ出しました。
「バレエをやってた頃から仲が良かった? 勘違いしないでくれる? 当時から私はあんたのことが目障りだったのよ。近所であのお教室に通ってるのがあんたと○○ちゃんだけだったし、○○ちゃんは地味で目立たないし面白くないから消去法であんたと話してただけ。
バレエの時間だけの暇つぶしの相手と思ってたのに学校でも親しげに話しかけてきて鬱陶しかったよ。それなのにあんたはいつも目立ってて、下手くそなくせに先生に気に入られててほんとムカついてた。先生のあんたを見る目と私の見る目の違いに気づいたことがある? 贔屓されてる人間は気づかないでしょうね、その時の屈辱感と言ったら。中学に上がると忙しくなるからって言って辞めたけど本当に清々してる。もうあんたと無理して付き合わなくていいと思ってたのに辞めてからも無神経に話しかけてきて本当にウンザリ。観に行きたくなんかないのに発表会や公演に誘ってきてマジでこいつ無神経だなって思ってた。辞めた人間なんか誰も相手にしないのにあんたは楽屋まで呼び出して何のつもりよ? あの後みんなで私のこと笑ってたんでしょ?
あんたを吹奏楽部に誘ったのも全部そういうつもりで誘ったのよ。あんたを孤立させてあんたに味わった屈辱を思い知らせてやろうと思ったのよ、何がいけないの? 最初に嫌な思いさせてきたのはあんたのほうじゃん!」
心の底から驚きました。そして彼女の言っていた発表会の件など微塵にもそんなつもりはなかったので、心の底から申し訳ないことをしたと思いました。Aちゃんはいつも穏やかで優しくて大人しい子だと思っていたので、勝手に応援してくれていると思っていたらその逆で、私のことを心底憎んでいたのです。確かにAちゃんは不器用でしたが、バレエは私のほうが下手だと思っていたし、先生が構ってくるのは単に下手くそすぎて目に余るからだと思っていました。まさか、贔屓されていると思われているなんて...。
絶望的な気持ちになった中二の浜崎のその後の行動は? まだまだ長くなりそうなので、以降の自分の心境、そして決着については次回に持ち越します(えっ、また続くの!?)。