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成宮アイコ編集部日記タイトル

雰囲気 is マジこわいー吐露は的確にしたいー 2016.09.21

 
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久しぶりに、赤羽台団地に行ってきた
夜の受水槽めちゃくちゃかっこいい
 
黙っていると加担したことになるルールは困るから、声を出したくても出せないときの手段を増やすことがしたい。
 
これは人生で大切なできごとだ!というときは、その瞬間に100パー気付けるなら楽だけど、大きな電球が頭の右上にピカっと点滅するわけはないし、「これはのちに重要な意味を持つためしっかりと記憶しておくとよかろう…」なんていうナレーションが流れるわけもないし、そうそう人生は都合よくいかないので、記憶がちょっと薄ぼんやりしたころになってやっとハッ!と目が覚めたようにすべての物事がつながっていることに気付いたりしますよね。人生は伏線だらけかよ、まったく。
 
たとえば、大きな事件があったときに、リアルタイムで何かを言うあるいはSNSに書きつらねることをあまりしないのは、そりゃあ当然、何も思っていないわけではないのですが、何かを言わなくちゃいけない・批判をしなくちゃいけない雰囲気に飲まれて、勢いで分析めいたことをしたくないし、やはり吐露は的確にしたいじゃないですか、伝わりたいじゃないですか。雰囲気 is マジこわいじゃないですか。
 
"犯罪者の気持ちがわかる"と言ったら即時アウト・友人リストから抹消・発言権なし、がアウトだと思うのは "犯罪者の気持ちがわかる"からこそ「それは絶対に選んではいけないのだ」と言いたいわけで、「え…そこだけクローズアップする? そしたら意味違くない? だめじゃね?」と思わざるをえない悪意がどんどん増えているので、だから最後まで聞きたいよね。本人の声で。
 
 
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ときどき、日本海が恋しくなる
ほぼ曇天だし波もすぐ荒れるけど
 
わたしはニュースサイトじゃないし速報じゃないし、ただの人間なので即時発信を求められているわけでも、そもそも即時じゃなくても求められているわけでもないので、何かを言おうが黙っていようが別にという感じですが、やはりそれでも、吐露は的確にしたいじゃないですか。本心なので2回言いました。そして、それは普段の会話で使うような言葉じゃなくちゃ嫌だな。すぐに古くなる流行りの言葉は全部消費して、ネットスラングも軽々しく使って、なんでもないことのように会話ができたら、本音を言いやすくなるような気がしている。気負うの無理。だから、いつまでもこうやって話をしていようよ、と思います。そういえば、小学校のころの国語の時間、わたしの作文を読んだ先生から「成宮さんの文章は息継ぎができないねぇ」と言われたことを、いま急に思い出しました。先生ごめんなさい、大人になっても全然変わりませんでした。いつまでもこうやって終わらないような話を書き連ねていたいし、話していたい。
 
一人で重いの持つのとか超やだし!というわけで「あなたの人生で忘れたいけど忘れたくないできごと」を募集してみたところ、たくさんの方から人生のエピソードを教えていただき、そのメールの最後には「預かっておいてください」と添えられていることが多く、実はちょっと泣きました。その声たちは「その足元にまでも」(こちらをクリック)という朗読詩になりました。まず自分自身が生きている実感がないのならばそりゃあ他人が自分と同じように命をもって体の真ん中少し左をドキドキとさせながら生きているのだ、っていう実感も薄れるでしょうよ、と思っても、だから仕方ないなんていう結論はもっと嫌なんだよ。命のことに関しては諦めたくないから、しぶとくしつこく、続けていきます。
 
 
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パスワードを忘れたとき用の
「秘密の質問」とか超知りたい
 
自殺するか人を殺すか以外に、もうひとつ選択肢がある世界がいいし、わたしたちはその選択肢を選べるはずだ。つまり!みんなで生きる、ということだよ。これは今度こそいい加減無理だろ、ってことはこれからも何度もあるのは確実だけれども、されど、望もう。
 
そんなライブを明日、あさくさにある小劇場「あさくさ 劇亭」で開催いたします。ありがたいことにご予約で完売しているので、当日券は出ないのですが、進化バージョンで再演をしたいと思っております。
 
 
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9/22(木・祝)あさくさ劇亭
カウンター達の朗読会 presents「されど、望もう」
 
【出演】成宮アイコ(朗読)、Tokin(ライブペイント)、タダフジカ(ギター)
【料金】予約1500円 (SOLDOUT!!!)
【時間】開場18:30 開演19:00(終了予定21:30)
【会場】あさくさ劇亭 (〒111-0035 東京都台東区西浅草2-8-2)
 
これは個々が集まった3マンライブではなく、3人で組み立てる2時間半の物語です。
今回のライブの中には、わたしたちだけではなく「あなた」も存在しています。
はたして、物語の中に入ってしまったのか、もともと物語に入っていたのか。
この世界でわたしも「あなた」も生きているということを、もう一度、確認するために。
他人どうしが一緒に存在するとはどういうことか、世界とは、実感とは?
ぜひ、ともに体感をしに来てください。
 
 
プロフィール

成宮アイコ(なるみやあいこ):ロフトプラスワンで開催している”生きづらい人間集結!”を合言葉としてお笑いを交えたパフォーマンス集団「こわれ者の祭典」メンバー。ネイキッドロフトで不定期ライブ「カウンター達の朗読会」を主催。詩や短歌を絶叫朗読するスタイル。サブカルクソ野郎のテンプレを体現していたらついうっかりロフトへ入社。サブカルってマジョリティじゃん?と錯覚する毎日。

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